アラフォー世代の親は60~70代が中心です。
母親が結婚・出産した40年近く前なら、専業主婦になる女性がメジャーな価値観の世代だったともいえます。
娘も結婚したら仕事を辞めて家庭に入り、家事や子育てに専念したほうが幸せだと考えているのです。
そんな親に洗脳され、その価値観を共有している女性たちはアラフォーになっても、「結婚=永久就職」で夫の稼ぎでラクに暮らせると思っているケースが少なくありません。
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38歳の会社員のA子さんは、7歳年上で意中の男性から真剣交際の申し込みを受けました。私が「申し込みを受けますか?」と聞くと「はい」と即答しましたが、1つ不安があるというのです。彼女は、「彼、私に毎月いくらお金を使ってくれるのでしょうか?」と真顔で尋ねてきました。
A子さんは趣味で茶道と華道を10年ほど続けていました。着物や道具などお金がかかるため、稼ぎの大半を趣味に使っていたようでした。
私が「いくらお金を使ってくれるって、どういう意味ですか?」と確認すると、彼女は「結婚したら仕事を辞めて茶道と華道に専念したい」と言いました。
A子さんの母親は結婚後に退職し、専業主婦として、子育てと趣味に時間を使っていました。
その姿を見ていた彼女は、40歳近くなっても男性に養ってもらえると思っていたのです。
たとえ年収が3000万円の男性でもアラフォーの妻が仕事もしないで趣味ばかりやっていたら、どうでしょう。そのうち彼は離婚を考えてしまいます。真剣交際を申し込んだ彼の年収は800万円です
。私は「あなたが茶道と華道に専念する経済的な余裕はありません。あなたはお姫様じゃないんだから、昭和な結婚観を根本から変えない限り、結婚はできないです」と突き放しました。
最終的に彼女は理解し、結婚後も働くことを選択し、意中の彼と成婚できました。
一方で、親の価値観から逃れられずに婚活に苦労するケースもあります。
38歳の会社員K子さんは、東大卒の41歳のキャリア官僚(国家公務員)とマッチングしました。
同世代で高学歴、高収入の申し分ない相手です。それにもかかわらず、K子さんの毒親の母親が「相手の親の学歴」にこだわって引かなかったのです。母親は「両親ともに大卒でないと認めない」というのです。彼の母親は高卒でした。
大学進学率は現在約55%ですが、婚活世代の両親の学生時代では30%台。両親がともに大学を出ている家庭は多くありません。
説得してもK子さんの母親が頑なに反対します。
2人は惹かれ合っていたし、K子さんは苦しんでいました。
ただ、K子さんと母親は、いわゆる一卵性母娘のような密な関係だったので、親離れ・子離れができていません。
K子さんは最後まで「親の学歴なんて私には関係ない!」と強く反発できず、破談に至りました。
ちなみに、キャリア官僚は好条件でしたから、K子さんと別れた瞬間に多くの女性から申し込みが殺到。
あっという間に成婚してしまいました。
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親の考え、価値観は古く今の時代、考え方、価値観、若者の考えを理解していない親が多いです、
時代とともに価値観、考え方が変わってきます、
江戸時代に北前船貿易で利益上げ富豪になった人は今はいなくなりました。
今はITの時代、昔では考えられないことが起きています。IT長者も出てきています。
アマゾンも一昔前ではネット通販は成り立たないと言われましたが今では主流の販売方法に変わっています。
時代の流れを理解しないと婚活でも苦戦します。
気をつけませんとね。