恋愛は「究極の人間関係づくり」
皆さんは自分の身の回りの人間関係に満足していますか? 一説によると、人は不幸だと感じる90%以上の原因が人間関係だそうです。そのなかでも恋愛は「究極の人間関係づくり」と言っても過言ではありません。 人との関係をよくするために必要なコミュニケーション能力は、テクノロジーが発達すればするほど複雑化しているように感じます。 たとえば、婚活市場では「どんなLINEを送ったらいいか?」と悩む男性が増え、「何を質問すればいいのか」「どんなことをしたらいいのか」をテーマにしたハウツー動画 がYouTubeでもたくさん見受けられます。
結婚するために必要なことは男女で異なる
こんなにも結婚したい、恋愛がしたいと思っている方が多いのにもかかわらず、日本の婚姻率というのは年々下がり続け、出生率も下がっているという現実があります。 結婚する人を増やすには、マインドセットをきちんとすることが女性に必要で、コミュニケーションスキルをアップさせることが男性に必要があると私は考えます。 女性は男性よりも生まれながらにコミュニケーション能力が高い傾向にあり、これはそもそも女性が人とのコミュニケーションをとることで命を守る術を身につけているからだと言われています。
「私が幸せにしてあげるわ」というマインドセット
男性からしたら理解のできない井戸端会議などはまさしく命を守るため、情報を交換し合っています。そして、女性は「守る」という能力が高いからこそ、結婚となるとどうしても幸せにしてくれる人を探してしまったりするわけです。 しかし、女性こそ「私が幸せにしてあげるわ」というマインドセットができると結婚はうまくいきやすくなります。逆に「男性に幸せにしてもらいたい」と考える女性は、結婚までも結婚後もうまくいかない危険性があります。 今回は、そんな婚活にまつわる男女の違いを解説しながら、「コミュニケーション能力が低かった男性が努力を重ねた末に手に入れられた結婚」についてお伝えします。
コミュニケーションが不得意だった男性の婚活
私のもとにご相談にきたコウタさん(仮名・42歳)は婚活歴は約4年。アプリを利用した婚活で最初のデートはそれなりにうまくいくものの、なかなかそのあとが続かないケースを繰り返し、気がついたら4年が経っていたようでした。 私と話していても、うつむきがちで言葉数も多くなく、質問に対して答えるまでも時間のかかるコミュニケーション能力があまり高くない。お仕事もIT関係で決まった人としかコミュニケーションを取らなくていいので、初対面の方が苦手のようでした。 このままではきっとうまくいかないだろうなと考え、彼にコミュニケーショントレーニングをしてもらうため、私の周りの女性20名にZoomお見合いや模擬デートなどをしてもらい、「女性と話す」ということにとにかく慣れてもらいました。 5人の女性とは模擬デートを数回してもらい、少し慣れた人とのコミュニケーションも楽しんでもらいました。
女性との時間を苦に感じなくなった頃に…
短期間で劇的にコミュニケーション能力が上がったかと言われると、正直、そこまで上がることはありませんでした。しかし、女性と同じ時間を過ごすということに関しては緊張することもなくなり、コウタさん自身楽しむことができるようになりました。 そうして少しずつお見合いもスタートしていったときに出会ったのが、リサさん(仮名・40歳)でした。彼女とのお見合い時、たまたま共通する趣味の話があったこともあり、とても盛り上がったようで何度かお食事を行くことに。 コウタさんののんびりした雰囲気にリサさんは居心地のよさを感じていたようです。
適切な自己開示が距離を一気に縮める
実はコウタさん、Zoomでの模擬お見合いや対面での模擬デートでのトレーニング中に意識をしてやっていたことがありました。 それは自己開示をするということ。自己開示はタイミングと伝え方がとても重要ですが、ポイントさえ抑えれば、人との距離を一気に縮めることができます。 コウタさんは自分自身が女性とのコミュニケーションが得意ではないこと、恋愛経験がないことなどを、上手に自己開示できるようになっていたため、リサさんの母性本能をくすぐったようでした。 リサさんはコウタさんにお会いして何度も会うたびにその誠実さや、一生懸命さに惹かれていったようでした。
運命の人に出会うまでにやっておくべきこと
「不器用だし、慣れてないって感じることもありますが、私も婚活をしてきて同世代の人とお会いできるというだけでもありがたいなぁと思えるようになっていて、さらにこれだけ誠実に向き合ってくれるコウタさんを見て、『私が幸せにしてあげたい』とデートを重ねるたびに感じるようになりました」 今、リサさんのお腹にはお子さまがいて、結婚後、すぐに授かれたようです。 運命の人が現れたタイミングでその人との縁をつかめる自分になっておくこと。具体的には男性はコミュニケーション、女性は適切なマインドセットを準備しておきましょう。 人生を切り開くために努力したコウタさんは今も不器用ながらもリサさんとの生活を楽しんでいるようです。