男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。離婚を切り出すのは女性からというイメージが強いかもしれませんが、家庭裁判所で離婚の申し立てをする男性は約4割もいます。別れたい理由はさまざまですが、離婚を真剣に考え出した男性は必ず”決別したいサイン”を出しています。悪夢が起こる前触れを事前にキャッチできれば対策を練ることも出来るかもしれません。今回は関係修復不可能になった夫たちの行動についてお話ししましょう。
【山崎世美子のオトナ女子相談室】
1. 妻の料理は食べないと決めた夫たち
「そういえば……ここ1年は朝は食欲がないから食べないと言って、夜は帰宅が遅く会社の近くで食べていたみたいです」
子供がまだ3歳の専業主婦A子さん(32歳)は、食事の支度をしなくていいのは内心ラッキー!と喜んでいましたが、夫からまさかの離婚宣告を受けてしまったのです。「食べないって言うから作らなかっただけなのに……」
うつむき加減のA子さんは別れたくないと涙を流しました。旦那さんの言い分は、もう一緒に生活するのが嫌になったということでした。食事も食欲がないから食べなかったわけではなく、妻の手料理を“拒否”していたそうです。
“離婚したいほど嫌いな嫁さんの料理は食べられない”ということでした。筆者は数々の男性側のお別れ相談も受けてきましたが、離婚希望者も同棲解消も男性は共通して彼女の手料理を頑として食べません。
コンビニ弁当をぶら下げて帰るようになったら手遅れの末期です。言い方を変えると、家でご飯を食べているうちは2人の関係を修復できる見込みがあるということです。ただし夫が食べたいものをリクエストしなくなったら危険信号です。
2. 帰宅をわざわざ遅らせる夫たち
外食する金銭的余裕がない夫たちは、食事は家にあるもので済まさなければなりません。浮気調査専門の筆者の調査歴では、「家に帰る時間が遅いので浮気をしているのでは?」という漠然とした依頼がよくあります。
そんな夫たちを尾行しても、自宅にすぐ帰らず大型の書店やコンビニで長時間滞在、もしくは車の中で眠っていたりして、明らかに時間をつぶしているのです。駅のホームのベンチでずっとスマホゲームをしながら最終電車待ちしている依頼者さんの夫もいました。
「そこまで家に帰りたくないんかい!?」と、なんだか可哀想な気持ちになったものです。
嫁さんの作ったものを食べる姿を見られると、妻に負けたような気がするとおっしゃった男性もいました。
とことん妻を拒否する夫は夜中に帰宅後、自分で食事の支度をするそうです。寝静まったあとなら顔を見なくていいし、会話もしなくていいという理由から頑張ってわざわざ遅く帰っているのです。
男性は、あまりごちゃごちゃと不満を言いたくないという習性から“黙る”を選んでいます。
3. 夜の生活を頑なに拒む夫たち
夜の生活を拒むようになったら、これはもう決定打かもしれません。夫からすれば妻が完全にアウトになってしまったということです。理由が病気など、明らかな場合は別として考えてください。(意外とこのケースは少ないです)
・疲れた
・しんどい
・体調が悪い
・眠たい
こんな理由で半年以上レスが続いている場合は、相手が心底嫌悪感を持っていると思ってください。かなり深刻な状態です。「言い寄られないから楽でいいわ~」なんて、のんきなことを言っていてはいけません。
夫婦のスキンシップはとても大切なことなのです。
妻側から誘っても体調を理由に断ってくることが続く場合は、あえて妻の自尊心を傷つけ、もう誘われることがないように仕向けている可能性もあるのです。
まとめ
調停離婚は夫からの申し立てが約4割ですが、家庭裁判所で離婚の話をするのは約2割の夫婦で、一番多いのは協議離婚です。つまり双方の話し合いによる示談なのです。
男性が“離婚したい”と言い出した統計は出ませんが、おそらく少なくありません。誰もが仲良く生涯をともにしたくて一緒になったわけですから、できればご縁は大切にしたいものです。
夫婦が末期状態になるのはいきなりではありません。必ず相手が常に言っていたことの積み重ねです。ある時、プツンと音を立てて心を閉鎖してしまいます。
そうなる前に、相手の意見や願いごとには耳を傾けてくださいね!