相手よりも自分の主張が優先

まず、女性に関していえば、見た目のいい人ほど、お見合いが組みやすい。結婚に大切なのは内面、人間性なのだか、お見合い相手を1枚のプロフィールで選ぶ婚活では、自己PR文の内容よりも、写真の美しさのほうがどうしても勝ってしまう。

 

 

若いうちに結婚してしまえばいいのだが、キャリア志向の強い女性だと、そのときは結婚を考えようとはしない。仕事に没頭し、美容や趣味などの自分磨きにお金を費やして、気がつけばアラフォー。

そこから婚活をスタートさせるのだが、そうした女性はなかなか結婚することができない。

 

先日、会員のてつろう(41歳、仮名)がお見合いした相手に、こんな女性がいた。

りょうこ(38歳、仮名)は、身長162センチで、芸能人のような美しい顔立ち。スタイルも抜群だった。お見合いを終えたてつろうが言った。

「お見合い写真はかなり修正されていることが多いから、そこまで期待してはいなかったのですが、写真通りの美人が来ましたよ。話をしてみたら、性格が少しキツそうではあったけれど、交際希望を出してみたいと思います」

すると、りょうこからも交際希望が来て、2人の仮交際がスタートした。

ファーストデートをしたようだったが、終えたあと、てつろうがこんな感想を漏らした。

「確かにきれいだし、まわりに紹介したら自慢できる。ただ、話をしていると、仕事ができるアピール、美容と健康に気を遣っているアピール、料理上手だというアピール……。それは完璧で素晴らしいのだけれど、なんていうのかな、話をしていて少し気疲れしました。まあ、もう少しお付き合いを続けてみますが」

デートしようと試みるも…

お見合いをしたのは12月だったのだが、年が明けててつろうの仕事が繁忙期に入った。1年の中で1月、2月は目がまわるほど忙しい。そんななかで、りょうことの交際終了を伝えてきた。

その理由をこう述べた。

「忙しい中、何とか休みを取ってデートをしようと試みました。でも、直前にならないと、どうしてもスケジュールが調整できなかった。それに対して彼女は、“自分のことを雑に扱うようになった”と思ったようです」

12月は、時間的に余裕のあったてつろうが、りょうこの指定してきた日程に合わせ、彼女が行きたいといったレストランを予約していた。

 

「こちらはやっと時間調整をしたのに、僕が直前に出した日程だと気に食わない。“その日は予定が入っています”とけんもほろろで、別日を出してくる。ランチを終えて仕事場に戻りたかったから、職場の近くのレストランを打診したら、それはスルーして、『お店は、こちらに行きたいです』と、けっこういい値段のするレストランを提案してきたんです」

てつろうの提案は、ことごとく却下されたという。

 

「自分の望みを叶えてくれる、イコール、それだけ自分のことを大切にしている、と思っているんじゃないですかね。かぐや姫じゃあるまいし。無理難題な要求を言って、それを叶えてくれる男を選ぼうとしている気がしました。確かにあの美貌ですから、若いときはそれが通ったかもしれないけれど、もう38ですよ。男にいつまでもチヤホヤされると思ったら大違いだし、あんな女性と結婚したら先が思いやられますよ」

 

かなり頭に来ていたのか、言葉も辛辣だった。そして、この2人は交際終了となった。

4000万円稼ぐ男性の「困難」

たかゆき(54歳、仮名)は、年収4000万円の自営業のバツイチだった。20代の頃、若くして結婚。仕事の業績も右肩上がりで、順調に業績を伸ばしていたのだが、リーマンショックで大打撃を受けた。

 

その後はなりふり構わず事業を立て直すことに必死になったという。しかし、資金繰りに四苦八苦していたときに夫婦仲は冷えていき、それが離婚につながった。

業績が回復した頃には、40代半ばを過ぎていた。気持ちにも余裕ができたので再婚を考えるようになったのだが、普通の生活ではなかなかいい出会はない。そこで、結婚相談所での婚活をスタートさせることにした。

結婚したい一番の理由は、「子どもがほしい」からだった。

一般的にいえば、50代半ばの男性が子どもを授かれる年齢女性と結婚するにはとても難しい。だが、たかゆきは年収が飛び抜けて高かったので、30代後半の女性ともなんとかお見合いを組むことができていた。

ところが、いくつかのお見合いを終え、何人かの女性と交際をした後に、たかゆきがこんな感想をもらした。

「ケチるつもりはないのだけれど、交際に入ると皆さんが、食事をするのに高級店ばかりを指定してくる」

その理由はこうだった。

「僕はごく普通の家に生まれ育って、1代でここまで築き上げた。それこそどん底を経験したときは、食費をできるだけ切り詰めた。僕にとったら、回転寿司も高級寿司も同じ寿司なんですよ。味が一緒とはいわないけれど、寿司に3万円、4万円払うのはもったいないと思ってしまうんです」

先日交際に入ったきみえ(39歳、仮名)も、最初に指定してきたのは、1人2万円の鉄板焼きのお店だったという。

その食事をしながら、たかゆきはきみえに言った。

 

 

「目の前でシェフが焼いてくれる天板焼きのお店に来たのは、久しぶりですよ。この間、今仕事をしているクライアントさんに、フレンチの○○に連れていっていただいて、ご馳走になったのだけれど、とても有名なお店だそうですね。食に興味がない僕にとっては、ファミレスで十分だったんですけどね」

(だから、こんな高級鉄板焼き店で食事をする意味はない)と皮肉ったつもりだったのだが、それを聞いた、きみえの声が色めきたった。

「○○に行ったんですか? 私、一度あそこで食事をしてみたかったんです!」

それを聞いて、「じゃあ、今度機会があったら行ってみますか」と、軽い気持ちで言ってしまった。

すると、翌日には「○○には、いつ行きますか?」というLINEが来た。「私は、時間も予定も合わせられると思います」。

高級フレンチ「行きたい!」

なんだかあまりいい気持ちがせず、「今、仕事が立て込んでいるので、またご連絡を入れますね」と流すような内容を返信したところ、そこから毎日のように、「お仕事はいかがですか? 落ち着いたら○○にぜひ行きましょう」と、LINEが来るようになったという。

たかゆきは、筆者に言った。

「僕に会いたいのか、○○に行きたいのか。"行きたい圧"がすごくって、なんだかうんざりしてきました」

結局、次のデートはきみえのリクエストを無視して、「こちらのお店を予約したので、行きましょう」と、平均的な値段のお店を伝えたという。そこにやってきたきみえは、終始不機嫌で、そのデートが終わったあとに彼女から交際終了が来た。

「僕も交際終了を出そうと思っていたので、ちょうどよかったです」

たかゆきは、ホッとしたような声で筆者に言った。

さえ(35歳、仮名)が見合いし、交際に入った、たかひさ(47歳、仮名)は、開業医だった。

「年齢が一回り上だけれど、お医者さんなら定年もないですし、お体が元気なら70代になっても働けるので、お会いしてみようかと思います」

そう言ってお見合いに行き、そこから仮交際に入った。ところが、交際に入って3週間が過ぎた頃、さえから「相談したいことがあります」と連絡が入った。

 

「お見合いのときから、『仕事が忙しい』というのは聞かされていたし、『結婚したら家庭を優先してくれる女性を探している』ともいわれていたんです。私自身、キャリア志向ではないし、結婚したら会社を辞めて専業主婦になってもいいかなと思っていました」

ところが、交際を続けていくうちに、デートの日程がたかひさの予定優先で突然決まることに、戸惑いを覚えたという。

「『明日、新宿で6時からどうですか?』って前日に電話がかかってくる。私も仕事をしている身だし、急には合わせられない。あと、食事をするお店を決めるにしても、『何が食べたいですか?』と、こちらの希望を聞くのではなくて、自分で食べたいもの、行きたいお店を決めていて、それを伝えてくる。これってどうなんでしょうか?」

そのことを母親に相談したという。すると母親が言った。

「お金がたくさんある男性、特にお医者様なんで、そんなもんなんじゃない? 自分が稼いだお金で、家族はほかの家庭よりも裕福な生活ができている。だから、自分の言うことを聞くのが当たり前。ただ、そんななかでうまく立ち回っていけば、一生お金には苦労しないで生活していけるのだから、ものは考えようよ」

そんな助言もあって付き合いを続けていたのだが、なんでも自分で決めてしまうたかひさに、だんだんと違和感を覚えるようになっていった。

さえは、筆者に言った。

「最初はお金に目がくらんだんですけど、相手の言いなりになって生活をしていくって、籠の中の鳥ですよね。実はつまらない人生なんじゃないかと思うようになりました」

こうして、たかひさには交際終了を出した。

結婚できない理由がある
交際になっても結婚できない人たちには、それぞれに結婚できない理由がある。

まずは容姿端麗でキャリア志向のりょうこのようなタイプは、若い頃にまわりからチヤホヤされ、男性にもモテていた過去がある。そのなかで、自分のお眼鏡にかなう男性が現れることなく、仕事でキャリアを積み、美容や趣味にお金をかけて自分磨きをしながら、歳を重ねていった。

 

彼女たちの誤算は、年齢を重ねてしまったために思い描いていた結婚がより一層手に入りづらくなったこと。ただその状況を認められないプライドがある。

男性が自分をどのくらい大切に扱っているか、いつも神経をピリピリさせながら様子をうかがっている。少しでも自分をぞんざいに扱ったと感じると、そこに怒りを覚えて、交際終了を出してくる。

プライドは高いが自信はない

次に、玉の輿結婚を夢見て婚活しているきみえタイプは、高級店で食事をする、ブランド物を身に着けることができる自分に価値を見出している。結婚して子どもができたら、私立に入れて教育するなど、最高の教育をしたいと考えている。そんな夢を叶えてくれる相手を探している。

 

 

これらの女性たちに共通していえるのは、“ここまできたのだから、一発逆転の結婚をしたい”という気持ちではないか。まわりがうらやましがるような相手と結婚をして、あっと言わせたい。

 

 

 

例えるなら、ガラスの心臓を鉄の鎧でまとって婚活している状態だ。プライドは高いのだが、自分の核心部分には自信がない。だから、男性が少しでも自分の意に沿わない言動をすると、直情的にキレたり、怒ったり、交際終了を出してきたりする。

 

また、たかひさのようなタイプの男性は、昭和の時代なら通用したが、現代においてはかなり時代錯誤の結婚観を抱いている。現代は、男女が同じ目線に立って、イコールな立場の関係を築いている夫婦が理想とされている時代だ。

 

 

ただ1つ言えることは、お金持ちの男性と結婚したいと思っている女性は、一定数いる。そうした女性を探したら、案外するっと結婚できるかもしれない。

 

 

 

そして、お金持ちの男性と結婚したいと思っている女性は、お金が権力であることを知っておいたほうがいい。

 

自分が稼いだお金で家族に裕福な暮らしをさせようとしている男性は、どうしても上から目線になるし、自分のスケジュールにパートナーや家族を従わせようとする傾向にある。その結婚を自分が望むかどうかだ。

 

 

婚活をしているのになかなか結婚できない人たちは、もう一度自分の婚活への考え方を、見つめ直して、軌道修正してみるといいかもしれない。

 

======================================

 

 

国の統計ではアラフォー女性の結婚している割合は2%以下!

 

結婚相談所だと尚更低い・・・

 

 

かなり厳しい状況です。

 

 

いくら昔美人でも年にはかないません、自分に課金していますからそれなりに美容に金がかかっています。

 

ハイスペ男性ほど上から目線が多く、それなりの考え、価値観の人が多い、だから金持ち・・時間と金には厳しいから・・

 

子供がほしい男性が多いから、わざわざキレイでも売れ残りの余り物のアラフォー女性を選ぶ男性は少ないです

 

 

ハイスペ男性ほど子供が欲しい人が多いから若い女性を希望します、アラフォー女性は対象外となります。

 

 

 

 

気をつけませんとね。