映画の楽しみを教えてくれる作品 『ブラックブック』 | シネフィルの映画・DVDレビュー

シネフィルの映画・DVDレビュー

映画狂(シネフィル)マメオによる

映画とDVDのレビューと批評です。

僕はもともと映画が好きで、いろんな作品を観てきました。
ここ数年は観てきた作品をノートに書きとめてきて、それもかなり貯まってきました。

ここで紹介する作品は基本的に僕が「お勧め」する作品を中心に綴っていこうと思っています。
一人でも多くの人が素敵な作品に出会えるお手伝いができればいいと思っています。


記念すべき一作目に選んだのは『ブラックブック』です。
ある意味、僕がこのサイトを作ろうと思ったキッカケとなった作品です。

すぐおのブログ-ブラックブック
   スマイルBEST ブラックブック [DVD]

人から借りてなかなか観ずに放置されてるDVDやCDってのは意外にあるものです。
そういう作品というのは、そこまで期待していない作品が多かったりします。
そして、そういう作品に良作が眠っていたりするんです。

【タイトル】ブラックブック(Black Book)
【キャスト】監督:ポール・バーホーベン(『氷の微笑』とか作った監督)
      カリス・ファン・ハウテン、セバスチャン・コッホ
【ストーリー】舞台は第二次大戦の最後の2ヶ月というドイツ占領下のオランダ。ユダヤ人女性ラヘルは家族をナチスに殺され、復讐すべく地下組織に身を投じる。そこで体を張ってナチス将校に近づき、目的を遂行しようとスパイ活動を始めるが、ナチス将校ムンツェにいつしか心惹かれてしまう…。
ラヘルの様々な思いと戦争の現実。なかなか進展しないスパイ活動。多くの疑念の晴れない中で終戦を迎える。しかし、それは事の終わりではなかった。。。
【みどころ】スタートから一時間半は普通のヨーロッパを舞台にした戦争映画。けれどもこの作品は最後の30分が秀逸。だから、評価は見終わってからするべし。思想的に考えさせられるとかではないけれど、ディティールにまでこだわった最近にしては良質な映画でした。個人的には主人公ラヘルを演じているカリス・ファン・ハウテンもよかったですが、ナチス将校ムンツェを演じるセバスチャン・コッホのさりげない演技力がいいです。
【総評】監督がサスペンス系に強いポール・バーホーベン。自身がオランダ人だけあって、言語的にもヨーロッパにこだわってました。ただ、ヨーロッパ映画とアメリカ映画の中間といった感じでハリウッド・サスペンスに飽きた方は是非とも。観終わって、もう一度観たくなります。特典映像のインタビューも興味深い話が収録されております。
気になる方は観て損はありませんね。

この映画を観ようという方はこちら

【評価】☆☆☆☆★ 4.5
とりあえず脚本がいいです。
どうもこの手の映画は史実や教訓的なところを重視して展開がおそろかになるのですが、
この映画はそのへんを脚本の面白さで勝負できるものとなっています。
何度も観て楽しめる映画です。