芸能界は、結婚ラッシュだ。女優の久松郁実(25)は14日、36歳の会社経営者と結婚していたことが判明。声優の山寺宏一(60)は同日、32歳下のタレント岡田ロビン翔子(28)との結婚を発表した。女性が結婚に求めるのは、カネか安心感か――。 31歳差で3度目…山寺宏一なぜアラサーとばかり結婚する?  ◇  ◇  ◇  モデルでグラビアタレントであることから“モグラ女子”ともいわれるFカップ久松が選んだパートナーは、36歳の会社経営者だと報じられた。2年半の交際を実らせ、昨年秋に結婚していたらしい。  10日ほど前に結婚が伝えられたフリーアナ加藤綾子(36)の相手も、会社経営者。それも慶応大卒で、年商2000億円の2代目社長だ。相次ぐ美女の結婚相手が会社経営者であることから、一般の男性ファンからは「やっぱりカネか」とガッカリムードも漂う。  20年以上前、女性にとっての結婚条件は、高収入、高学歴、高身長の3高が理想とされた。そんな時代は今や昔で、価値観や居心地のよさを重視する女性が増えたといわれる。  先月、俳優の星野源(40)と結婚した女優の新垣結衣(33)は星野について「キラキラした方だと思っていましたが、普通にお話ししてくださるというか、自然に歩調を合わせてお話ししてくださる方です」と言えば、星野も「話しかけたら、フレンドリーに話し返してくれるし、かといって人の領域に踏み込むようなことも決してしない。普通ということを忘れない人」と、ともに「普通」を強調していた。  婚活を支援するパートナーエージェントの調査でも、女性が結婚相手に求める条件は、「価値観が合う」「清潔感がある」「金銭感覚が合う」がトップ3。10位までは〈表①〉の通りで、3高は11位以下に沈む。トップ10の傾向から読み取れるのは、ハデな生活はできなくても、夫婦同じような感覚で寄り添いながら、お互いを認め合う暮らしぶりだろう。

高収入を望む女はとにかく自分が好き

結婚の条件に高収入を求める(写真はイメージ)

 その理想形が星野と新垣のスタイルだとすれば、久松やカトパンの結婚は、一昔前のバブル感がアリアリ。結婚の条件は人それぞれとはいえ、高収入は今なお一部の女性に支持されているのか。男女問題研究家の山崎世美子氏に聞いた。 「芸能界のおふたりと一般女性とは事情が異なりますし、バブル時代とも違います。一般女性の今の状況でいうと、高収入を結婚の条件の上位に挙げる人は少ない。でも、バブル時代は具体的な生活イメージがなく漫然と高収入を求めていたのに対し、今の女性で高収入を求める人は生活の理想形がとても具体的です。特にコロナ禍により、日常が突然崩れることが分かり、仕事の不安も強まっていますから、不安感を募らせた女性でもともと『高収入』を条件に掲げていたとしたら、より高収入が明確化しているはずです」  星野と新垣のような結婚スタイルは、コロナの前から語られていた。2人を認め合うほどよい距離感の生活は、言うはやすし行うは難しで、窮屈なコロナ禍の生活は、それぞれがストレスをため、普通でいるのが難しい。 「そんなコロナ禍で心穏やかに過ごすには、おカネで快適さを買うことも必要でしょう。仮に女性がそう考えて、高収入を条件に挙げたとすれば、結局は自分の快適さを求めている気持ちの表れ。自分本位で、自分が大好きなのです。いろいろな条件の中で、収入が一番だという女性は、快適な状況が変わると求めるものが変わるので、離婚しやすい傾向があります」  ダルビッシュ有(34)と離婚したくなかったとする動画が反響を呼ぶタレントの紗栄子(34)は、離婚当時、月1000万円の養育費を要求したと報じられた。その後、交際したZOZO創業者前沢友作氏(45)との交際中は100億円豪邸の建設過程をSNSに投稿。カネの話題に事欠かない。

 

年下好きのキャバクラ通いと加藤茶との違い

(岡田ロビン翔子のインスタグラム)

 その点でいうと、山寺はよきパートナーを迎えたかもしれない。まるで娘のような年の岡田とは2015年からラジオ番組で共演。昨年、山寺が番組を降板したのをキッカケに交際し、今月9日に結婚したという。バツ2の還暦男は、三度目の正直とするのか、「自分の年齢を考えても、結婚を決意してくれた彼女には感謝の気持ちしかありません」と決意を語っている。  年の差婚に注目が集まるが、山崎氏は「山寺さんのようなケースはうまくいくでしょう」としてこう続ける。 「加藤茶さんのケースもそうで、ものすごく年の離れた妻が結婚を決意すると、夫を尊敬するから信頼します。尊敬がベースにある夫婦関係は、崩れにくい。コロナ禍で男性に安心感を求める女性が増えています。そんなタイプの女性と交際がうまくいくと、山寺さんと岡田さんのような信頼関係が芽生える。新垣さんもこのタイプで、こういう女性との結婚は長くうまくいきやすいのです」 なるほど、岡田は「『お仕事のこと』『人生で大切にしていること』『幸せの瞬間』いろんなお話をしていく中、真面目で誠実な姿に惹かれ、びっくりするくらい繊細な彼を支えていきたいという思いが芽生えました」と夫への絶対的な信頼を寄せるコメントをツイートしている。  年下女性との出会いを求め、ガールズバーやキャバクラに足しげく通う中高年男性は珍しくない。本気で落とそうとアフターに誘っても、肝心の相手からは都合のいいメシ友くらいにしか見られず……。年下好きでも、山寺のような“勝ち組”にはなかなかなれないのが現実だ。 「キャバクラ好きで結婚できない男性と、山寺さんや加藤さんとの決定的な違いは、女性が男性を尊敬しているかどうか。客として信頼はしていても尊敬していなければ、客から結婚相手への格上げはありません」

一緒にいる楽しさに欠かせない清潔さ

欠かせないのが清潔さ(C)日刊ゲンダイ

 結婚相談所を運営するツヴァイは今年4月、「理想の結婚相手像」を調査。コロナの前後で理想に変化があったか尋ねたところ、女性は20%が「変化あり」と回答した。 「何かがあったときに揺らがない信頼関係の大切さをより強く感じるようになった」(50代女性)、 「コロナで家にいる時間が増えたときに、自分から話をしない人はつらい」(30代女性)といった声が上がる。信頼をベースとして「一緒にいることの楽しさ」「気配り」などが重視されているという。  実は、「楽しい」とは単に会話の楽しさだけではない。女性が嫌がる男性の条件のひとつが「不潔さ」で、楽しさや快適さには清潔さが不可欠だ。そこで前述のパートナーエージェントは、結婚したい男性の「清潔さ」をリストアップ。それが〈表②〉で、当たり前のことが並ぶ。保育園児や小学生が保母さんや母親に注意されそうなことばかりだ。 「たとえば、ゴミを放置したり、シャツや靴下を脱ぎっぱなしにしたり、机を散らかしたままにしたりするのは、女性がとても嫌いなことです。要は、保母さんに怒られるような衛生観念の男性には、女性はイラッとして安心できない。1、2回デートはしても、結婚相手にはなりません。結婚したければ絶対に直すべきです」  清潔な行動ができるかどうかは、外食時でも垣間見えるという。皿に残った“遠慮の塊”を気にしない男性は、女性が嫌う食器を放置するタイプかもしれない。逆に食べ終えた皿をまとめて店員に「下げていただけますか」と伝えられる人は、女性からの好感度が上がるだろう。  結婚したくてもできない人は、幼いころ母親や保母さんに「えらいね」などとほめられたような行動を心掛けるといいかもしれない。