夕方、16才の男の子Dから電話があった。
本来なら高校一年生。でも高校へは行かず世間で言うニート生活をおくっている様(笑)
Dとは不思議な縁で知り合ってから四年ぐらいになる。
出会いは2012年の5月ぐらいだったかな。自分が雇われていた時期に、お客さんとして、よく来てくれていた当時中学一年生だった男の子。
初めて会った時の印象は気の利いた子だな、頭がいい子だな、そんな印象だった。
私だけじゃなく、その お店の店長さえも同じ事を言ってたほどで当時は店長と、あの子の将来が楽しみだね!って意気投合してたほどだった。
ところが店長の意向で、そのお店は半年あまりで閉店し、その男の子とも会えなくなってしまった。
ここでも色んな学生さん色んなお客さんと知り合えたけど私の中で特に印象に残っている中の一人の男の子Dだった。
何かあったら、いつでも電話しておいで!と自分の携帯番号を教えておいたけど、かかってくることもなかった。
でも、ふと忘れかけたころに街で偶然会ったり、そんな日があったなと今になって思い出す。
あの偶然は確か2013年10月ぐらいだったかな。地域であるイベントに消防行事で出向いていた時だった。
「わぁーD元気ね?」
『元気ばい!つか何しよると?』
「消防の用事」
『消防も入っとると?』
「うん!」
『凄かぁー』
「へへっ(笑)またね(^_^)v」
相変わらずDは甲高い声してんな~
でも元気そうでよかった。
バイバイの後に安心した自分がいた。
そして次の再会
2014年10月 自分のお店にラーメンを食べに来てくれた。その時は、ただただ久々の再会が嬉しくて嬉しくて…
あんなに甲高い声をしてた、あのDが中学三年になり、やっと声変わりしてて(笑)散々からかい、はしゃいだものだ。その成長が何故か自分の成長のようにも嬉しかった。
「D高校は、どこ志望してる?!」
『俺、高校行かずに働く!!』
「はぁ?!どこで?」
『自分の おじさんとこ』
「そかそか」
ただ何気ない会話をし、その日は久々の再会を喜んだだけの1日で終わっていた。
それ以来Dと会うことも、お店に来ることもなかったけれど、また いつか会える時を楽しみにしてた。
そして次の再会は翌年2015 5月。先月の話になるけど友達と ご来店。その時に色んな話をした。
Dは学校にも行ってなければ働いてもない様子だった。じゃあ、何をしてるんだ?と聞いても
何もしてない。としか答えなくて、うちでよかったら、いつでもバイトにおいで!と、もう一度、自分の番号をメモに書き渡しておいた。
かかってくることもないだろう…
でも、本当に来てくれたら嬉しいな…
間もなくは、そんな淡い期待をしていたけれど、もう正直忘れてしまってた(笑)
そしたら一昨日の夕方知らない番号通知で不在着信。かけ直すとDだった。
7月からバイトに行きたい。明日 お母さんに、もう一度電話させるから、宜しくお願いします。と…
そして昨日25日の夜Dのお母さんと電話で話した。
まだ、どうなるか分からないけれど来月1日から確実に来ることが決まった。
少し不安もあるけどDに賭けてみたい!私の力次第では、あの子は絶対に伸びるはずだと何の根拠もなく今は思っている。
身を削る思いをするかもしれないことも覚悟して、もしかしたら自分の本当の夢が叶うかもしれないことも期待して…
始まるか終わるか究極の未来、これが最後の賭けだと思って腹をくくっていたい。