なぜ女性は「いい人」を選ばないのか?

 優しくていい人。なのに、結婚できない。そんな人、周りにいませんか? 女性はなぜか遊び人や既婚者に行ってしまったりしていて、「結婚したいなら、こういういい人にすればいいのに」と思ったことはありませんか?  今回はなぜ女性は「いい人」を選ばないのかについてお伝えします。  男性から見てもいい人なのに結婚できていない人をみると、「何かあるのでは?」と感じませんか? もしかしたら何かあるのかもしれませんが、全員がそうではなく、ただライバルに勝てないというのが理由の場合もあります。  そう、婚活はライバルに勝たなければゴールできないんです。

彼女はできても進展せず、短期間で別れてしまう

 先日、ご相談に来たシンジさん(仮名・43歳)は見るからにいい人全開の男性。気遣いもでき、私にまで手土産を持ってくるような細やかさで、穏やか。まさしく旦那さんにするならとてもいい人なんだろうなと感じる方でした。  しかし、残念ながら女性から結婚相手として選ばれず……彼女はできてもなかなか前に進まず、短期間で別れてしまうパターンを繰り返し、気がついたら43歳になっていたのです。  私の元で婚活をスタートしても、お相手からのお断りの理由は「いい方なのですが、価値観が合わない」「とても素敵な方ですが、結婚がイメージできなかった」というものばかり。  活動4か月目で私がご紹介した女性と4度のデートをしたあと、これは真剣交際に進むかなと期待をしたのですが、結局、お断りされました。その際に言われたのが「とてもいい方で悩んだのですが、別の方との交際を前向きに考えていきたい」でした。

不安定さが無意識に人の興味を惹きつける

 いい方だとは思われるから、それなりにお付き合いもできる。しかし……ライバルに負けているということをシンジさんはとても強く気がつくことになりました。  人は違和感があると印象に残ったり、そこに魅力を感じたりします。たとえば、YouTubeのタイトルなどで「〇〇がわかる3選」と書いてあるのをみたことはありませんか?  偶数の安定する数字よりも奇数の割れない不安定さが無意識に興味を惹きつける証拠です。シンジさんに、私はギャップを作ることを提案しました。

 

 

女性が抱くイメージをいい意味で裏切っていく

 とにかく真面目で誠実なシンジさんだからこそ、プロフィールの写真はスーツではなく、ノーネクタイでカジュアルダウンさせ、色も明るめなシャツを選びました。  しかし、お見合いのときにはスーツでしっかりと決め、紳士的な印象を持たせることにし、デートにつながった人には、スニーカースタイルでカジュアルな服装を初デートに着ていくように提案。  見た目というわかりやすいところでギャップを作ることで、女性が持っている脳の中のイメージをいい意味で裏切っていくことにしました。

面白みのない会話には、共感の要素を多く入れる

 女性からすると「真面目なイメージだったのに、あれ? こんな服装するんだ?」という違和感が残るため、もう少し知ってみようかなと興味を持ってくれるようになりました。  真面目さゆえに少し面白みのない会話には、共感の要素を多く入れるようにアドバイス。  シンジさんは今まで「自分を知ってもらわなきゃ」と必死に自分の話や生い立ちを伝えていました。しかし、女性は自分の話を聞いてもらいたいため、シンジさんのつまらない話に飽きていました。

共感力を上げるためのトレーニング

 女性の話を聞き、共感をする。そして、できるだけ似たようなエピソードや同じ感情を持ったら、その話をできるよう引き出しを増やす練習をしました。  1日過ごした中で感じたことや起こったことをまず日記に書くようにしました。  上司に言われたことや、飲みにいったときに起こった出来事など、少しでも日記に書いたことと似てる場所や事柄が起きたらその話をする。そうやって共感力を上げていきました。

ギャップで違和感を誘い、共感で関係性を深める

 成婚したシンジさんは相変わらず「話は面白くはない」と奥さまに言われています。  しかし、出会ったときに感じた魅力、いつもイメージが違っていて面白い人だと思ったこと、何よりも自分を誰よりも理解してくれたことは成婚まで進んだ理由の中に入っていたようです。  バカ正直にいい人をするのではなく、恋愛は少しのギャップで違和感を誘い、共感で関係性を深める時間をつくる。そうすることで前に進んでいくのだとシンジさんが証明してくれました。ぜひ参考にしてみてくださいね。