新型コロナが猛威を振るった2020年。人と会うことがはばかれる中で婚活シーンは大きく変りました。まだまだコロナの脅威は続いていますが、終息後もこの価値観が元に戻ることはないでしょう。 

 

 

それは、やりたい仕事や生き方という「自分軸」があって、それを理解してくれる相手と結婚して、安心安全な味方としてパートナーを作るということ。時代の変化とともに女性の意識は変わりつつありましたが、コロナ禍でそれがより加速度的に表面化したのです。 

 

この「自分軸」、今までは女医さんやバリキャリ女子によくある考えでした。収入が高く、一生続ける覚悟で職に就いていますから、自分の仕事を理解し、応援し、結婚生活でもサポートしてくれる人を求めます。「いきものがかり」のボーカル吉岡聖恵さんのご結婚時のコメントにも似ていますよね。

 

 

「私の事を1人の人間として、そして1人の歌い手として心の底から受け止め、包み込んでくれる」とコメントし、アラサー女子の共感を得ました。まさにこれ! なんですね。 ただの妄想や誰かが決めた理想のために、無理をして自分を曲げて結婚するのはもう終わり。これからは普通の女性たちも「自分軸」で結婚相手を決める時代になっていくと思うのです。

アフターコロナは恋愛しないで結婚する時代へ

女性が「自分軸」で結婚相手を選ぶようになると、これまでの「恋愛至上主義」も終わりを迎えるかもしれません。1

 

980年代以降からお見合い結婚より恋愛結婚が増加し、それ以降「恋愛の先に結婚」がある時代が続きましたが、もはや「結婚したい人と恋愛する」となってきたのです。 最近の若い人たちはとっても合理的。無駄な恋愛をしたくないという傾向が強まって、「一瞬のトキメキよりも、一生の幸せ」を重視するようになり、「こんな人と結婚すれば、こんなライフスタイルを送れる」という観点で相手を選ぶようになる。これも自分軸ともつながる考えですよね。 

 

実際、コロナを経て一人暮らしの不安、寂しさ、恐怖……を感じた人も多く、若い世代の結婚への意欲は確実に高まっています。一緒に住んでいる「家族」なら、おうち時間をいっしょに過ごせますからね。ましてやアフターコロナの経済的にも不安定な時代。4~5年だらだら付き合って時間とお金を費やすより、「もう恋愛するんだったら結婚した方がイイよね!」という考えになっていくはずです。

 

 

戸田恵梨香さん&松坂桃李さん、生田斗真さん&清野菜名さんなど、芸能人カップルの「旧知の仲からの電撃結婚」にもこの傾向が見られたのではないでしょうか。 一人きりで失業したり体調を崩したりすれば大変ですが、2人いればどうにかなります。

 

 

つまり、結婚相手はリスクを分け合う「戦友」という意識。病だけでなく、経済面でも一緒に生き延びるために、強い絆で結ばれなければやっていけません。 キュンキュンするイケメンよりも、家庭的な男性。おしゃれなレストランやプレゼントをくれる男性よりも、さっさと結婚して貯金して家庭菜園やDIYを楽しめる男性の方が助かるワケです。

 

 

令和男子が結婚を決める理由はズバリ「頼れる」から

逆に、男性は精神面も経済面も頼れる女性を求める傾向が強まってきました。 

 

今は女性が結婚後に仕事を続けるのは当たり前。女性も一生仕事を続け、出世をし、キャリアを築いていくことになるのですから、男性に求めるモノも変わっていって当然です。男女平等の時代になってきているのに、なぜか結婚のときだけ、親世代の価値観を引きずってしまう女性がまだまだ多かったことでしょう。

 

「エリート男子を見つけたら猫をかぶって、合コンでサラダを取り分けてブリッ子して」……なんて考えはもうおしまいにしなくてはいけません。 

 

専業主婦が当たり前の時代は、女性が自立すること自体が難しかったので、今より良い生活をする=「結婚相手に高望み」しか方法がありませんでしたが、今はそうではないですよね。 最近も、まさにアフターコロナな令和婚活! といえる成功事例がありました。

CASE 女性34歳・看護師 × 男性38歳・メーカー勤務

かつて、夜勤がある看護師は結婚が難しいと言われてきました。実際、こちらの彼女は過酷な救命救急に努める看護師で、「休みが不定期」「夜勤あり」「住まいは病院の近く」という条件から、男性からお断りされることが続き、2年以上婚活していましたが苦戦。いっそ小さなクリニックに転職して、仕事をセーブすべきかと迷っていたのです。

 

 そこで私が「あなたは、それで幸せ?」と問いかけると、今の仕事のやりがいや看護師長を目指す彼女の強い思いを聞くことができ、最終的には思いを曲げず、働き方も変えずに婚活する、と心に決めました。

 

 

 そんな時期に新型コロナのニュースが飛び込んできて、さらに婚活が厳しくなるのでは……と思っていると、なんと2020年春から100%リモートワークとなった大手メーカー勤務の男性とマッチングしたのです。 彼に聞いてみると「医療現場で働く彼女の話を聞いて、感銘を受け、サポートしたいと感じた。

 

コロナで働き方が変わり、一人暮らしに飽きて婚活を始めたけれど、自分なんてのん気な悩みだったなと思ってしまって……」というのです。彼の方が食事を作って待っていてくれることも多いといいます。お幸せにね!

 

 

 以上、令和の結婚観について私なりに未来予想をしてみましたが、皆さんはどう思いましたか?  コロナを経て、自分の将来について考える若い人が増えたことは良いことだと思います。今までは結婚=ウェディングドレスだったのが、生活費から貯金、今の働き方や職場、将来は何歳まで働くか……などまで考えるようになった人も多いんじゃないかしら。 

 

「今が良ければいい!」「好きだから一緒にいるだけ!」と刹那的な恋愛をするのも楽しいですが、真剣に自分の人生や生き方を考えて「やっぱり結婚して家族が欲しいな」となったなら、2021年は「自分軸」で一歩踏み出してみてくださいね。