今回は病気とは少し離れた番外編。実はワタクシの3ヶ月に渡る入院生活の直前に実母が亡くなった。肝硬変であった。実母の母、つまり祖母も肝硬変からなる肝細胞ガンで亡くなっているが二人とも飲酒は一切しない。もうこれは遺伝子レベルの遺伝疾患としか考えられない。肝硬変の最終診断前には原発性胆汁性胆管炎と言われ、調べるとシェーグレン症候群との併発が多いと出てくるのでワタクシは今も肝機能チェックは重点的に見てもらっています。

さて、葬儀を終えた翌月には入院していたので納骨等の法要は姉がひとりで手配し行ってくれました。ちなみにこの姉は全身性エリテマトーデス

因果関係は不明だが家族で同じ病気が多すぎるわガーンガーン


ワタクシたち姉妹は膠原病持ちではありますが二人とも結婚して家を出ているため実家をどうするかという問題に直面。男兄弟がいれば先延ばしにできたかもしれないがワタクシたちが先延ばしにすると訳のわからない姉とワタクシの子どもたちイトコ同士でオバアチャン家を片付けるという悲惨な負の遺産を残すことになるので話し合いの結果ワタクシたちが元気で生きている間に実家と墓を片付けようということになった。実母は常日頃跡取りのいない家なので迷惑をかけないようにと定期的に断捨離している人ではあったが、それでも無限に思えるほど荷物が出てきた。平日は仕事に行き毎週末は実家で姉と片付けという生活が半年ちょっと続く。

お互い実家まで車で1時間半ほどの地方都市住まいなので大変ではあったが思い出深い実家で会うのはなんとも言えない楽しさがあった。押入れを開ければねぇねぇこんな物が出てきたよー!とかこんな事あったよねー!とかタイムスリップしたかのように幼少期の想い出が蘇る。ひとつの物を見ても姉目線と妹目線では想い出が違っていたりする事も。毎回ひとしきり片付けて夕方が近づくと誰がどのゴミを持って帰るかを話し合う。地方都市住まいのワタクシたちはお互いの地域がゴミの分別が細かく、捨てられる物捨てられない物が違うのでお互いの地域で処分できるゴミ袋を車にパンパンになるまで詰め込んで帰るのであった。もうオバさんなのに母が毎年飾ってくれていた雛人形も姉がお焚き上げしてくれる寺を見つけダンボールに詰めて持っていってくれた。墓終いも決めたワタクシたちは仏壇も処分しました。だんだんスッキリしていく実家はなんとも言えない気持ちだった。




絵を描く事が好きだった母の作品。

手芸も好きで作品だらけでした。