こんにちは


先週末は大阪に行っていました。

NHK梅田文化センター

そして中谷塾への参加してきました。


今回は猛烈に自分を問われる内容が続き、

正直、まだ考え続けています。

その話はまたどこかで。


金曜日・NHK梅田文化センターでのセミナー後、

思いがけず、「書」をする場面に立ち会いました。


ラッキーです。

まさか、そんな瞬間を見れるなんて。

私も書道教室に通っているだけに、

書く瞬間に立ち会える嬉しさは格別です。


そんな、はしゃぐように見ていた私ですが、
中谷先生が筆を置くころには、


「こういうことなんだ。」と、

その場にペシャンとしゃがんでしまいそうでした。


それは、「書」をする前に、

その姿勢、全部を見せてもらえたからです。


それは、「言い訳をしない」ということです。

もう「言い訳はやめよう」

そう心に決めた出来事がありました。


場面をお話しすると・・・

NHK文化センターの告知のチラシに、

中谷先生の「書」を載せようということになり、

事務局の方が筆と墨と色紙を用意しました。

さすがは文化センターです。

さっと出てくること自体、驚きです。

でも、出てきたお道具をみると

「あれ?」と心配することばかり。

中谷先生の書体は「隷書」です。
行書・草書 ではありません。

『一万円』とお札に書かれた、あの字体です。


太い・細いの違いを際立たせるため、

・墨汁は濃いめ。
・紙は筆が食い込むもの

・筆先を使うので、弾力のある毛の筆。


用意されたものは、

どれも少しずつ違っているように見えました。


そして墨汁と色紙の相性もわからない。

「にじみ」は書きながら予測するのかな?


そんな状況の中、

中谷先生は一切の言い訳をせず、

筆をとりました。


考えてみたらそうですよね。

そこで言い訳したからって、

別の筆や濃い墨が出てくるわけではない。

だったら今、目の前にあるものでベストを出していく。


ただそれだけ なんですね。

言葉だけではなく、

師匠の「振る舞い」で気づかされます。

筆を走らせる瞬間、

私はココロの中で、そっと絶叫でした。


「うそだ うそだ うそだ」


書道の言葉に

「弘法、筆を選ばず」とありますが、

弘法先生(空海)ほど、

筆を選んだ人はいなかった。

という通説が書道界には残っています。



だけど、もう、やめます。


「言い訳」するより、ベストを尽くす


どの瞬間も、

その繰り返しなんですね。


そして、その姿は、

誰よりもカッコよかったキラキラ


中谷彰宏に学ぶ

人生が動きだす100の事   71/100