http://news.livedoor.com/article/detail/6139710/
1】「私は理想が高いですか?(アラサー女性)」
【2】「妥協してでも恋愛すべきでしょうか?(23歳男性)」
など、発言小町のトピックスのなかでも、「恋愛においての、理想が高い」というのは、男女どちらからも沢山寄せられるテーマの1つです。
恋愛における3つの期待
誰だって、多かれ少なかれ、恋愛関係や結婚生活には「夢」や「期待」を抱くもの。ですが、その期待が大きすぎるために、「理想が高い」と言われてしまう。「恋愛での理想が高い」というと、一般的に「相手に望むものが多すぎる」というイメージですが、実は、必ずしもそうではないこともあります。心理療法士である近藤裕氏は、自身の著書のなかで、「恋愛における期待」を下記のように分類しています(参考文献:「恋愛に不器用な人の心理学(PHP研究所)」)。
1. 相手に寄せる期待
私のパートナーはこういう人であってほしい。こういうことを私にしてほしい。こういうことはやってほしくない……など。相手の容姿、職業、収入などはもちろんのこと、トイレ、お風呂、食事などの仕方まで、たわいもない部分まで、相手に対する期待の数々を指します。
2. 自分に寄せる期待
相手に対してではなく、「私は、こういう恋人でありたい」、「こういうパートナーになろう」など、自分が、恋愛関係において自分自身に寄せる期待のこと。例えば、「尽くす女でいたい」、「歳を取っても、デートしたいと思ってもらえるような素敵な女性でいたい」……等々、2人の関係において、様々な「役割」を演じている自分のイメージです。
3. 双方が共有する期待
パートナーと、互いに相手の「期待」や「夢」を理解しあい、共有する部分を協力して実現していきたい……という種類の期待。具体的には、「結婚できるような関係を築きたい」「マイホームを建てたい」、「3人の子供を持ちたい」など。
「恋愛の理想」とは、必ずしも相手に求めるものばかりではないのですね。例えば、男性に想いを寄せられても、「私は尽くす女でいたいのに、彼とではそういう関係性になれない」と感じてしまうのも、恋愛への「理想」を求める感情。結婚相手を探すにあたって、「自分の『築きたい家庭像』に共感しあい、叶えていける人でなくては」とこだわったりするのも、結婚に「理想」を求めている、ということになります。こう考えてくると、種類は違えど、誰にでも、恋愛や結婚に対する理想や期待はあるものだと分かりますね。
具体的に書き出して、じっくり考える
さて、上記を踏まえた上で、あなたが恋愛や結婚に対して抱く「理想」や「期待」は、具体的にどんなことでしょう? 【1】のトピ主さんは自身の理想を項目別に書き出していますが、これはとても良い方法です。ただ漠然と心の中で描いているだけでは、漠然として、非現実的になってしまいがち。「自分は理想が高いから、相手が見つからないのではないか」と感じている人は、まず「私が望む、恋愛や結婚での理想」というテーマで書き並べてみることをおすすめします。そして、「それらが現実的に見て妥当なものなのか」、「どうしてそうでなくてはならないと思うのか」、「その条件が満たされなければ、どんな点で困るのか、嫌なのか」……等々、1つずつ検証して、整理してみます。
現実離れした恋愛観にこだわりすぎると、仮に「この人なら理想に合うかも」と思って付き合い始めても、相手に少しでもそぐわない部分があると、すぐに「欲求不満」になります。この欲求不満を自分で上手に解消できなければ、結局は、破局を迎えてしまうことに。【2】のトピ主さんは既に「欲求不満」を感じている様子ですが、これを解消するためには、考え方を少し変えてみる必要があるかもしれません。
ついつい忘れてしまいがちですが、自分だけでなく、相手も同じように、「相手への期待や理想」を持っています。つまり、「理想と違う」、「期待外れ」と感じる瞬間があるのは、お互い様……なのですね。そのように、期待や欲求に添わないことがあったとき、「それをどう克服するか、許容するか」という点が、愛情関係を長く続けられるかどうかの大きなポイントになってきます。乗り越え方は人それぞれですが、例えば、「減点法」で相手をチェックするのではなく、「加点法」で相手の未知の魅力を探していこう、という姿勢は効果的です。例えば、「男性って、こういったとき、とても頼れるんだな」、「見た目はタイプじゃないけど、彼女のこういうところ、カッコいいな」等々、異性そのものや、相手に対しての“新しい発見”をしていくこともできるはず。【2】のトピ主さんが、彼女とのお付き合いのなかで、次第に「容姿とは別の部分」に魅力を感じ、自分に必要だと感じられる存在になれば、今持っている理想のことも、問題ではなくなると思います。
悩むより動こう! 「フィーリング」重視がおすすめ!
では一方、【2】のトピ主さんように、特定の相手がいない段階で、「理想が高い」と言われてしまう人は具体的にどうしたらいいでしょうか。そもそも、恋人がいない期間は、次の恋愛相手を“イメージ”だけで、色々と妄想してしまうので、ついつい、実態と離れた理想ばかりを語ってしまいがち。そして、それを周囲に指摘されると、自分でも、「そうなのかなぁ……」と必要以上に悩んでしまうことも。
実際は、理想や期待と多少違っていたって、「この人と一緒にいたい」、「側にいるだけで楽しい」、「すごく自然体でいられる」などと思える人が表れれば、お付き合いを始めていく人が殆どです。「理想とは全然違っていたけど、相手の熱意に負けた」、などと結婚式で語るカップルも多いですよね。ですので、まだ見ぬ恋愛相手について、頭で“考えすぎる”のをやめて、とにかく外に出かけ、他人とコミュニケーションを沢山とりながら、毎日を過ごしてみてください。「理想を挙げればキリがないけれど、それが気にならないくらい、一緒にいたいと思える人に出会いたいな」……そんな心構えで、どんどん異性と知り合える場所に出かけていきましょう。
そうしているうちに、「理想と違っても、欠点があっても、この人が好き」、そう思える相手に出会えたら最高。異性と知り合った際は、頭の中にある理想像に振り回されることなく、生身の相手をしっかり見つめてみてください。判断に迷うときは、「一緒にいて楽しいかどうか」、「長時間、その人の側にいたいと思えるか」等、シンプルで直感的な“フィーリング(感覚)”を基準にしてみることを、おすすめします。
***
(補足:父親や男兄弟のいない家庭で育った人ほど、女性は理想が高くなる!?)
「恋愛への理想が高くなる」大きな理由の1つに、育った環境の影響があるという指摘があります。前述の近藤氏は、女子学生たちの理想を分析した上で、家庭環境を調査。恋愛への理想が高い人には、下記の特徴が見られた、と紹介しています。
1. 男兄弟がいない。一人っ子で育った。
2. 中・高と女子校であった。大学も女子大である。
3. 父親が家庭に不在。忙しくて家にいないケース、離婚していないケースなど。
男性の実際の成長過程を見ていない女性は、「男性の理想像」が現実離れしたものになる傾向がある。これは男女逆の場合でも同様の傾向が見られるようです。異性が身近にいる環境で育った人たちは、現実的な異性観を持っていることが多く、例えば、弟のいる女性たちは「弟は本当に馬鹿だし、しょうもないんだけど、可愛いんだよね」などと、よく語ります。異性に理想を押し付けるのではなく、ありのままや違いを理解した上で、愛しいと感じているのですね。無論、育つ環境は選べませんし、どちらが勝っているというわけではありませんが、「異性への理想が高い」と言われる人は、一度考えてみるべき原因の1つかも!?
(ゆひら)
お互い様
1】「私は理想が高いですか?(アラサー女性)」
【2】「妥協してでも恋愛すべきでしょうか?(23歳男性)」
など、発言小町のトピックスのなかでも、「恋愛においての、理想が高い」というのは、男女どちらからも沢山寄せられるテーマの1つです。
恋愛における3つの期待
誰だって、多かれ少なかれ、恋愛関係や結婚生活には「夢」や「期待」を抱くもの。ですが、その期待が大きすぎるために、「理想が高い」と言われてしまう。「恋愛での理想が高い」というと、一般的に「相手に望むものが多すぎる」というイメージですが、実は、必ずしもそうではないこともあります。心理療法士である近藤裕氏は、自身の著書のなかで、「恋愛における期待」を下記のように分類しています(参考文献:「恋愛に不器用な人の心理学(PHP研究所)」)。
1. 相手に寄せる期待
私のパートナーはこういう人であってほしい。こういうことを私にしてほしい。こういうことはやってほしくない……など。相手の容姿、職業、収入などはもちろんのこと、トイレ、お風呂、食事などの仕方まで、たわいもない部分まで、相手に対する期待の数々を指します。
2. 自分に寄せる期待
相手に対してではなく、「私は、こういう恋人でありたい」、「こういうパートナーになろう」など、自分が、恋愛関係において自分自身に寄せる期待のこと。例えば、「尽くす女でいたい」、「歳を取っても、デートしたいと思ってもらえるような素敵な女性でいたい」……等々、2人の関係において、様々な「役割」を演じている自分のイメージです。
3. 双方が共有する期待
パートナーと、互いに相手の「期待」や「夢」を理解しあい、共有する部分を協力して実現していきたい……という種類の期待。具体的には、「結婚できるような関係を築きたい」「マイホームを建てたい」、「3人の子供を持ちたい」など。
「恋愛の理想」とは、必ずしも相手に求めるものばかりではないのですね。例えば、男性に想いを寄せられても、「私は尽くす女でいたいのに、彼とではそういう関係性になれない」と感じてしまうのも、恋愛への「理想」を求める感情。結婚相手を探すにあたって、「自分の『築きたい家庭像』に共感しあい、叶えていける人でなくては」とこだわったりするのも、結婚に「理想」を求めている、ということになります。こう考えてくると、種類は違えど、誰にでも、恋愛や結婚に対する理想や期待はあるものだと分かりますね。
具体的に書き出して、じっくり考える
さて、上記を踏まえた上で、あなたが恋愛や結婚に対して抱く「理想」や「期待」は、具体的にどんなことでしょう? 【1】のトピ主さんは自身の理想を項目別に書き出していますが、これはとても良い方法です。ただ漠然と心の中で描いているだけでは、漠然として、非現実的になってしまいがち。「自分は理想が高いから、相手が見つからないのではないか」と感じている人は、まず「私が望む、恋愛や結婚での理想」というテーマで書き並べてみることをおすすめします。そして、「それらが現実的に見て妥当なものなのか」、「どうしてそうでなくてはならないと思うのか」、「その条件が満たされなければ、どんな点で困るのか、嫌なのか」……等々、1つずつ検証して、整理してみます。
現実離れした恋愛観にこだわりすぎると、仮に「この人なら理想に合うかも」と思って付き合い始めても、相手に少しでもそぐわない部分があると、すぐに「欲求不満」になります。この欲求不満を自分で上手に解消できなければ、結局は、破局を迎えてしまうことに。【2】のトピ主さんは既に「欲求不満」を感じている様子ですが、これを解消するためには、考え方を少し変えてみる必要があるかもしれません。
ついつい忘れてしまいがちですが、自分だけでなく、相手も同じように、「相手への期待や理想」を持っています。つまり、「理想と違う」、「期待外れ」と感じる瞬間があるのは、お互い様……なのですね。そのように、期待や欲求に添わないことがあったとき、「それをどう克服するか、許容するか」という点が、愛情関係を長く続けられるかどうかの大きなポイントになってきます。乗り越え方は人それぞれですが、例えば、「減点法」で相手をチェックするのではなく、「加点法」で相手の未知の魅力を探していこう、という姿勢は効果的です。例えば、「男性って、こういったとき、とても頼れるんだな」、「見た目はタイプじゃないけど、彼女のこういうところ、カッコいいな」等々、異性そのものや、相手に対しての“新しい発見”をしていくこともできるはず。【2】のトピ主さんが、彼女とのお付き合いのなかで、次第に「容姿とは別の部分」に魅力を感じ、自分に必要だと感じられる存在になれば、今持っている理想のことも、問題ではなくなると思います。
悩むより動こう! 「フィーリング」重視がおすすめ!
では一方、【2】のトピ主さんように、特定の相手がいない段階で、「理想が高い」と言われてしまう人は具体的にどうしたらいいでしょうか。そもそも、恋人がいない期間は、次の恋愛相手を“イメージ”だけで、色々と妄想してしまうので、ついつい、実態と離れた理想ばかりを語ってしまいがち。そして、それを周囲に指摘されると、自分でも、「そうなのかなぁ……」と必要以上に悩んでしまうことも。
実際は、理想や期待と多少違っていたって、「この人と一緒にいたい」、「側にいるだけで楽しい」、「すごく自然体でいられる」などと思える人が表れれば、お付き合いを始めていく人が殆どです。「理想とは全然違っていたけど、相手の熱意に負けた」、などと結婚式で語るカップルも多いですよね。ですので、まだ見ぬ恋愛相手について、頭で“考えすぎる”のをやめて、とにかく外に出かけ、他人とコミュニケーションを沢山とりながら、毎日を過ごしてみてください。「理想を挙げればキリがないけれど、それが気にならないくらい、一緒にいたいと思える人に出会いたいな」……そんな心構えで、どんどん異性と知り合える場所に出かけていきましょう。
そうしているうちに、「理想と違っても、欠点があっても、この人が好き」、そう思える相手に出会えたら最高。異性と知り合った際は、頭の中にある理想像に振り回されることなく、生身の相手をしっかり見つめてみてください。判断に迷うときは、「一緒にいて楽しいかどうか」、「長時間、その人の側にいたいと思えるか」等、シンプルで直感的な“フィーリング(感覚)”を基準にしてみることを、おすすめします。
***
(補足:父親や男兄弟のいない家庭で育った人ほど、女性は理想が高くなる!?)
「恋愛への理想が高くなる」大きな理由の1つに、育った環境の影響があるという指摘があります。前述の近藤氏は、女子学生たちの理想を分析した上で、家庭環境を調査。恋愛への理想が高い人には、下記の特徴が見られた、と紹介しています。
1. 男兄弟がいない。一人っ子で育った。
2. 中・高と女子校であった。大学も女子大である。
3. 父親が家庭に不在。忙しくて家にいないケース、離婚していないケースなど。
男性の実際の成長過程を見ていない女性は、「男性の理想像」が現実離れしたものになる傾向がある。これは男女逆の場合でも同様の傾向が見られるようです。異性が身近にいる環境で育った人たちは、現実的な異性観を持っていることが多く、例えば、弟のいる女性たちは「弟は本当に馬鹿だし、しょうもないんだけど、可愛いんだよね」などと、よく語ります。異性に理想を押し付けるのではなく、ありのままや違いを理解した上で、愛しいと感じているのですね。無論、育つ環境は選べませんし、どちらが勝っているというわけではありませんが、「異性への理想が高い」と言われる人は、一度考えてみるべき原因の1つかも!?
(ゆひら)
お互い様