もはや当たり前すぎて見落としがちですが、なぜ人は婚活や出会いの場で趣味の話をするのでしょうか? 植草美幸の【婚活戦略女子】一覧はこちら 友達や同僚であれば相手の人となりを知っていて、共通の話題もたくさんあります。しかし、婚活や合コンなど、出会って間もない男女が意気投合するためには、「趣味」などの共通点がきっかけになりやすいからです。 まずは、相手のことを知るのが目的。「話題探しをして、場を盛り上げたい」「自己紹介の一環として相手がどんな人柄なのか知りたい」などでしょう。「趣味が合う、話が合う」となれば「一緒に楽しく過ごせそう」と思いますし、「もっと話したい、デートしてみたい、付き合いたい」という気持ちに発展しやすいというもの。 しかし、必ずしも趣味=共通点でなくても良いのです。 趣味を聞く目的がもうひとつあります。それは「趣味を通して相手の価値観やお金の使い方、暮らしぶりを知りたい」というもの。自分との相性やデート、将来の結婚生活をイメージできる相手かどうかを無意識に探ってもいるのです。 例えば、男性が趣味に明け暮れていたら「趣味にお金を使い過ぎて家計を顧みなかったら困る」「自分の趣味ばかりでデートを後回しにされたらイヤ」と思いますよね。あなたも相手から、こんな趣味だということは……と性格や暮らしぶりを想像されているかもしれません。 つまり、趣味の話題を婚活に役立てたいなら「自分と相手の趣味が合うか」よりも注目すべきポイントがあるということ。今回は男性に限らず女性にも当てはまる趣味に関する注意点を挙げるので、ご自身のことも顧みてくださいね。
結婚前にチェック! 「趣味」に関するNG項目
1 依存度の高い趣味に「無制限に課金」していたらNG まずは「お金遣い」。身の程以上のお金をかけてしまう趣味人は避けましょう。結婚を機に自分から金遣いを見直せる人ならOKですが、いい歳をして貯金ナシという人はそうそう変われるものではありません。ギャンブルや課金ゲームなどが趣味の人が危ないのは当然ですが、コレクターでプレミアつきのスニーカーに高額をつぎ込むような人もいるので要注意。また、節度を持って貯金しながら趣味を楽しんでいるなら、高額なアイテム=金遣いが荒い、と誤解しないように注意して。 2 「海外旅行が趣味」と公言する女性は疎まれやすい 婚活業界ではあるあるなのですが、男女の旅行への考え方はかなり違います。キャリア女性ほど、大人になればなるほど女子会の延長で、海外旅行に行く人も多いでしょう。一方で、独身男性はほとんど旅行に行かず、パスポートもない人が結構います。そうなると、男性は「海外旅行なんて無駄にお金がかかりそう」、女性は「パスポートも持っていないなんてつまらない人」……つまり、相性最悪な印象に。趣味を偽る必要はありませんが、誤解されるリスクがある趣味を伝えるのは出会いの場では避けた方がいいかもしれません。
3「こだわりすぎ」「語りすぎ」で引かれる趣味アピール 男性に多いのが自分の趣味をアピールし、語りたがる人。 相手はちんぷんかんぷんですし、そのこだわりなんなの……と引いてしまいます。例えば、「コーヒーが趣味」と言って美味しいコーヒーを入れてくれるのは大歓迎ですが、「水の温度だ、産地がどうだ……」と延々語られ、「そんなことも知らないの?」と言われればウザいだけ。聞かされる人のことを尊重できるタイプかどうか見極めてみてください。 4 押しつけて「同じ趣味」にさせようとする 趣味の話をきっかけに「私も一緒に行きたい」とデートに発展するのは大賛成。お互いの趣味を体験してみるだけで、自然と2回のデートプランが完成するのですから。でも、相手の趣味に付き合ってばかりでは、長くは続かないものです。 婚活現場で、こんなお悩み相談を受けたことがありました。
CASE 女性31歳・事務職 × 男性31歳・営業職
釣りが趣味で週末はいつも早朝から海へ行くという男性に、女性は「私もやってみたい。一緒に連れて行ってください!」と積極的にアピール。趣味の話を自然とデートの約束につなげることに成功しました。 ところが、その後の面談では彼女から不満が噴出! 「行ってみたいとは言ったけれど、本当はインドア派で毎回釣りなんてイヤ。寒いし最悪だし、もう別れたい!」と。どうやら彼女は、相手の趣味を持ち上げるばかりで自分の趣味を伝えていなかったので、彼は彼女も楽しんでいると思っていたよう。 何も言わずに別れるのではなく、「今度は私の趣味にも付き合って!」と明るく言ってみるようにアドバイス。毛嫌いすることなく付き合い、自分もやってみようとする心がけは大正解。ただ「察してほしい」では伝わりません! 大事なのは相手の気持ちを知り、「自分の趣味に付き合ってくれてありがとう、楽しめている?」という気遣いを持てる人かどうか。むしろ、最初は趣味が違った方が気遣いの有無がわかりやすいのかもしれませんよ。 最初のデートはお互いの趣味を体験してみる。そのあとは、私は私、あなたはあなたで楽しもうね、というスタンスのほうが上手くいきやすいもの。結婚生活で重要なのは、お互いの好みを尊重できる関係になることなのですから。