南房総ぶらり途中下車の旅 1日目 | ウィチタのブログ

南房総ぶらり途中下車の旅 1日目

2017.2.22(水)晴れのち嵐

 

今日は妻と二人で房総半島を一泊二日でぐるりと電車で一周してきました。

妻が泊まりたい宿があるとの事でリクエストされました。

南房総は行ったことがないので自分も楽しみです。

一日目は、いすみ鉄道にのんびり乗り、館山に宿泊、

二日目は、鋸山に登る予定です。

ただ天気予報が非常に宜しくなく、二日目の予定は限りなく、未定、でした。

 

いすみ鉄道、小湊鉄道の乗換駅、上総中野駅にて

 

行きは東京駅発の、わかしお号の始発に乗るため地元の駅から始発に乗ります。

日が長くなったとは言え、5時半はまだ真っ暗。

結構早くから通勤通学される方がいらっしゃるのですね。お疲れ様です。

 

東京駅に着きあらかじめネットで予約していた特急券を発券します。

こんな機械があるのですね。予約を入れたクレジットカードを入れたら勝手に発券された。びっくり。今更常識か?

みどりの窓口に行き駅員さんが地図にピンを打って発券するのを見るのが楽しかったが・・・。

 

電車の中で駅弁の朝ごはんするのを楽しみにしていたので、駅弁を購入しに、

「祭」という駅弁専門店に入りました。

 

全国津々浦々の駅弁が大集合!

まさに駅弁のワンダーランド。

朝から大混雑です。

・・・しかし、コンビニエントな分、かつてのその地に行って食べる、旅情、が減っちゃうな。

デジカメになって写真が身近になった分、現像に出してる間できるまで待つ、あのワクワク感がなくなったのと似ている。

 

 

それにしてもいっぱいありすぎて決めるのが大変。

 

京葉線ホームは遠い(有楽町駅のほうがきっと近い)のと駅弁を選ぶのに時間がかかりギリギリに。

なんとか間に合いました。

 

わかしお1号勝浦行き、です。

 

いすみ鉄道に乗るので大原まで行きます。

 

潮見駅付近で地上に上がり明るくなったのでさっそく朝食。

自分は東京弁当。シャレオツな幕の内ですかね。すごく美味しかった。

 

妻は米沢名物牛肉ど真ん中弁当。

あれ、あなた、肉嫌いですよね?

 

車内は前期高齢者リタイア組のゴルフの団体、バイヤーさん?と見られるリーマン、

女子旅ぴちぴちギャルたち、外国人ビジネスマンと様々ですがほぼ満席でした。

外房線に乗るのは何年ぶりだろう?小学4年以来40年以上ぶりか・・・。

「こちら葛飾区亀有公園前派出所」をジャンプで初めて読んだあの時以来だな。

1時間15分であっという間に大原まで来ました。

 

ここからいすみ鉄道で、上総中野まで往復します。

 

 

ディーゼルの1両編成です。キハ20?もはや色んなことが忘却の彼方・・・。

 

乗客は5名。他の方は日常生活利用のようで観光客は自分たちだけ。

 

ワンマン運転で整理券を取って降車時に支払う制度。バスのスタイルですね。

 

出発進行!天気もよくご機嫌ですウシシ

農閑期の水田の中を単線でガタゴト進みます。

 

フリーパス券1000円で乗り放題です。

 

最近の電車は音が静かすぎるので、ディーゼル音がごーっと景気良く聞こえます。

(運転士さんによるのかな?)ポイントポイントで景色の解説が入り、よく見えるようスピードを落としてくれたりします。

遠くにお城が見えてきました。

 

デンタルサポート(笑)大多喜駅に到着。

ローカル線維持には大変なご努力が必要とお見受けいたします。

この電車はここが終点。

30分の待ち合わせで上総中野行きを待ちます。

 

 

お城は名将本多忠勝氏の築城とのこと。

町を上げて、大河ドラマの誘致?のノボリがあちこちあがっていました。

 

30分の時間で駅付近をぶらり。

のどかです。

 

 

線路までの距離も近いです。

どこぞの同世代アイドルお二人が線路内に立ち入り、大目玉の記憶も新しい。

映画「スタンド・バイ・ミー」も今や放送禁止だな。

でも線路内に立ち入ってはいけません By 伊代

踏切から線路をパシャリ。

 

上総中野行が来ました。今度はムーミン列車でした。

 

さらに20分で終点上総中野駅に到着。

ここで小湊鉄道との乗り継ぎになります。

 

右がいすみ鉄道。左が小湊鉄道。

どこか北海道のようです。雰囲気がそっくり。

何故だろ?雪もなく暖かな土地ですが。

流れてる時間かな?

映画「駅・STATION」のラストシーン、増毛駅から健さんと烏丸せつこが旅立つ、あの雪の名シーンそっくりだな、この駅。

 

小湊鉄道はここから内房線の五井駅まで行きます。

隣は養老渓谷駅です。

そちらは次回の機会に。今日はここで折り返します。

 

 

 

 

小学生の時、時刻表持って一人でローカル線に乗るのが好きだった。

遠い昔をまたまた思い出しました。八高線や水郡線・・・。

懐古趣味(苦笑)。

 

「なにもない、がここにはあります。」

「26.8kmの間だけ、あの頃に戻れるかも・・・。」

のキャッチフレーズ通り、とても懐かしい気分に浸れました。

このあたり、もう少ししたら桜と菜の花が咲き乱れもっともっときれいなんだろうな。

もっとも人出もすごくてのんびりムードではないのかな?

 

帰りはクラブツーリズムの団体さんと一緒で電車内はごった返していました。

鉄橋で何回も川を渡ります。とても流れの緩やかで澄んだ水です。

房総はこんなに川が多いんだな。それとも川が蛇行しているのかな?

 

3時間ほどいすみ鉄道を楽しみ大原に戻りさらに外房線で安房鴨川へ行きます。

特急に乗らないとさらに30分待つので、仕方なくまた特急券を買ってわかしお5号に乗りました。

 

 

お昼に何を食べようかいろいろ考え候補の名店もありましたが、

(勝浦で降りて担々麺を食べるとか、鴨川の海鮮料理を食べるとか)

結局ホテルの夕食を楽しみにしているので、

やっぱりここはガストだろ!と、自分。

昼間から煽ります。

 

美味いんだなあ、これが。

 

天気がいよいよ怪しくなりました。

安房鴨川の観光もパスして先を急ぎます。

ここからは内房線になります。

館山までは各駅停車の電車が1時間に1本です。

内房線に乗るのも人生初です。

 

さすがにがらがらです。途中乗り降りもほとんどありませんでした。

曇ってきたせいか涼々とした雰囲気の中海沿いを行きました。

さしたる風景もありませんでしたが、自分はそれがとても気に入りずっと車窓を楽しんでいました。写真を撮るのも忘れて。

 

15時終点の館山に着きました。

タクシーでホテルまで行こうかなとも思いましたが、

千葉行きが20分ほどで出るので一駅でしたが待ってホテルのあるお隣の那古船形駅に到着。

にわか雨が降ってきちゃいました。

 

南房総の駅はみんなこんな感じの駅です。

跨線橋付きの島型ホームです。お年寄りにはきついぞ、これ。

 

当日も駅までお迎えの連絡がありましたが、時間の制約が嫌だったのでお断りし10分ほど歩いて行きました。

 

何もない漁港です。天気のせいもあり寂しい。

 

本日のお宿、鏡ヶ浦温泉rokuza(ろくざ)さん。

網元が経営するその日取れた魚料理が美味しい宿だそう。

その夕飯を二人でとても楽しみにしてまいりました。

大手旅行会社等からは予約できません。

クレジットカードも使えません。

近くに人気のスポットもありません。

その分かなりのリーズナブルプライスを提供してくれてるのでしょう。

 

 

 

とてもシンプルでシャレオツな雰囲気でした。

 

 

部屋もシンプルな作り。とてもきれいでした。

結構あちこち段差があるので年寄りは厳しいかな。

 

窓から見える景色もシンプル。

その中でこの宿からサンセットは売りの一つだったので楽しみにしてきましたが、きつそうだなあ。

嵐が近づいてるようで、変な雲がいっぱい。時折突風と土砂降りと夕日が繰り返されます

 

1時間ほどしたら雨が止んだので散歩に出かけました。

おっ、ひょっとして見られる、夕日?

 

金曜ロードショーのテーマが頭のなかに流れます。

 

いいねえ、この桟橋。

 

悪天候がドラマティックさを一段と演出してくれました。

 

 

 

かもめが飛んだ~、かもめが飛んだあ~音譜

 

雲は多いけど、日没、見ることができました。ラッキー。

 

 

 

ホテルに戻りました。

楽しみな夕飯です。

平日の閑散期なのに、満室、のようです。

大人気なのですね。

若い人向けかな?と思いましたがむしろ自分たち以上の方々が多かった。

スタッフは若い方たちばかりでした。

 

 

通路脇ですがバーもありました。

 

個室で海を見ながら←真っ暗で見えないけど、二人で横に並んでの食事でした。

 

前評判通りとても美味しい夕食でした。

 

お刺身、さすが網元でした。

スタンダードコースでしたがボリュームもすごくてお腹いっぱい。大満足。

勧められたので牛肉のあぶり寿司を追加。ちょっと多かった・・・。

パティシエも専属でいるそうでスイーツもとても美味しかったようです。

(せっかくなのに自分は苦手なので、妻に任せてしまいましたが・・・。千葉産の地酒はいっぱいいただきました。)

ごちそうさまでした。

 

夕飯が終わったら外は豪雨と突風。

明日はどうなっちゃうのでしょうか?ちょっと不安。

 

写真だと全然雨が見えない・・・。

 

館山市街。風がすごくてカメラがブレブレ。

 

一晩中物凄い風で換気口の風切り音がゴー、ゴーとしていました。

防風林、防砂林もまったくない海辺の建物はきれいな夕日と一緒にこんなことももたらすのですね。

自分たち二人は子供の時の隙間だらけの実家を思い出しグーグー寝てしまいました(笑)。

明日、鋸山行けるかなあ~。

 

つづく