相手に求める条件がたくさんあったり、理想ばかりを追いかけていると、せっかく良い出会いがあっても相手の良さに気づかず終わってしまうことがあります。もし、あなたが今「理想の男性がいない」と感じているなら、「同い年の男性」に目を向けてみてください。 「料理」が苦手&しない女性が幸せになるための3つの婚活戦略【植草美幸】 同い年の結婚は5組に1組と少なく、圧倒的に男性が年上の夫婦が多いのが現状。厚生労働省「初婚夫妻の年齢差別にみた年次別婚姻件数及び百分率」の最新データ(2017年)でも、夫年上が55%、妻年上が24%、同い年が21%となっています。 この数字には学生時代の同級生と結婚された人も含まれますから、より理想を追い求めやすい婚活現場では、圧倒的に男性が年上のカップルが多いです。ひと昔前だと、男性は自分より年下女性を望むことが多く、女性は自分より収入の高い男性を望むのが当たり前だったので、男性が年上、女性が年下のカップルが成立しやすかったのですが、最近はそういった価値観も変わりつつあります。
同い年カップルの意外なメリット
同い年カップルだと、若いうちはお互い収入や経験値が足りなくても同志として成長していこうという気持ちになれるので、条件面の高望みをセーブできます。 実際、男性が年上だと「自分より年収が低いのは認めない」という女性は多いですが、同い年以下だと年収が低くても認めやすく、若ければ若いほど将来性に期待することができます。また、ゲームやアニメ、流行りの曲も、同い年だと共通点が多く、そこまで好条件でなくても「意気投合したから」と結婚へと気持ちが進みやすくなります。
ある33歳の男女はともに同じ国立大学出身で、女性は自動車メーカーの研究職で年収800万円、男性は食品メーカーの研究職で年収600万円。はじめは「同じ大学なのに男性のほうが、年収が低いのは……」と女性は少々気にしていましたが、「大学までの努力は同じ。たまたま研究分野の違いや就職先の違いなのだから」と交際をすすめてみました。すると、デートで大学周辺を巡ると学生時代の懐かしい話に花が咲き、すんなりとご成婚へ。 ほかにも、女性は資産家の生まれの経営者、男性は理系大学院卒の会社員というお二人も35歳同士。同い年で共通点が多かったことから、3~4時間おしゃべりしっぱなしの仲良しデートが続き、こちらも最短でご成婚。カフェや食事代は、いつも割り勘という対等さもお互い気を遣わず、居心地が良かったといいます。おごり・おごられ問題も、同い年だから割り勘に……としやすいところはあるかもしれませんね。
29歳差カップルの婚活事例も
一方で、年収1000万円以上を望むような女性には、ひと回り以上年上のお相手にも目を向けてみるようにアドバイスすることがあります。年齢が上がれば相手の年収も上がることが多いからです。 歳の差婚の場合、年上のほうが経験値は高くなるので、年下のほうにその恩恵があります。多くの場合、大幅に年上になるのは男性のほうで、男性の場合は7歳以上年上が全体の10.5%、女性の場合は4歳以上年上が全体の6.1%。歳の差があると、経験値のあるほうが何かと教えてくれるという点でラクができますよね。生活の面でも知識や経済面が上の人がカバーしてくれるのがメリットです。 私の結婚相談所でご成婚されたカップルで最も年齢差があったのは29歳差。男性は病院経営をする65歳で離婚歴あり、女性は36歳のピアノ講師で初婚でした。 男性はお相手の女性と同い年の娘がいたのですが、同じくピアノを習っていて、年の差があっても抵抗がなく接しやすかったといいます。ピアノというキーワードでつながったお二人は、普段はまったく歳の差を意識することはなかったそう。男性のほうは年齢を重ねての再婚ということで、跡取りを作るといったことではなく、内面の文化教養レベルが合う女性を求めていたのでしょう。
避けては通れない「老後問題」は事前に話し合いを
また、大幅な年齢差があると気になるのが「老後問題」ですが、晩婚化する婚活現場ではアラフォーから事前に話し合うのが常識となっています。お見合いの段階で「老後の過ごし方、資金について、こんな風に考えている」ということを話していただき、年齢で生じる問題と合わせて、二人でどんな人生にしていきたいかを考えるようにお伝えしています。 同い年婚と歳の差婚、どちらにもメリットがあります。ようは学生時代に文化祭をするとき、「わからないながらも手探りで作る楽しさ」と「先生や先輩に教えてもらいながらより良いものを作ろうとする楽しさ」の違いといったところでしょうか。 「理想が高いといわれるけれど妥協はできない」と思っている人は、同い年と歳の差のある男性の両方と出会ってみて、ご自身の価値観を揺さぶってみると新たな発見があるかもしれませんよ。