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職業、肩書、お金、家族あなたは何がほしいのか?

社会人になってから10年で、上場・未上場企業と企業役員・社長業を経験したが現在無職。
たまには休むことも必要だ。信ずれば、道は拓くはず。いままでの経験を棚卸し、次に進むために、ブログを始める。

謙虚に、自分らしく、自分の生かす場を見つけるために書きます。

自分は嫁・子供の3人暮らしである。
子供はやっと一人で、歩けるようになったくらいで、まだ言葉は喋れない。
嫁は大手のテクノロジー系の企業でスタッフ部門の仕事をしている。現在は時間短縮勤務で、子供をお迎えにいける時間に仕事が終わる建前になっている。

しかし、嫁にも残業があり、メールで「今日はあなた(僕)が迎えにいって!」と指令があれば、迎えに行き。
お買いものリストを渡されれば、近くのスーパーまで行き、「今日は遅くなるからXXX作っておいて」と指令メールが入れば、料理もする。
しかし、この前作った料理が自分の食べたいものだったため、子供の食べるものがなく、かなり愚痴られた。。。。

さて、そんな要領のいい、最愛のパートナーなのだが、仕事していると愚痴もたまる。
基本的に、僕は仕事の話しは家ではしない。重大なデシジョンメイキングの時には相談をする。社長時代にもしていた。そんなことは従業員には言えないが、、、
僕は家でも基本的にお酒はの飲まないが、嫁は飲む。
ビールを飲みながら本日の「新人たちと社長の懇談会」の話をしていた。
こういうことができる人が社長だと僕はいいと思う。もちろん、それをプラスの効果にできるのか、マイナスになるのかは諸刃の剣であるが、これくらいのことでレピュテーション落とすくらいなら、社長なんかやらない方がいい。
で嫁であるが、「30代既婚子持ちで新人はないでしょう」と上司にいったものの、人数が足りないから一番年齢的に近いから出席して、おねがい」と懇願されて出席したそうだ。。。

ここで引っかかるものが、、、
①社長の肝いりなので、人数を集めなくてはいけない→馬鹿な話しだとおもう。


懇談会で、人件費の削減を実現するためにはどうしたらいい?という質問が社長から出たそうだ。

ここで、また引っかかるものが、、、、
②社長が人件費の削減に躍起になっているという印象しか僕は受けないけど、そんなこと社長は絶対に一般社員のまえでいっちゃダメでしょう。ただでさえ、この不景気でその会社はボーナスも出てないんだから、、、その上削るって何?社長の給料を公表して仕事に見合ってることを証明し、それでも自分はこの給料の半分でいいから、皆さん5%の削減に協力してください。などといった後であれば別格だが、


この会社が対外的にどういうレピュテーションを持っているかは僕は業界に明るくないので分からないが、この社長では難しいなと思う。
もちろん、経歴や学歴はピカピカなので、一般的な用語での「あたまがいい」人なんだろうけど、、、


嫁は社長より「当社の雰囲気と、前職の企業と会社の雰囲気とかちがう」と聞かれ、元気のよさとか、社員同士の交流、会社の意思疎通、部署を超えた情報量の多寡は格段に今の会社が劣ると発言。僕と嫁は昔同じ会社で働いていたため、前の会社の雰囲気はよくわかるが、それでもグッドカンパニーには程遠かったと自分は記憶している。
それを聞いて、社長は特別なんともリアクションを取らなかったようだ。。。

ここで引っかかるものが、また、
③この社長、この会社のこと好きじゃないんじゃないか?と思った。
現役の社員が、前の会社の方が雰囲気が良かったと聞いたら、僕が社長であれば、相当落ち込む。
そうであれば、なおさら自分の発言を増やすし、意思疎通もしやすい環境を作る。


パナソニックをV字回復に導いた中村社長の話を聞いたことがある。
中村氏は、パナソニックの社員を全部知らない。当然、何万人も従業員がいるわけだから、全部を知るのは不可能だ。あるときパナソニック本社のエレベーターで、他の人と乗り合わせた。
その人を一目見て、その人を先にエレベーターに乗せ、一礼しエレベーターに乗り込んだ。
「本日は、当社にお越しいただきありがとうございます。今後ともパナソニックをよろしくお願いします。」と挨拶をしたそうだ。当時、大決断をし、「パナソニック潰れちゃうんじゃない?」と言われていたときだったそうだ。
挨拶をされた人間は実は一般社員だった。だから、当然社員は社長のことは知っている。
そんないきなり社長から、一般社員に挨拶されたら、びっくりする。しかも、それが来社されたお客さんと間違えられた。
その社員は、社長の姿勢を垣間見ることになった。
社長は言外のメッセージを実はここで発していた。
一つは、当社はお客様によって支えられているということ、取引先かもしれないし、仕入先かもしれないし、何者かわからないが、自社にいらしたお客様に丁寧に接した。
二つ目は、なぜその人に挨拶したかであるが、その社員は社章をしていなかったそうだ。社章をしていない人間は当社の人間ではない。と判断したんだそうだ。この隠れたメッセージは、社章をつけられない・つけたくない社員は自分が所属している組織に誇りを持っていない。
自分も経験があるが、こんな社章カッコ悪いからつけたくないと全くつけなかったことがあった。つけることを強制させられることはなかったが、ほとんどの人がつけなかった。
式典の時だけつけることを人事が義務付けていた。

僕は、「あなたはどこで働いているの?」という質問に対して、「○○株式会社です」と胸張って言える社員が多い会社は、その会社で働くことの満足度が高いと思うし、当然アウトプットも高いと思っている。
それは当り前だろう。
社長自ら、自分の会社がけなされているのを見たら、やっぱり悔しい。
それが内部にもいることが分かれば、当然何らかの手を打たなければと思う。
企業のほころびはこういうところから始まると思う。
もちろん、強制的にでもなんでも社章を着けている会社がいいといっているのではない。社員のモチベーションや、企業に属していることに、どれだけ意味を込め、従業員のためにどんなリターンを返せているか?
それは投資家でも、取引先でも、仕入先でも同じだが、「御社と取引できて良かった」といわれる会社と、「網御社とは取引したくない」と言われて、へこまない会社とでは、格段の差がある。

社長の仕事とは、こういうことも非常に重要だとおもう。