二面性があり、あからさまに男性に媚びるモテ女は同姓には嫌われる――「女に嫌われるモテ女」の特徴をまとめた記事を、先月配信した。「男性諸君に真実を伝えたい」との思いが少なからずあったのだが、巨大掲示板「2ちゃんねる」で【女に嫌われる女「酔っちゃった~。歩けないよぉ」と男にしなだれかかる←キーッ!】と皮肉たっぷりにスレッドを立てられてしまった次第。
 しかし、掲示板に寄せられた書き込みを読むと、媚びない女のモテない理由が明確に記されていて興味深かった。2ちゃんねらーとリアルな独身男性の意見を交えながら、媚とモテの関係を探りたい。

 まず、「嫌われモテ女」のボディタッチや甘えた仕草に対して、多くの男性が演技とわかっているらしかった。それならばデレデレせずに、男らしく拒絶したらいいのでは?と感じるのだが……。

「じゃぁその女を男がビシッっと拒絶したら、キーッ!っとなる方の女(※注:媚びない女)がステキッつって抱きついてくるのか?って話だよ。オマエは何してくれるんだよっての」(2ちゃんねるより)

「お酒が入ったらベタベタするのは当たり前でしょ。むしろお酒飲んでるのにクワッ!っと平然にしてる女のが怖いわ。なんでそんなに隙がないねん、ゴルゴか、みたいな」(2ちゃんねるより)

 なんと媚びない女はゴルゴ呼ばわり! ここで媚びない女の言い分を述べておきたい。酒の勢いでベタベタしないのは複数の理由がからみあっている。①「女」を使うのは反則技だとどこかで思っている。②それでも体当たりで「酔っちゃった~」と男性に媚びたとする。そのときあっさりスルーされたら、小一時間立ち直れないから嫌だ。③あとで女友達からdisられるのも避けたい……などなど。
 媚びない女は、嫌われモテ子について論ずるとき、よく「私は彼女みたいなことはできない」と言うが、文字通り「できない」のだ。

「男は基本的に『自分のことを好きな女が好き』なんです」と話すのは、サトルさん(35歳)。

「演技でぶりっこしているとわかっていても、『そこまでしてオレに好かれたいのか?』と都合よく解釈をして、相手の女の子を好きになっちゃうんですよね(笑)。反対に男なら誰にでもいい顔をする女は、チヤホヤされていてもあまりモテないと思います」

 嫌われモテ子はたいてい守備範囲が広い。よほどひどい合コンでなければ、男性グループの中から気に入る人を早い段階で見つけ、女子力を全開にしてターゲット男性に接し、「オレのことが好きなのか?」と淡い期待を抱かせる。一方で媚びない女は、なかなか気に入る男性を見つけられない。会話を交わし、2次会でようやく「この人はいいかな」とターゲットを定めたところで、お開きの時間が来てしまうことも。瞬発力の違いもモテ力に影響しているのかもしれない。
 さて掲示板にはこんな意見もあった。

「無駄にガード固い女性いるけど、偽告白されて人間不信にでもなってんのかなと思う」(2ちゃんねらー)

 この方には申し訳ないが、女性が無駄にガードが固いときは、本当にその男性に対して興味のない場合が多い。性格のいい媚びない女だったら、「下手に気を持たせるのは、男性に悪い」という気持ちもある。嫌われモテ子は、自分がとくに好きでない男性をも虜にして、結果的にバッサリ斬ることも。どちらかと言えば、媚びない女の方が良心的なような気もするが……。

「飲み会ではノリも大切。媚びない女たちが真面目なのはわかるけれど、相手に対するサービス精神が欠けるのはいかがなものか?」とカズシさん(31歳)は苦言を呈した。

「ときどき、女同士で盛り上がっちゃう子とか明らかにつまらなそうにしている子がいます。そうすると、たとえ媚びているとしても、楽しそうにしている女の子に人気が集中。逆の立場で考えれば、女性だって素っ気ない男よりも優しく話してくれる男性のほうが好きでしょ? 嫌われモテ子にイラつく暇があるのなら、もっと笑顔を振りまきましょうよ」

 媚びない女たちも、明るく振る舞うことならできるかも。「笑いの沸点低くてなに言っても笑ってくれて、こちらに個人的質問されると惚れてしまうのなんでなん? 」(2ちゃんねらー)という男性の本音もあった。笑顔は女性をかわいく見せる最強手段でもある。これぞ、男に媚びずにモテに近づく方法かもしれない。(来布十和)