体内の塩分調整をしている臓器としては、まずは腎臓を思い浮かべますが、もうひとつ重要な臓器があります。それは「副腎」です。
副腎は、重さでいうと、わずか5グラム程度しかない小さな臓器で、腎臓の上部前方にあります。腎臓は左右にひとつずつありますから、副腎もまた、私たちの体には2つあります。副腎皮質と副腎髄質という部分に分かれていて、それぞれ働きが違います。しかし、どちらもホルモンを分泌するので、いわゆる内分泌器官という部類に入ります。
実は今、この副腎にダメージを受けている人がとても増えてきています。いわゆる「副腎疲労」です。「アドレナル・ファティーグ」ともいわれます。
筆者はずいぶん前からこの副腎疲労に関心を持ち、講座の中でも取り上げて、そうならないように警鐘を鳴らしてきましたが、その声が届いたのはごく一部の方にのみでした。その間にも副腎疲労に陥る人の数は増え、今やもう看過できないところまで来ています。これからも増え続けると思われます。
副腎疲労が起き、それが慢性化していく原因は食生活にあります。食生活を改善しない限り、副腎疲労は良くなりません。
では、副腎疲労とはいったい、どういうものなのでしょうか。すでに1990年代にアメリカのジェームズ・L・ウイルソン医師によって提唱されていましたが、同氏の著書『アドレナル・ファティーグ』によると症状としては、「疲れやすい」「朝起きられない」「寝ても疲れがとれない」「塩からいものが欲しくなる」「性欲低下」「ストレスに対処できない」「病気やけが治るのが遅い」「立ちくらみ」「うつ」「何をしても楽しくない」「食事を抜くと悪化する」「PMS(月経前症候群)の悪化」「我慢ができなくなった」「集中力がない」「記憶力が落ちる」と、多岐にわたります。
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副腎疲労を起こす食生活
筆者は医者ではないので、あくまでも食生活という側面から、今現在、副腎疲労を起こしてしまっている方や、そうなりつつある方に、食生活を改善することで、少しでも良い方向に向かっていただけたらという思いで、本稿を書いております。
筆者が考えるに、副腎疲労の第一歩は、血糖値を急激に上げてしまうような食事内容にあると思います。白米や、白く精製した小麦でつくったパン、白い砂糖という「白い悪魔の三兄弟」が、その原因であることに間違いありません。それらの食品を食べると、血糖値は否応なく上がってしまいます。そのため、膵臓から大量のインスリンが分泌され、結果的に血糖値は下がりますが、完全なコントロールができないため、血糖値が下がりすぎるという現象が起きます。いわゆる低血糖状態です。
すると私たちの体は自分の身を守るため、アドレナリンやノルアドレナリンというホルモンを分泌します。その2つのホルモンは副腎髄質でつくられます。したがって、そのような食事を続けていると、膵臓が疲弊するとともに副腎も疲労してしまいます。副腎が体内で塩分調整にかかわっているということは冒頭で述べましたが、副腎疲労が起こってしまうと、塩分を体内に貯蔵できなくなってしまうのです。それは体内の塩分不足を招き、疲労度はさらに増していきます。
そうなるともう、やたらと塩からいものが欲しくなり、濃い味付けの食べものしか受け付けなくなってしまうのです。それはファストフードをはじめ、コンビニエンスストアなどで売られている弁当をはじめとする食品群、レトルトや冷凍食品やスーパーマーケットの惣菜ということになります。そして、そのような食品を食べ続けると、徐々に副腎疲労は悪化していきます。
副腎疲労にも度合いがあり、深刻な状態に陥ってしまった場合は医療機関を訪ねるしか方法はないでしょう。前述したような症状が思い当たる方は、もしかしたら初期段階の副腎疲労かもしれないので、食生活の改善に本気で早急に取り組むべきと思います。
副腎疲労は腸内環境が悪い場合にも起こるので、食べものは非常に大事です。また、ストレスもその原因のひとつです。さまざまなストレスがありますが、体内に慢性的な炎症があると、それは体にとっては重大なストレスとなります。小麦(グルテン)と、乳(カゼイン)に対するアレルギー反応によって起きている腸内の炎症も、そのうちのひとつです。
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副腎疲労でうつ的傾向に陥る恐れも
劣悪な食事内容によって起こると考えられる副腎疲労ですが、その劣悪な食事をし続けている人たちも、周りがみんな同じような食事をしていると、その劣悪さに気づくことができません。自分の食事内容がいかにひどいものであるかに気づいていない人を気づかせるのは至難の業です。しかし、放っておくと知らぬ間に症状は悪化し、取り返しのつかないところまで追い込まれることもあり得ます。
副腎はストレスと非常に密接な関係があります。病気や怪我、そして仕事や対人関係によるストレスなどに、体が対処できるように働いてくれています。何か問題があった時の回復力や、生きていくためのエネルギー、アクシデントに対する耐久力などは、副腎が正常に機能していてこそ発揮できるものです。
副腎が分泌するホルモンによる影響は、それだけでは終わりません。たとえば、体内での炭水化物や脂肪の活用の仕方、蓄えられた脂肪の分布のさせ方、血糖値の調整と、心臓血管系や消化器系の機能の調整などにもかかわっているのです。小さな副腎ですが、大きな仕事をしてくれているのです。
そして見逃してはならないのが、心理的、精神的なことにも影響を与えているということです。副腎疲労が進むと、うつ的傾向に陥ることがあります。しかし、それはあくまで、副腎が作用したうつ的傾向なのです。つまり、うつ病とは違います。よって、この症状に抗うつ剤は効果がありません。
まだあまり知られていない副腎疲労によって、うつ的傾向にある方が、思い悩んだ末に精神科、神経科、心療内科の医師に診断を仰ぐというケースもあるのではないでしょうか。その医師が、すぐに副腎疲労を疑って食事指導をしてくだされば、快方に向かうことは十分に考えられますが、そうでなかった時に果たしてどうなるのか、筆者には到底わかりません。
皆さん、そのような事態に陥ることのないよう、普段の食生活を考え直しましょう。その第一歩として、筆者が配信している無料のメールレッスンを活用していただきたいと思います。
(文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事)
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今では副腎の重要性が明らかになっています。
白髪の原因も副腎が悪くなっている証。
食事管理、健康管理して若い体を維持しなくては!
いつまでも若い体を維持するには内臓が重要ですよ!