終活は「高齢者がするもの」と思っている人が多いでしょう。中には「終活を考えるのは悲しい……」と感じる人もいるかもしれません。でも、実は終活をするのは早いに越したことはなく、決して悲しい準備ではないんですよ。
 今回は、40代から終活をはじめるメリットと、しておきたいことをご紹介します。

早すぎることはない! 40代で終活をはじめるメリット

まだ先のことではあるけれど…(写真:iStock)

 40代で終活というと「早すぎる」と思ってしまいますよね。でも、40代にはじめるからこそのメリットもたくさんあるんですよ。

老後までの設計ができる

家族がいる人もおひとりさまも(写真:iStock)

 人生設計を立てている人はいても、自分の老後や死を意識している人はほとんどいないでしょう。そのため、いざという時が来たら「どうしよう」と慌ててしまう人も少なくありません。

 元気な40代の今だからこそ、「病気になったらどうするのか?」「どんな施設に入りたいか?」など冷静に考えることができるのも早めに終活をはじめるメリットです。

安心感を得られる

 年を重ねると、誰だって不安になってくるもの。特に、病気や怪我を経験すると将来に不安を感じるものです。しかし、終活をしていれば老後の設計もできているため、安心して生活していくことができるでしょう。

身体が元気だからこそできることが多い

まだまだ元気な40代だからこそ(写真:iStock)

 終活は「60代を過ぎてから……」と思っている人が多いですが、年を重ねるごとに体力は落ちてきてしまい、なにをするにも億劫に感じてしまいがち。その点、まだまだ元気な40代であれば、断捨離などの力仕事や施設の情報取集などもスムーズにできるはずです。

40代にしておきたい5つの終活

まずは何か書き出してみる(写真:iStock)

 40代から終活をはじめるのは、自分の人生を見つめ直すきっかけにもなるはず。気負わずに、少しずつはじめていきましょう。

1. エンディングノートを作成する

 終活のスタートは、エンディングノートの作成からはじめるのがおすすめです。まずは、ノートを用意してみましょう。市販のエンディングノートや、なにも記載されていないノートでもなんでも構いません。

 記載するのは、病院の通院歴、連絡してほしい人の連絡先、銀行口座、クレジットカード情報など。亡くなった時を考えて資産を誰に残したいか、どんな葬儀にしてほしいかなども記載しておきましょう。

 残しておきたいことは、なんでも記載して構いませんし、もちろん書き直しも可能です。

2. 断捨離で荷物を減らす

 40代はまだまだ体力も気力もありますから、終活として断捨離をはじめるのにも向いている時期。綺麗に片付けば、スッキリした部屋で気持ちよく過ごせますよ。

 また、今から断捨離して部屋がスッキリしていれば、老後、荷物につまずいて転倒するなどのリスクも防げますね。

3. 保険や口座の見直し

お金や終の棲家についても考えたい(写真:iStock)

 終活をする際に避けて通れないのが、お金のことでしょう。病気やけがをして入院、手術となれば、当然お金がかかります。

 保険加入から数年経っていると契約内容を忘れている人も多いですから、あらためて保険を見直しましょう。銀行口座がいくつもある人は、この機会に一つにまとめるなどしておくと便利ですよ。

4. 支え合える人間関係の見直し

いざという時に頼れる人間関係を大切に(写真:iStock)

 老後に漠然とした不安を抱えている人は多いです。特に、独身の人は「一人で大丈夫だろうか?」と、ふと心配になる時もあるのではないでしょうか。

 そんな人は、この機会にあらためて支え合える人間関係を見直しておくと安心です。なにかあった時、頼れる家族や友人、知人を見つけておきましょう。

5. 「終の棲家」を考える

 今のお住まいが持ち家の人は、「ここが終の棲家」と考えているでしょう。しかし、老後一人になり、病気やけがをすれば一人暮らしができなくなる可能性もあります。

 そのため、今からいざという時の施設について調べておくのも、終活のひとつ。どんな施設があるのか、料金はどのくらいかかるのか、事前に調べておくだけでも安心につながりますよ。

安心して過ごすためにも早めに終活をはじめよう

早すぎるということはない(写真:iStock)

 終活は、決して暗いだけのものではありません。これから先、安心して暮らしていくための準備でもあるのです。40代で終活というと、抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、早めの準備こそが、老後を安心させてくれるはずですよ。