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婚活中という男女数人に話を聞いた折、「結婚したい。でもたまに、何でこんな頑張ってまで婚活しているのか、自分で動機が分からなくなることもある」という意見を聞きました。「好きな人と一緒にいたい」とか「一人は淋しいから」など、シンプルな動機で自然に結婚となれるなら、こんな疑問は持たないでしょうが、相手探しに何かしらの努力を続けている場合、「なぜこんなに頑張ってでも結婚したいと思うのかな……」などと自分で疑問に思ってしまう瞬間があるのは、きっと彼らだけではないはず。結婚願望のある皆さんは、自分が「絶対に結婚したい」、その理由について考えたことはありますか?

人間の5段階の欲求

上記を考えるにあたって、まずは有名な「マズローの欲求5段階説」をご紹介。人間の欲求を5つに分けたもので、ピラミット型で段階的に表された図を、おそらく皆さんも目にしたことがあるはず。これによれば、人間は、下位の基本的な欲求(食欲や、安心な生活を求める気持ち)が満たされて初めて、上位の欲求(他人から尊敬されたい、自分の目標をやりとげたいといった感情など)が湧いてくる、とされています。

(下位の欲求から順番に)
(1) 生理的欲求……食欲、性欲など生物本来の欲求
(2) 安全の欲求……より安全、安心な時間を過ごしたいという欲求
(3) 所属の欲求……身の回りのグループに属していたいという欲求
(4) 承認の欲求……他者から尊敬されたい、という欲求
(5) 自己実現の欲求……自分の能力を最大限活かし、何かしらの目的を達成したいという欲求

「食べていくため」だけに結婚していた時代も

さて、海外には今もそうした国は沢山ありますが、日本でも昔は「子供を残すため」、もしくは「食べていくため」だけに結婚する、なんてことも決して珍しくはありませんでした。極端に言えば、「食べていける相手ならば誰でもいい」、ということです。しかし現代の日本は、平均的には衣食住には困らない暮らしができているので、それ以上の意味を求めて結婚をする方も増えています。前項の5段階の欲求に当てはめると、具体的には以下のような理由が考えられるのではないでしょうか。

(1) 生理的欲求……食べていくため、本能として「子孫を残したい」から、結婚したい
(2) 安全の欲求……誰かに守られ、安心な生活をおくるために、結婚したい
(3) 所属の欲求……殆どの人がしていることだから結婚したい(=既婚者のグループに入りたい)、「家族」という単位に属したい
(4) 承認の欲求……社会的に一人前と認められたいから、親を納得させたいから、他人に羨ましいと思われたいから、結婚したい
(5) 自己実現の欲求……自分の人生の目標を叶えるためのパートナーを求めて、結婚したい

子供が欲しい(1)、または生活や老後の安心のため(2)、といったことも、シンプルですが、これは今でも十分な「結婚」の動機です。不況などを受けて、生活を重視して結婚を望む方も、最近はまた増えてきているかもしれません。また、(3)の自分だけ独身で周囲に取り残されたくないとか、(4)の周囲や親に一人前として認められたいといったことが、結婚を決断する大きな理由になる場合も往々にしてあるでしょう。

最後(5)ですが、例えばモデルの梨花さんなどはそうかもしれません。噂に聞く限り、何人かと交際されてきたようですが、最終的には、モデル業を自分自身の一生の仕事と定め、それを理解し、応援してくれるパートナーを選ばれたように見受けられます(あくまで個人的な感想です)。パートナーを得ることで、自分の目標、もしくは夫婦それぞれが叶えたい目標の実現にさらに近づける、そんな結婚です。先日のオリンピックでボクシング金メダルを取った村田選手なども、「妻の協力あってこその金メダル」というようなことを何度も仰っていましたが、協力して人生の目標を叶えていく、そんな“パートナーシップ”を得られることこそが、結婚の大きな動機になる方もきっといるでしょう。

「自分が結婚したい理由」を常にクリアにしておくことは、婚活にも有利です。「絶対に子供が欲しい」が理由の方ならば、ともあれ早めに動いて決断したほうがいい、と考えるでしょう。「社会的に一人前として認められたい」とか「自分だけ独身という立場を抜け出したい」という動機の方は、周囲の目や他人の評価への意識が強い性格ということで、その思いが強ければ強いほど、結婚には近づけるでしょう。自分の人生でやりたいことや目標を強く持っている方は、それを叶えていくパートナーとして、望む相手像がハッキリ自覚できるのではないでしょうか。

さてさて、あなたが「結婚したい」と思う、1番の理由は何ですか? 婚活中の皆さんは、一度じっくり考えてみると有意義かもしれません。
(外山ゆひら)