日常で「出会い」は減っていく

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 ゼクシィの「結婚トレンド調査2022(首都圏)」 によると、年代別の夫婦の出会いのきっかけは以下のようになっています。 【写真】不倫激増…? コロナ危機の中で生まれた「新しいセックス様式」  おおよそ、20代後半なら日常やその延長線上で自然に出会っているのに対し、30代後半ともなると結婚相談所や婚活サイト・アプリなどで「真剣な婚活」をした結果、出会っている傾向です。  婚活は、年収や年齢などの当人の市場価値が大切な一方、「どこで」婚活するかも大切な要素といえます。少なくとも、現在の婚活場所で思うような成果が得られていないなら、場所を変えてみることも大切です。自身の市場価値と婚活場所の特性をしっかり考え、自分が勝てそうな環境で婚活に励みましょう。  【前編】『数字で見れば「一目瞭然」だった…「婚活」がうまくいっていない人は「場所」に問題があったワケ』では、婚活場所毎の基本的な特性についてお伝えしました。後編では、各人に適した婚活場所についてお伝えします。

婚活の基本は選ぶ視点ではなく「選ばれる視点」

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 唐突ですが、『東京島』という映画をご存じでしょうか?   これは23人の若い男性と1人の40代女性が無人島で共同生活をする、という映画です。その唯一の40代女性を巡り、23人の若い男性が争う内容となっているのですが、この映画は実は、実際にあった似たような事件を元に作られたとされています。  一般的な婚活の場では、一人の40代女性が取り合いされるなどまずありませんし、たとえ20代女性でもそう簡単には起こらないことです。なぜなら、周囲には他にも女性がいるからです。しかし他に女性がいなければこの映画で描かれているようなことが起こりえますし、男女逆でも同様に起こるかと思います。  婚活では「数人の中から選ばれる視点」が大切であり、気にすべきは選べる相手の数ではなく、ライバル(同性)の数です。異性との出会いがない人が相手なら、当人は唯一の異性になりえますし、30代の方が多く集まる場なら20代というだけで輝けます。  婚活をする場所は、このような選ばれる視点を意識して選びましょう。

 

 

選ばれにくい人ほど「閉鎖的な環境」に行くべき

 厳しい現実ですが、どうしても婚活では男性は年収で、女性は年齢で最初に異性から選別されます。  また、一概には言えないものの、婚活を必要とする人というのは、日常生活の範囲内で自然には結婚相手と出会えなかった方々です。残念ながら、恋愛・婚活市場においてもともと「選ばれにくい」といえます。  多くの婚活の場は、基本的に男女比は同じであり、異性の数が多いほど、ライバルとなる同性も多くいます。人が多く集まる「婚活の場」ほど人気ですが、その分ライバルも多いので、むしろ、「人の集まりが少ない閉鎖的な環境」こそ、おすすめといえます。  その最たるところが前編冒頭で紹介した「結婚のきっかけとなった環境」で、上位にランクインした「学校や職場」と言えるでしょう。  婚活系イベントなら「少数開催のところ」、マッチングアプリなら「新しくリリースされたもの」、結婚相談所なら「20代のうちに利用する」のがおすすめといえます。  もちろん、自分が選ばれやすい人(スペック)と言うなら、異性が多く集まる場所で婚活するのがおすすめです。  まずは現在の自身の市場価値を冷静に考え、そのうえで最適な婚活の場を選びましょう。

年齢が上がると「出会いの場が広がってしまう」

 多くの人は最初に、学校や職場で結婚相手(恋人)となる異性を探します。次に職場や友人間で開催される飲み会などで探し、それでも出会いがない場合にマッチングアプリや婚活パーティなどを始め、それでもダメなら、最後は結婚相談所。このような流れが一般的といえます。  つまり婚活を始めた後は、段々と人が多く集まる場所へと人は動くわけです。  積極的に婚活するのは良いことですが、マッチングアプリ、結婚相談所と場所を移動するほど出会いが増えるわけですから、ライバルが増え、自然と自分が選ばれる可能性が下がることになります。  婚活場所としての究極の理想形の一つは「二人っきり」ということを忘れないようにしましょう。長く婚活して自身の年齢が高くなるほど、その分、相手の出会いの場も広がってしまいます。  男女ともに年齢が高くなり、異性から選ばれにくくなる前に、戦略的に婚活する場所を選び、相手に自分を見つけてもらえるよう努めましょう。

 

就職して結婚を考え始めたら

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 現実的な観点でいえば、理想的な婚活の一つは「就職後すぐ結婚相談所を使うこと」です。  前編でお伝えした通り、20代(特に前半)の結婚相談所の利用者は極めて少なく、極めてライバルが少ない環境になっています。  さすがに就職後すぐには結婚願望などなく、仕事に集中したいでしょうが、年齢による優位性を保つには、仕方がないことです。  手間や費用を抑えたいのであれば、マッチングアプリを使いたいところですが、残念ながら、そこには20代の強力なライバルが多数存在します。  まずはマッチングアプリを使うのもアリですが、数ヵ月程度使ってみてダメなら、早いところ活動場所を結婚相談所に移すことがおすすめです。  結局のところ、どんな環境でも婚活は若いほどに有利であり、納得できる結婚相手と出会うことができなさそうなら、自分がどういう場所で婚活することが適切か考えて、早く動くことが大切になります。  婚活が上手くいかないと感じている方は、少しでも自身が有利になりそうな環境での婚活を心がけましょう。