暫し焚き火を囲い等身大の自分を見つめ直す時間を僕は過ごしました。
それからテントの四隅に警備用の『等身大パネル』を設置して、CHANELの香水を付けてセクシーな眠りに就くのでした。

予報では夜は氷点下まで冷え込むとのことでしたが、全く問題なく快適に眠ることができました。『朝までガード(夜用)』は流石だと思いながら、ビフナイトを洗顔しました。
次の日の朝もキャンプの始まりは焚き火から始まります。

メタルマッチで素早く火をつけて、メロドラマ・モード『その火は消さない』をセレクトします。

お湯を沸かして、ドリッパースタンドを組み立てて、ククサにコーヒーを落とします。

卵とウインナーと舞茸、気まぐれなマフィンを焼いて、朝ののんびりとした時間を過ごしました。

コーヒーの香りと時々爆ぜる焚き火、渓流のせせらぎのBGMを聴きながら朝食を食べました。
釣りをしないでのんびりと1日中キャンプをして過ごすのも楽しそうだとも思いました。

何も考えないでのんびりとした時間を過ごすことは、現代社会に生きる人々には大切なことだとも感じました。
でもそんな時間も直ぐにチェックアウトの時間で終了の時を迎えてしまいます。

お隣の婚期の遅れるかもしれないお姉さん達に遅れながらも、テントや等身大パネルのお片付けを始めました。
それから12時から奥多摩の川が解禁を迎えるので、どこで釣りをしようか考えることにしました。

火の後始末をして、痕跡を消し去り荷物を纏めて釣りの準備を始めました。

午後の釣りのひと時を至福のものにする為の秘密アイテムも受付でご購入することにしました。

受付でビールと言う聖水をご購入した僕は川井キャンプ場のバンガローやBBQハウスなどを見て回ることにしました。
お子たちふたりが小さい時に家族で来たこともあり、スイカ割りなどをしたことを思い出しました。
罪の無いスイカを割るなんて、育ての親でもあるお百姓さんの気持ちを考えたことがあったのかと自問したりもしました。
ゆっくりと散歩などをして、のんびりとした時間をあてもなくやり過ごしました。
このときの僕は前回の反省を忘れて、都会のオアシス『奥多摩の解禁日』がどういうものかをすっかり忘れ去っていたのでした。
to be continued・・・