大人になるとあっという間に過ぎていく時間

 時間って不思議だなと思ったことはありませんか? 私は最近、1時間と聞くと「時間ないじゃん!」「何もできない一瞬で終わっちゃう!」という感覚があり、30分くらいの遅刻なら全然平気で相手を待つこともできます。  しかし、小学生の頃は、20分の休み時間でもボールを持って校庭に遊びにいっていた一方、50分の授業は長くて長くてとても苦痛でした。  好きなことをしていると短く感じるというのもあるかもしれませんが、人生の時間の体感というのは、0歳から20歳の20年間と20歳から60歳の40年間は同じ体感だという説もあるようです。

婚活もうっかりすると2年なんてすぐに空費してしまう

 よく婚活をしている人を見ていると、2年前に相談に来た方がいまだに婚活を続け、同じことで悩んでいたりします。  2年って、中学に入学をしたらもう最高学年になるくらいの時間です。たしかに大人になると2年という月日はあっという間。しかし、2年はとても重たくのしかかってきます。  今回は婚活で負のループに陥ってしまう人の特徴についてお伝えします。

「ライバル超多め女子」を希望していた37歳男性

 タケルさん(仮名・37歳)は婚活歴2年の男性。ご相談に来たときには2年間、アプリでの婚活がうまくいかずに悩んでいるときでした。  お付き合いまでは行くけど結婚につながらないという状態でした。しかし、そのお付き合いも3か月程度と短く、「どうすればいいんだぁ!」と行き詰まっているときだったようです。  タケルさんが求める女性像をお伺いすると、大卒、禁煙者、適度にお酒は飲む、子供がほしいので30代前半、家族仲がよく、共働きをしてくれる……という「いやいや、誰もが望む条件すべて入ってますよ」というライバル超多め女子を希望されていました。

悩みに悩みぬいた結果、行動が変わらない

 それだけの高めの条件を動いているにもかかわらず、タケルさんはよく「申し込んでも断られるかもしれないしな」「こういう女性ってやっぱり年収の高い人がいいんですよね?」などとにかく悩み多き男子で、一度コンサルをすると2時間はかかる。  とにかく喋る。そして、喋る内容はすべて悩み。しかも、悩みに悩みぬいた結果、行動が変わらないというのがタケルさんの特徴でもありました。  本人は変わっているつもり。でも、毎月のコンサルで出る悩みはほぼ同じ。負のループに陥っている人というのは、共通して「悩み」をたくさんの人に相談する傾向があります。

 

情報を持っていても行動しなければ意味がない

 タケルさんもその一人で、私への相談もそうでしたが、それ以外にほかの恋愛コンサルタントさん、友人、会社の人、兄弟、女友達……しまいにはネットでの検索。ありとあらゆる人の意見を聞くのがクセ。そのため、情報過多になり、結果何一つ行動は変わらないのに悩みは増えるという悪循環が続いていました。  さらに周囲からのアドバイスは「こうしたほうがいいよ!」「ここを直したほうがいいよ!」というものがほとんどで、自分のダメなところや足りないところにばかり目が行くようになってしまったのです。  私は幾度となく、タケルさんに「『知っている』のと『できている』のは違いますよ」とお伝えするほど、情報はたくさん持っていて、知っていることばかりの頭でっかちになっていました。

「どんな行動をするか?」まで必ず落とし込む

 タケルさんのコンサルのときに心がけていたのは、最後には「どんな行動をするか?」という具体的な行動まで必ず落とし込み、それを目標とすることでした。  悩むことは悪いことではありません。しかし、その悩みの答えを常に外に求めてしまうと、結果さまざまな意見に振り回され、答えがわからなくなってしまいます。そうして負のループに陥る婚活男性は意外に少なくないのです。  悩みの答えは常に自分の中で探すこと。そのためにまずは行動をすること。行動から「これが答えかもしれない」と気がつくことが必要だとお伝えし、とにかく感情は無にしてお見合いや仮交際と行動を重ねていきました。

タケルさんの気持ちを大きく変えた女性の直言

 2年間の負のループを回り続けていた婚活経験はそんなに簡単に考え方を変化させられず、毎回悩み、2時間悩み相談をする始末。  しかし、そんなタケルさんもついに結婚。幸運なことに決断力の高い女性に出会ったことがきっかけでした。  その女性とは2度ほどデートをして交際終了になってしまいましたが、「そんなに悩むのが好きなら、決めてから悩んだらいいじゃん。決めないで悩んでるから苦しいのよ」と言われたそうです。  そんな女性からの直言を受けて、タケルさんも大きく心を入れ替えました。

 

 

自身の婚活にタイムリミットを設定すると…

 もやもやしてしまって悩んで前に進めなくなるという負のループを回っていたタケルさんは自分の考え方のクセに気がつき、「もう決めよう!」と自身の婚活にタイムリミットを設定。  すると、「申し込まなくちゃ」と悩んだり、「お見合い決まるのかな」と悩んだり、「お見合い自体がしんどい」と悩むことがなくなっていったそうです。  悩むというのは自分の中だけでおきていること。現実を変えるには行動あるのみです。  ストレートに気持ちをぶつけてくれた婚約者さんのおかげで無事に負のループから抜け出すことができたタケルさんは現在、8月の結婚式に向けて楽しく毎日を過ごしています。