学生の頃からずっとモテ続けた麗奈(仮名、[以下同])さんは、28歳から始めた婚活で高望みをしてしまい、なかなか思うようにいきませんでした。それでもめげずに婚活を続けたのですが、彼女が30歳を超えたあたりで、状況が劇的に変わってしまいます。 【写真】「前編」男性に文句ばかり…傲慢な32歳女性が婚活に「絶望」したワケ

過去の栄光と比較してしまう

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 麗奈さんが30歳を超えたある日のこと、ふとあることがアタマをよぎります。  「最近、寄ってくる男性の質が落ちた気がする…」  ハイスペックな男性からアプローチされることが少なくなって、デートの回数がかなり減っていたのです。 

 

 たまのデートも、そこそこの年収の年上男性と大衆的なレストランに行くようなものばかりでした。  

 

 

当初は憤慨するばかりの麗奈さんでしたが、さすがにこうも続くと危機感を覚えたといいます。

 

 

そうして彼女は少しずつ妥協したほうがいいのではないかと考え始め、少しくらい(麗奈さんにとって)年収が低い男性でも誘われたら応じるようになったそうです。  

 

 

そんな中、32歳になったタイミングで彼女はある男性と出会います。大手企業で働く、年収700万円の男性、吉田勇人さん(40歳)です。  この頃に出会った男性の中では、年収が一番マシだったといいます。  

 

 

…しかし、デートに行っても不満を感じる麗奈さん。  勇人さんは好意的に接してくれますが、  「なにこのお店。思いっきり普通のお店じゃん」 「何とか清潔感はあるけど、おっさんにしか見えない」 「全然盛り上がらない。もう少し上手くリードできないの?」  と、ひたすら心の中で毒づいていたといいます。  

 

 

どうしても過去に付き合っていた男性と比較して見てしまったのかもしれません。 

 

 とはいえ、さすがに年齢的な焦りを感じていた麗奈さんは、今までなら即切りでしたが、ガマンして交際を続けたそうです。

 

 

そして少しでも気持ちよく交際ができるよう、彼女なりに努力して、彼に色んな提案をしたといいます。  

 

 

「次は新しくできた〇〇のお店に行きたいな」  「次は〇〇の服を着てきてね。できればそれまでに少しダイエットもお願い」  「私は〇〇が好きだから、しっかり覚えて趣味や話を合わせてね」 

 

 

 そうやって、相手が自分の好みに変わってくれたら「結婚してあげよう」と思っていた麗奈さんだったのですが…交際が半年ほどになる頃、彼から衝撃的なことを言われてしまったのです。

 

 

 

「35歳」が接近…焦り始める

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 「別れよう。もう疲れた。俺は君の家来じゃないよ。最初は年の差もあるし、ワガママも可愛いなと思ったけど、もう思いやりのない君と結婚しても幸せになれるとは思えない」  フラれるのが初めてだった麗奈さん。

 

 

ワガママだの思いやりがないだのを男性から言われたのも初めてで憤慨します。  

 

 

しかも、自分が妥協して付き合ってあげていた相手からです

 

。あまりのショックと怒りで、その日のその後は覚えていないといいます。そして、女のプライドを粉々にされたと感じた麗奈さんは、しばらくの間、婚活をやめてしまったそうです。  

 

 

彼女が婚活を再開したのは34歳を過ぎた頃。友人から「35歳を過ぎると婚活が大変になる」と聞いたからといいます。

 

まだ少しためらい気味だった彼女ですが、久々に婚活をしてみると、そこには衝撃の世界があったそうです。  

 

 

自分に声をかけてくるのは10歳、20歳ほど年上の男性が多く、年収も高くて500万円、見た目もだらしない男性ばかりだったといいます。  

 

 

「35歳を過ぎたら結婚できなくなる」と焦っていた彼女は、急に結婚願望が強くなりました。

 

 

それでも、妥協すらできないような男性からしか声がかからず、結婚に踏み出すことができなかったといいます。  

 

 

 

現在の彼女は、すでに35歳を超えてしまったものの、少しでも良い男性と結婚するために、ひたすら婚活に励む日々だそうです。いつか、その婚活が実を結ぶといいのですが……。

 

 

 

婚活では選ぶ以上に、「選ばれる視点」が大切

 (あくまで)婚活市場では、女性は男性を、年収を基準に選ぶというのは有名な話です

 

 

。実際、労働政策研究・研修機構の2019年「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状」によると、男性は年収が高いほど結婚しているという結果になっています(もちろん例外はあります)。 

 

 

 女性はなるべく年収の高い男性を求めるため、「平均年収(400万円程度)」を下回る男性は、婚活で苦戦するのが基本です。  このため年収の低い男性ほど、キャリアアップして年収を上げたり、女性に求める条件を下げたりするなど、何らかの対策が必要になります。  

 

 

一方で、男性は女性を「年齢で選ぶ」というのは、上記と同じくらい有名ではあるものの、意外と女性に認識されていないと感じます。  晩婚の時代だから大丈夫だと考えている人が多いのかもしれません。  

 

 

しかし、婚活では高年収で魅力的な男性ほど素直に若い女性を選ぶため、冒頭の「平均初婚年齢や最頻年齢(27~29歳)」を超えた女性は、年齢を重ねるほどに婚活で苦戦するのが基本です。  

 

 

このため、そういう女性は経済力でカバ

 

 

 

ーしたり(最近は女性に経済力を求める男性が増えています)、男性に求める条件を下げたりするなどの対策が必要になります。  そして、内面から入ることもある恋愛結婚なら、いわゆる客観的に見て「スペック」に差がある男女が結婚する「格差婚」が起こりやすいものの、婚活では滅多に起こりません。 

 

 

 おおむね第三者から見ても「釣り合っている」という二人でないと、婚活ではなかなか結婚に至らないのが実情です

 

 

。婚活市場における自分の価値を、周りと比べて、自分がどういった人と「釣り合う」のかを冷静に考えることも大切かもしれません。 

 

 婚活では、誰だってより良い異性との結婚を望みます。しかし結婚するためには、「相手に選んでもらう」ことが必要です。

 

 

厳しいようですが、平均年収を下回る男性、平均初婚年齢などを上回った女性は、どうしても選ばれにくくなっています。

 

この現実をしっかりと理解し、相応の努力をしながら相手を選ぶよう心がけましょう。

 

特に婚活女性は「学生時代の教室」を思い出そう!

 婚活相談も受けている筆者は、特に女性から「なかなか良い男性と出会えない」という相談をよくされます(男性からの同種の相談は滅多に受けません)。しかしこれは、理屈でいえば「当然」とさえ言えるのが基本です。 

 

 

 そもそも、女性が第一印象で良いと思える男性は、基本的に「容姿が良い男性」か「年収が高い男性」になります。  

 

 

たとえば学生時代の教室で(仮に男女各20人ずつとした場合)、恋人候補になりえる容姿が良い男性は何人くらいいましたか?

 

 

 一般的にはせいぜい1人、良くて2人であり、この割合は他の教室を覗いてもほぼ変わらなかったはずです。  

 

 

つまり、良い男性候補はそもそも5~10%程度しかいないことになります。

 

残りの90~95%が容姿などでは恋人候補にならないのですから、なかなか良い男性と出会えなくても当然です。  

 

 

 

国税庁の令和2年「民間給与実態統計調査」によると、男性の年収別の構成比は、一部を抜粋すると以下のようになっています。

 

 

  ・年収1000万円を超える男性:7.1% ・年収800万円を超える男性:14.0% ・年収600万円を超える男性:29.7%  

 

 

そもそも高年収の男性は数が少なく、しかも婚活では「好条件の人から順に結婚していく」のが基本です。

 

 

このため容姿のこともそうですが、平均初婚年齢などを上回る頃には、高年収の男性もほとんど残っていなくて当然といえます。

 

 

  ちなみに余談ですが、婚活は就活に似ている側面があります。就活でも大手ばかりを受けてどこも受からず、大手を諦めた頃には中堅の会社にすら応募できなくなっていることがありますよね。  

 

 

いわゆる高望みを続けた場合、高望みを諦めてもその頃には、妥協できる相手ですら結婚済み…という事態もよく起こります。

 

 

そうしてますます、良い相手と出会えない事態に陥りがちです。  

 

どんなに当人が魅力的で素晴らしくても、相手が存在しなければ結婚はできません。

 

そして相手が素晴らしいほどに、当人も同等の素晴らしさを求められてしまいます。 

 

 婚活をするときは、悲しいですが、このような「現実」を理解したうえで取り組んでいきましょう。