婚活現場で「デートに現れた男性の服装がダサくて帰りたくなった」と女性がお相手に幻滅したエピソードは枚挙にいとまがありません。それをどう思うかと聞かれれば、男女両方に対して「そんな表面的な悩みはさっさと解決してしまいなさい!」と一喝です。

 

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まず、女性に対しては判断基準が表面的で浅はか。人柄や仕事への思い、将来性、結婚観などを重視すべきなのに、洋服や髪型、雑談や趣味の相性、しゃべり方やしぐさ、エスコートがどうの……なんて話は、超表面的な要素に過ぎません。

 

 

内面は1回会って話しただけではわかりませんから、「初回のデートで服装がイヤ」で却下しているうちは、婚活はまだまだ長引くことでしょう。

 

 

 一方、男性に対しては「服装を変えないなんてもったいない!」と言いたい。

 

女性は身だしなみの水準が高いので差がつきにくいですが、男性はちょっとファッション改造しただけで申し込みが殺到するほど差がでます(それだけダサい男性が多いということ)。

 

 

改造と言っても、髪型を変える、パーソナルスタイリストに服を選んでもらう。

 

この2点だけでまったくお見合い成立数が変わります。柔軟にアドバイスを受け入れてくれればいいのですが、「男は中身で勝負」をはき違えて、外見を変えること=プライドが許さないという人もいるので厄介です。

 

 そこで今回は、そんな服装にまつわる婚活男性のエピソードを2つ紹介します。まずは成功例から。

 

 

 

CASE 1 女性34歳・大学講師 ♡ 男性38歳・SE 

 

この男性はほかの結婚相談所で活動していたのですが、3年間で1回しかお見合いが成立せず、リベンジ婚活で私の相談所にいらっしゃいました。「プロフィール写真はそのまま使ってください」と言われて見てみると、ひと昔前のゆったりとしたシルエットのグレーのスーツ姿。聞けば、成人式に仕立てたスーツらしいのです。物持ちがいいのは褒められますが、パッとしない印象に撮り直してはどうかと提案してみたものの「お金がかかるからこのままでいい」と言われてしまえば、無理強いもできません。

 これでいいと言い続けて半年、マッチングが成立してお見合いしたのは1回のみ。もちろん、交際にも至りません。

 

 

この状況に、ついに彼が写真を変えると言ってくれたので、「安くてもいいからぜひスーツを変えましょう!」と提案。合わせて髪型を変えて、写真を撮り直してみると、ひと月で5人とのお見合いが成立したのです。 成婚した30歳のこの女性は、「第一印象からスラッとしていて格好いい方だなと思いました」と高評価。彼は身長175㎝のやせ形で、意外にもスーツが着映えするタイプだったのです。

 

 実は、写真を撮り直すときに彼がスタイリストと向かったのは、いわゆるツープライススーツショップと呼ばれるお店。2~3万の価格帯でトレンドを意識したスーツを手にすることができます。

 

お金をたくさんかけなくても選ぶものを間違えなければ、女性の評価が一変するほど、好印象の男に変身できるのです。 続いて、服装の改造計画を拒否した男性のエピソードも紹介しましょう。

 

 

CASE 2 女性31歳・会社員 × 男性46歳・会社員

 

 

 こちらの男性はひと言で表すと、とにかくどケチ。

 

大手の会社に勤めて年収は1000万円超えながら、会社では窓際族。株や投資で資産が1億円超あるのが自慢でした。お金はあるのに、床屋さんは1000円カット、3年間で買った衣類は下着だけ、スーツも1着で十分だという価値観。写真や服装を変える提案にも「そこまでしたくない」と頑なに拒否します。 

 

「貯金1億円と書けば若い女が寄ってくるんだから、それだけ書いておけばいい!」と豪語して、30代前半までの若い女性ばかりにお見合いを申し込み。数件成立はしましたが、このような態度では結果は散々。「孫がいそうなお爺さんみたい」と第一印象でお断わりされることも。なんとなく想像がつきますよね。 1

 

人だけ数回デートに進めたのが「とにかくお金持ち」を希望していた31歳のこの女性。

 

高級レストランにデートに行くことになったのですが、いつも通りのヨレた身なりでやってきたこの男性にさすがにブチギレ。

 

「この服は着ないでと言ったでしょ。 ダサいのよ!」 とせっかくの食事もしないまま、結局、フラれてしまいました。 

 

「どうしても見た目を変えたくない、お金をかけて身支度を整えるなんてイヤだ」という男性は、少数どころか2~3割はいらっしゃいます。

 

この男性の例に学ぶことがあるとすれば、どんなに私服がイケていない男性でも彼女の手で変えられれば素質アリ! 

 

そして、そんな表面的なことにまで頑固な人は、結婚生活でもどケチだったり、妻の話に耳を傾けなかったりと問題が起こる可能性が高いので相手にしないのが賢明です。

スーツは3割増。私服になって即フラれる男性も

婚活現場では男性はスーツが基本。

 

よく「スーツは3割増に見える」と言いますが、私服になった途端にフラれる男性も少なくありません。 

 

実際、コッペパンのような“お父さんの革靴”を履いてきた銀行員の男性や軍服をデートに着てきた30代公務員男性、着古したユニクロのデニムとフリースしか持っていない東大大学院卒のエリート男性など、まだまだ私服失敗エピソードはたくさんあります。

 

エリート男性ほど多忙だったり、専門職だったりすることで「仕事着or部屋着」の2択しかない人が多かったりするんですよね。

 

 そんなときは、ちょっと視点を変えて「センスがなくても素直な男性なら許してあげる!」と考えていただくと、意外なイイ男が見つかるかもしれません。素直な男性なら、あなた好みに変えてしまえばいいのですから。