意外と知られていないのですが、結婚相談所では「複数人と同時進行で交際する」のが一般的。結婚相談所によって異なりますが、大体3人くらいを同時進行するのが最適とされています。

数年前は「それって浮気ってこと?」と驚かれたものですが、最近はマッチングアプリなどの普及から、「付き合ってはいないデートフレンド」がいる女性は少なくないはず。あなたが結婚したいと少しでも思っているなら、複数人と同時進行で交際することにメリットはたくさんあります。結婚相談所での婚活に限らず、セルフ婚活にも有効ですよ。

ただし、マッチングアプリにありがちな“セフレ状態”で、複数人と体の関係を持つことはおすすめしません。先に体の関係を持つと情が移って内面を見極められなくなりやすいですし、リスクが大きく損するのは女性。それに、体の関係がない賢者モードで結婚したい! と思わせたほうが、愛も本気度も強いです。

 

3人同時進行で交際するメリット

まず、1人ずつ付き合うより、3人同時のほうがスピーディーに出会えるのが最大のメリット。ひとりの人と出会い、付き合って結婚を考えるようになるまで1~3年を費やすのが一般的なので、あっという間に歳を取ってしまいます。

時間に余裕がある学生や20代前半であればよいかもしれませんが、「転勤になる前に結婚したい」「3年以内には結婚して妊活に入りたい」など、結婚と同時に人生の計画を立てたい大人の女性にとっては、効率の良さも重視したいのが本音。

仲良くなる過程で、好きだけど自分の思い描くパートナー像や結婚生活とは違うと気づく場面もあるでしょうし、相手の気持ちが変わることもしれません。そんなとき同時進行していると1人と関係がダメになったとしてもダメージが少なく、無駄な空白時間を作らずにあとの2人としっかり向き合おうと切り替えやすくなります。

相手の内面を見極める時間は必要ですし、結婚はお互いのタイミングも重要。また、結婚相談所ならばすぐにでも結婚したい人たちが集まっていますが、一般的な恋愛は相手の結婚の意志も見極める必要があります。

 

デメリットは対策でカバー! 同時進行をするにはコツがある

とはいえ、複数人と同時交際するデメリットもあります。

・スケジュール調整に追われ、デートの回数が多くなる
・自分の時間がなくなり、疲れやすい
・人数が多すぎると気が散っておろそかになる
・洋服代や外食代などのお金がかかる
・思わせぶりな態度だと思われる

これらは婚活現場の悩みとしても挙がるのですが、同時進行のコツをつかめばリカバーすることは可能です。

 

1 デートは時間を短く設定

一般的な恋人同士のデートでは、1日中一緒に過ごしたり、流れでお泊りしたり……と長い時間を過ごすことも多いですが、同時進行するならダラダラしていては身が持ちません。事前に次のデートでは、どこで何をするということを打ち合わせておき、予定があるからとサクッと切り上げましょう。

私の結婚相談所では登録後に20件以上のお見合いが決まることもあるので、朝・昼・夜にお会いして絞り込んでいくことがあります。デートであれば朝は10時~13時で映画とお茶、昼は14時~16時でお買い物とお茶、夜は17時~20時でディナーなどを目安に組むのがおすすめです。

2 デートアポの優先順位は明確に

スケジュールは、いちばん忙しい人か、直感でいちばん好きな人を優先。仕事が不規則な人に合わせてもいいでしょう。

婚活中の男性の中には、パイロットでフライト前日の飲食や行動に制限があったり、外科医は急な手術が入ることがあったりと、ハイスペックな男性ほどデートの日程が組みづらいものですが、希望する女性は多く、優先して調整しています。



1人に肩入れして情を入れすぎないことで、比較検討しながら冷静に見極めることができるのも同時進行交際のメリットといえます。

 

3 相手まかせにせず、自分の行きたいところでデート

婚活疲れをする女性に多いのが、相手がギリギリまでデートを決めてくれないので、週末にやりたかった用事をこなせず消耗する……というもの。デート先を決められない男性は多いので、あなたの行きたいところを提案すれば、時間を有効に使えてストレスも軽減できますよね。

仕切りたがりの男性には、「私は○○か○○がいいな、○○君はどう? でも何時以降はNGなの」と事前に抑えるべきポイントを伝えておけば、予定が崩れることがなくて安心です。そもそも相手に気を遣いすぎて疲れてしまうなら、もっと肩の力を抜いてみて。独りで過ごすより、彼と過ごしたほうがラク! という人のほうが結婚向きです。

 

4 誘ったほうが支払う「ギブ&ギブ」に

デートする人が多いと出費も増えるという点は、これは交際費として致し方ありません。デートは男女関係なく、誘った方が支払うのが基本です。

デートフレンドは女性からのほうが誘いやすく、自分がいいなと思う男性と友達になるつもりで、彼女がいないかをまずはリサーチ。「○○を教えて」「(映画などを)観に行こう」とカジュアルに誘いましょう。映画やレジャーなら「チケットがあるからor買うから」と、自分からギブしてみてください。

給料が上がらない時代ですから、男女それぞれお金にシビアな人のほうが結婚向き。もし彼が「僕が出すよ」と言ってくれたら、脈ありかも? と感じつつ、「ありがとう、でもここは私が! 次のカフェはお願いしていい?」と返しましょう。

 

 

共働き時代の相手選びの決め手は「一緒にいてラクな人」

最後に、複数人と交際したのち、たった1人を選ぶ方法と決め手についてもお伝えしておきたいと思います。

自分がどんな人生を過ごしたいか、どんな働き方をして、子どもは欲しいか、その場合は何人で、どんな教育を受けさせたいか、を踏まえて「これから本気で好きになってもいい相手の条件」を備えた2~3人と友達以上恋人未満の仲良し関係になっていることが前提です。

その中から、「いろんな意味で一緒にいてラクな人」かつ「脈あり度が高い人」でクロージングするのがおすすめ。

恋愛相談を聞いていると「女友達はいろいろ共感してくれて楽しいけれど、彼氏とは意見が食い違うのでケンカするか、言いくるめられてダンマリのどちらか。結局、女友達に愚痴ってばかり」という女性は意外と多いものですが、それはそもそものマッチングがズレているのです。

共働き時代ですから、あなたのスキルアップの妨げにならないのはもちろんのこと、応援して暮らしをサポートしてくれなければ結婚する意味がありません。結婚生活は平均寿命から考えると何十年も続きますから、キュンとしなくなってからも、しみじみと感謝できる人を選ぶこと。

そして、この人! と決めたらググッと距離を縮めるために、自分から告白OKサインを出しましょう。例えば、「これまでたくさんデートしてきたけど、どう思っている?」「恋人になっちゃう?」「私はあなたを幸せにする自信あるよ」と重すぎず軽すぎず、わかりやすく示してください。

ただし、告白は彼から言ってもらうのが吉。なぜなら、「付き合ってください」と言われたら、「私は結婚前提じゃないと付き合えないけれど、いい?」と聞いてほしいから。これで、お付き合いをきっかけに結婚の意志を確認でき、「付き合っているけど、結婚する気があるかどうかわからない」というよくある状態をひとまず回避できます。

複数人と同時進行というと軽いお付き合いだと考えるかもしれませんが、あくまで見極め段階の話。不倫や浮気とはまったく別物と心得てくださいね。