姉と手分けして持ち帰れるようなゴミ(お母さんごめんねー💦)の処分は終わりそろそろ家自体の処分に動く事になる。家を売るなんて初めてでどこに相談していいかわからないが、宮沢りえの白鳥麗子が頭に浮かび三井のリハウスにお世話になる事となった。我が実家は東京都内、地下鉄駅から徒歩5分、国道から一本入った静かな住宅地だった。これはいい値段で売れるかも口笛と姉妹で思っていた。ところが我が実家を調べてもらったら所有者がハッキリしない国有地に接しており現行の法律では建替えのできない土地だったガーン昔のやり取りで親が購入していたのでワタクシたちは何も知らずショボーン自治体に接地分を売ってもらえないか確認してくれたが自治体担当者も前例のない事にはうんとは言わず再建築不可の土地付き中古物件としていたので販売する事となったショボーン

しかもそのような物件は住宅ローン適用外となるそうで、キャッシュで購入するしかないとか。そんな買い手がいるとは思えずこのどうにもならない実家を一生背負い続けるのかと姉と共に落胆する。三井さん曰く、昨今のリノベーションブームもあり最悪リノベ業者がかなり価格は下がるが買ってくれるだろうと言っていた。そして三井さんとワタクシたち姉妹で売値を決めた。残念ではあったが建替えができる土地の価格よりも1/3程度に設定して中古住宅として売り出した。そしてまさかの売りに出した最初の週末に内見に来たご家族が購入してくださることになった。ここで毎週楽しく想い出に浸って片付けしていたワタクシたちは引渡し日までに完全に実家を空にするというゴール設定ができて焦り始める。少しでも買い取ってもらえるものはないかと買取業者に来てもらうが比較的新しいIKEAのリクライニングチェアなどは買取ではなく無料引き取りになり、買いたいと言ってくれたのは祖母が使っていた足踏みミシンだった。これはレトロブームによるものだそうだ。そして買取業者も残していった父が選んだ巨大な食器棚や冷蔵庫、ダイニングテーブル、古いエアコン等は三井さんにご紹介いただいた産廃業者さんに20万弱で引き取ってもらった。ついに生まれ育った実家が空っぽになった。そして引渡し日には人生最初で最後であろう積み上がった現金を目にしたびっくりびっくり


昭和なトイレ




空っぽになった部屋。


そしてワタクシたちはこの勢いで墓終いもしたが、これはワタクシ不在の納骨あたりから姉が住職に掛け合ってくれていた。(数年前にできた共同供養塔に移動埋葬する事で決着した)いま問題になるような法外な費用を求められる事なく墓石を解体して更地にする実費だけで済んだ。とはいえこれらの費用に50万円ほどかかった。

少子化やワタクシたちのように姉妹だけの家は檀家になって墓があると大変だと思います。これからの時代は考え直さないといけない事ですね。実際住職にはかなり引き留められたそうです。