俳優の熊谷真実(64)が自身のSNSで結婚パーティーを行ったことを報告したのは4日のこと。「私たち2人は実は結婚パーティーを予定していませんでした。でも妹の松田美由紀が、『真実ちゃんの結婚パーティーしてあげてください』と言ってくれたのがきっかけでした」と明かし、ネット上では「奇跡の64歳」「ウエディング姿が美しすぎる」と話題になった。 【写真】本田翼のファミレス写真に人影が写りこんでいる? 「誰と食べてるの?」「男か?」と興味津々の声 

 

 

熊谷は、1980年に劇作家のつかこうへい氏と結婚し、2年後の82年に離婚。2012年に書道家で12歳年下の中沢希水氏(46)と52歳で再婚し、21年に離婚。そして23年には現夫(一般男性)と3度目の結婚になる。

 

2度目の結婚では夫の地元・浜松に移住、地域に根差した芸能活動にライフスタイルを大きく変えたが、61歳のときに夫から別れを切り出され、9年の結婚生活にピリオド

 

を打った。熊谷のように経済的に自立している女性はあえて再婚を選ばない場合も多いが、なぜまた結婚を選んだのだろうか。

 

 

  思い起こすのは、3度の結婚&離婚でワイドショーを騒がせた五月みどり(84)。

 

3度目の離婚を経て、現在は元マネジャーの男性と事実婚状態。お色気キャラだけに、タレントとしては独身のほうが人気につながるという声もあり、当時の芸能界では珍しい存在だった。

 

家族問題評論家の池内ひろ美氏がこう言う。 

 

「一般的に女性経営者やタレントさんら自立した女性は“寂しがり屋の一人好き”で結婚に向いています。仕事に夢中になっているときは一人がいいけど、急に誰かがそばにいてほしいと思うタイプが多い。急に誰か、となると夫が家にいることがベストなのです。独身で恋を謳歌するのもミドルエージまでは“恋多き”といわれ、褒め言葉になりますが、次第に“色ボケ”に転じます。結婚するほうが“古風”で“きちんとしている”印象になり、かえってモテる。モテるから何度でも結婚できるという好循環が生まれます」  また、年を重ねるほど、セーフティーネットとして結婚の必要性も高まるという。

 

 「病気や入院など、イレギュラーな場面で家族の必要性が増します。現状の制度では事実婚ではできないことも多く、結婚のメリットは年を重ねるほど増えるので“セーフティーネットとしての結婚”は非常に意味がある。一般の方も、親が再婚していれば、急病で呼び出されることもなく子供の側からも安心です。こうした“セーフティーネット婚”は今後増えると思います」

 

(池内氏)  若者の初婚件数は伸び悩む一方だが、熊谷を見て結婚も悪くないと思ってくれたらいいが。