無意識のうちに出ているホルモンが、代謝も脂肪燃焼も司っているって知ってた? 心が充足していると、それだけで痩せやすくなるし、ストレスフルだと、脂肪を溜め込みやすくなることも。私たちのダイエットに深く関わる4つのホルモンの働きを覚えておけば、「自ら痩せる力」を最大限発揮できるはず。 【写真】「減量ホルモン」のスイッチを入れる方法 今回は、『食欲フリーDiet カラダの声を聞いてキレイになる』の著者でもある夏目祭子さんに、ダイエットと深い関係がある4つのホルモンの働きを教えていただいた。
エネルギー代謝が活発になる「ドーパミン」
「ドーパミンは代表的な快感物質。何かいい思いをしたときや、目指すものを手に入れた達成感・満足感を得られたときに分泌され“自己肯定感”につながります。つまり、エネルギーが消費されやすくなるのです 」と夏目さん。 このとき、体の活動性が高まり、食欲が出て、エネルギー代謝が活発になります」と夏目さん。だから、ダイエットを成功させるためにはドーパミンを味方につけるべき。
食欲を抑える効果が得られる「セロトニン」
「セロトニンというホルモンは、幸せホルモンとも呼ばれ、心の安定に深く関わっています。 リラックスして落ち着いた満足感を得ることができるセロトニンがたっぷり分泌されると、結果的に食欲をおさえる働きがあるのです」例えば、自分が好きなことに熱中している時間、ご飯を食べることも忘れて夢中になっているシーンを思い出して。その満足感や充足感だけで『お腹がいっぱい』なんてこともあるはず。これが「セロトニン」で満たされた状態。
幸福感を感じる「βエンドルフィン」
この「βエンドルフィン」は「脳内麻薬」の一種。 「脳内麻薬とは、体が感じる痛みや苦しさをマヒさせるために脳が作り出す、神経麻酔効果のあるホルモン」だ。 「飢餓や疲労の苦しみが、このホルモンによって至福感、多幸感に置き換わり、疲れを感じず活発に動き回れるようになるんです。特に拒食症が進行中の時や、長距離ランニングの最中に分泌されることで知られています。この現象はそれぞれ“ダイエット・ハイ“ “ランナーズ・ハイ“と呼ばれています」
不安感や欲求不満によってスイッチが押されるのは「コルチゾール」というホルモン。このホルモンは、肉体的・精神的なストレスがかかったとき、抵抗力を高めるために血糖値を上げる働きをする役割がある。ただ、あまりに分泌量が多い状態が続くと、筋肉を分解してエネルギー消費量を減らしながら、食欲を高めて体脂肪を増やすという「ため込みモード」に体調を変化させる働きをすることも。 「体の栄養状態だけではなく、心が抱く感情によっても、体脂肪をため込むか手放すかが左右されるんです。だから、我慢して辛い思いが強いときには、ダイエットしてもなかなか体重が減らないのです」
楽しんで行うことがダイエットへの近道
ドーパミン、セロトニン、βエンドルフィン、そしてコルチゾール。それぞれのホルモンが体にもたらす作用のおかげで、同じダイエットをしても、喜びと期待感いっぱいで過ごせた人は、快感・満足ホルモンのアクセル効果で減量が進みやすいと言える。同じ行動でも、充実感に満たされながらするのと、無気力な状態でするのとでは、エネルギーを消費する度合いが違ってくるということがわかる。 ダイエットというと辛いもの、我慢しなければいけないもの、と思いがちだけど、体重を「減らす」だけではなく、自分の心を「満たす」ことを意識すれば、、「自ら痩せる力」 が得られるはず。



