https://toyokeizai.net/articles/-/270080

 

 

メイク男子といってもさまざまなタイプが存在し、それぞれに少しずつ違いがあった。

1つ目は、「メイク濃い派」と「薄い派」である。メイク濃い派は、今回でいうAさんとCさんにあたる。彼らは、例えばK-POPアイドルの〇〇、というようにあこがれの対象を明確に持っている。メイクの情報については、韓流アイドルの写真を見て研究したり、”こんどうようぢ”や”車谷セナ”といったYouTuberの動画を参考にしたりと、自分から積極的に調べることが多い。また、使っているコスメも、韓国コスメからデパートコスメ、安価なプチプラコスメまで多岐にわたり、ブランドではなくYouTuberが使っているなど話題性のあるものが多いように感じた。

対して、メイク薄い派に当たるBさんは、自分をよく見せたいというところからメイクを初めており、お手本や憧れとなる人を持たない。メイクの情報も必要なときにネットで調べる程度で、自分から積極的に調べることはあまりないという。そのため、使っているコスメも、何かのついでに見つけたものが多く、あまりこだわらない。

 

また、メイク濃い派と薄い派は、メイクに対する捉え方にも違いがあった。メイク濃い派は、メイクを自己表現の一種と捉えており、自分をよく見せるのももちろんだが、自分自身の感性を表現するためのものと捉えているように感じた。しかし、メイク薄い派は、メイクを身だしなみの一環として捉えており、ワックスやヘアアイロンで髪型を整えたりする延長と捉えていた。

そして2つ目は、TPOによってメイク変える派と変えない派である。メイク変える派は、Bさん・Cさんに当たる。Bさんは誰に対して見せるかによってメイクを変え、Cさんは特別な日のみメイクをする。

 

このように見せたい自分を場によって変えるところは、女の子と似ていて興味深いと感じた。対して変えない派であるAさんは、学校でもバイトでもメイクをするが、いついかなる場でもあまりメイクは変えないという。見せたい自分が一貫しているからかもしれない。

このようにタイプは違えど、「メイク男子」に共通していることもある。それは、もともとの美意識の高さと、他人の目に左右されない生き方を重視するところだ。

 

美意識の高さはみな人一倍であった。容姿に気を遣い出したのも人より早く、例えば、Cさんは小さい頃に観た『ハウルの動く城』でハウルの美意識の高さに感銘を受けて以来、自分の容姿を意識し出したといい、メイク薄い派のBさんも小5のときからヘアワックスを使い始めたと言っていた。

 

そして、彼らはみな、他人からメイクをしていると思われることに対し恐怖心を抱いていなかった。

メイク男子である彼らは皆口をそろえて、「他人からどう思われているかより自分がいいと思ったことをすることのほうが価値がある」「他人にとらわれる自分より自分らしさを大切にして思ったことを貫いている人のほうがかっこいい」と述べ、自分はこれでいいと思っているから他人の目は気にならないと語っていた。

 

SNSが普及し、いつでもどこでも人から見られるようになった今、他人の目を気にしする若者も増えているが、「メイク男子」にはそんなことなど到底どうでもいいらしい。自分らしさを貫く、そんな生き方を尊重する「メイク男子」は今の時代においてはレアケースなのだろうか。

原田の総評:韓流の影響はかなり大きい

大学生たちのレポートはいかがでしたでしょうか。

筆者は先日、青森県むつ市で男子高校生15名に対しヒアリング調査を行いましたが、そこでも「韓流トレンド」が浸透し始めていました。若年女性や東京など大都市部の若年男性のみならず、地方の若年男性の間にまで浸透していることには、大変驚きました。そして、「若年男性における韓流トレンドの浸透」が中心となって、メイク男子の増加が起こっていると感じました。

 

国同士では日韓関係のぎくしゃくが続いていますが、若年層の間では男女を問わず、音楽、ドラマ、化粧品、メイク法、チーズホットクといったトレンドの食べ物などさまざまなジャンルにおいて、確実に「韓流」は浸透しつつあります。

 

この5年ほど、日本のさまざまなジャンルの企業が高齢化する国内市場にとらわれ、若者層に向けたサービス開発はなかなか進まなかった、と筆者は感じています。一方の韓国は、もともと人口が少なく国内マーケットだけではビジネスが成り立ちにくいという事情があり、比較的若年層の人口が多い近隣の中国や東南アジアの市場を見てマーケティングをしてきました。その差が起点となって、日本国内で「メイク男子」が増加しているのです。

 

今、世界全体を見渡すと、若年人口が増える「若者の世紀」になっています。日本企業ももっと国外を見て、若年層に対するマーケティングを行い、その知見を国内の若年層マーケティングにも活かしていくべきではないでしょうか。

 

また、これまでのように欧米、とくにアメリカのトレンドを追うことにとどまらず、韓国のトレンドをきちんとリサーチすることで、国内の若年層マーケティングをしなくてはいけない時代になっていることを理解しておくことが重要になっています。

 

 

美意識向上、健康意識向上することはいいですね。

 

汚いメタボオヤジになるよりは女性に好まれる外見でいないとね。

 

きれいでないと嫌われますからね