ここまでは中年~高齢者の見た目に関するデータだが、もっと若い世代でも同じような傾向が確認されている。

 ニュージーランドの男女954人を26歳から38歳まで12年間追跡した研究で、HbA1cなど心血管関連指標、肥満度、肺機能など慢性疾患や死亡リスクに関連する計18項目で体内年齢を評価して分析したところ、12年間に体内年齢の老化が進んだ人たちでは、身体機能も、脳機能も見た目も老化が進んでいたのだ(*5)(下図)。

 

 

 

 

 

 

「食べ過ぎ」と「血糖値上昇」は
老化進行の代表要因

 まず、サルの研究が明らかにしたように過食は代表的な老化進行要因だと言ってもいいだろう。

 日本人はインスリンの分泌力が白人や黒人に比べて弱く、糖尿病リスクが高いため、血糖値が上がりやすい食生活に注意したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

血糖値が高い状態が続くと、体を構成する重要なタンパク質に糖が結合する糖化現象が起こり、終末糖化産物(AGEs)ができて、タンパク質で構成される組織を老化させていく。ことに皮膚は、水分を除いた残りの7割がコラーゲン線維でできているため、受けるダメージも大きい。ハリを保つコラーゲン線維で老化が進めば、当然シワやたるみができやすくなる。