女性とのコミュニケーションがうまくいかない理由

山本早織

山本早織

 今回は話すのが苦手で、「どんな会話をすればいいのかわからない」と異性とのコミュニケーションに悩む男性のための「好かれる会話力」をお伝えします。  自然体で異性と楽しく話せる人っていいなって思ったことはありますか? きっとどんな男性でも素敵な女性を目の前にしたら、緊張して上手に話ができないという経験をしたことがあるでしょう。 「褒めるのがいい」「相手に話をさせるのがいい」というテクニックは今や恋愛関係のYouTubeやコラムなどで知っている方は多いでしょう。  しかし、こうした会話術をきちんと実践できている人はそこまで多くありません。  それでは女性が「一緒にいる時間が心地いいな」と思ってくれるようなコミュニケーションをするにはどうすればいいのでしょうか。  私が何よりも大事にしているコミュニケーションは実際の言語による会話ではありません。心の中に秘めている本音は何なのか? それこそが実は恋愛をするうえでも、婚活をするうえでも実は重要です。

 

本音を言っていないことは伝わっている

会話 多くの人は「ダブルメッセージ」をしています。  たとえば、心の中では「この人、なんか思っていた人と違うな」と考えているとします。そうすると、言葉では「素敵な方ですね。思っていた通りの女性でした」と伝えていたとしても、心の中で思っている声も実は伝わっているものです。  その結果、相手は「なんかこの人、本心を言っているように見えない」「何を考えているんだろう」という疑いが生まれてしまいます。  さらにダブルメッセージは一貫性のない行動にもつながります。「素敵な方ですね」と言ってくれているのに、なぜか好意を感じない……ということはありませんか?  人は思っている以上に心の中で思っていることが伝わっているわけです。

 

33歳で婚活アプリデビューもうまくいかず

アプリ アプリを使い、約6か月間、婚活を続けてきたダイスケさん(仮名・33歳)が昨年、なかなかうまくいかず私の元に相談に来てくれました。  その後、4か月、私の恋愛コンサルを受けながらアプリでの婚活を続けたところ、結婚を考えられる女性とお付き合いがスタートしています。  見た目も素敵で背の高いダイスケさんは、学生時代からとてもモテてきただろうな感じる方で、30代になるまでは恋愛に悩んだことがなかったようです。  30代になり周りも結婚をしていき、出会いが減ったと感じたタイミングで、友人のすすめで婚活アプリデビューをしました。  いいねの数やチャットのやり取りなどは進むものの、出会ってからデートを重ねることが思っている以上に進まず、一度、デートをしても終わってしまうことを繰り返していました。

 

「好奇心で来ました」とつい言ってしまう男の心理

 焦りを覚えつつも、めんどくささも感じていたところ、私のコラムを読んで、問い合わせをしてくれたようでした。  ダイスケさんは実は私のところへ相談に来ることも、初めは少し面倒だなと感じていたようです。  それは私も感じていて、お約束の日、私のサロンに現れたダイスケさんは、「好奇心で来ました」と私に言っていました。プライドが高く、恋愛を人に相談したくないということも伝わってきたことを覚えています。  さらにダイスケさんのお父さまは典型的な亭主関白で、お母様は楽観的な専業主婦とのこと。その影響か、どこか女性に対して男尊女卑的な発言がある方でした。

 

 

感謝の気持ちががないことと進展しない

デート 初めは「好奇心できた」と自分を守っていたダイスケさんですが、次第に心を開いてくれるようになり、両親の話、20代で結婚をしたいと言われた彼女の話などをしてくれました。  私がダイスケさんをコンサルすることになり、まず初めに伝えたのはまさしく「ダブルメッセージ」の話です。  アプリで出会った女性とデートをするとき、腹の底では「めんどくさいな」と思っていたら、どんなにいい顔してもそれが伝わっているのです。  相手も自分も大切な時間をデートに当てている。自分とデートをするために時間を開けてくれた感謝の気持ちを持たない限り、素敵な女性に出会っても進展しないということを伝えました。

 

弱さも身勝手さも筒抜けになっている

 さらに女性に対して「女はこう」という決めつけや男尊女卑的な考えを持ち続けると、「男のくせに」と腹の底で思っている女性しか寄ってこないことも伝えました。  実は婚活がうまくいかない人の多くは腹の底で思っていることと言葉にしていることが違います。 「自分に自信がない」「嫌われたくない」「何を話せばいいんだろう」という弱気さ、「めんどくさい」「タイプじゃない」などの身勝手さ、実はすべて伝わっていると考えるべきです。  これを徹底的にダイスケさんには意識してもらいました。最初はできないかもしれません。しかし、意識し、実践を続けることで、きっとダブルメッセージではなく、シングルメッセージの大切さが体感できるはずです。

 

 

ありがとう」を伝えるところから始める

 まずは、相手へ「ありがとう」という感謝をすること。そして相手の「素敵な魅力」を見つけること。それを素直に言葉にすることから始めましょう。  みなさんが思っている以上に人間の思い込みの力はすごいです。 「ありがとう」が自分の言葉になるまで、毎日続けることだけがうまくいかない婚活を終わらせる間違いのないテクニックなのです。