次の日は放流日だったので、前回同様釣り座を確保する為に早起きしました。










 

それでも良いポイントは既にベテランの釣り師達に陣取られていました。

釣りまでの時間は朝の早朝散歩をしたり、Rukiの釣り券を購入してみたり、焚き火をしたりして過ごしました。


大分季節が進行していて朝は肌寒く感じるので、体型が殆ど同じRukiには寒さ凌ぎに僕のアウトドア用のダウンジャケットを与えました。














釣りは思いの外、魚の活性は低く、餌釣り師で
も小1時間ばかり釣れない時間が通り過ぎました。

いつもなら僕らルアーピープルを横目に餌釣り師の皆さんが我よ我よと釣り竿をしならせている筈なのに今回だけは勝手が違いました。

むしろ最初に魚を掛けたのはルアーを操作するこの僕でした。


最初にヒットしたお魚は見事にバレてしまい、その後釣れるのは落ち葉か木の枝ばかりでした。











いつもと同じ展開になってきて、ルアーも見切られ始めて暗雲が立ち込めてきました。

けれどもその暗雲の上に女神の格好した木村文乃さんが居るわけでもなく、僕の嫌な予感と共に舞台は沈黙を守り続けました。

思わぬライントラブルでリールのスプールを外した所までは良かったのですが、どういう訳か部品が飛んで行ってしまいました。


最初のうちは直ぐに見つかると思っていましたが、部品が飛んでいった所を隈無く探しても小石が無造作に敷かれているだけでした。

そして石を動かしていると当初の面影は徐々に消え去り、部品が何処へ消えたかはベールに包まれました。

僕はその謎に満ち溢れたベールを『ティンカー・ベール』と名付けることにしました。



試しにリールを組み立てて動かしてみても部品がなくなったリールは巻くことができません。今回の釣りはあっさりと終了の時を迎えました。


僕は自暴自棄になりやけ酒気味になりました。











ビールを焚き火で焼きながら、本当にヤケ酒でもしようかと思いました。

行き場を失った右手で足元の小石を更にめくると、石と石との隙間から小さな蛭が出てきて慰めのダンスを踊ってくれました。


一時は釣りを諦めていましたが、リールの構造から考えて代用品で何とかならないかと思い直しました。

僕は木を削りクラフトアートな展開を予想していましたが、木は瓦割りのように見事に割れてしましました。

木が駄目となると現地にある他の代用品なんて中々見つかりません。僕はドラえもんが四次元ポケットを慌てて探しまわる様にザックの中身を隈無く探しました。

最終的に細引きの紐がヒミツ道具となり、リールは巻けるようになり事なきを得ました。















冷えてきたので焚火をして、おでんを食べました。















それからまたマシュマロを買ってきてふたりで焼き始めました。















この日は魚の活性が本当に悪くて、いつもは釣りきられてしまうのですが、帰り間際でも魚は泳いでいました。
















何のドラマも始まらない釣りを諦めた僕は『お肉食べようの歌♪』を唄いながら、お肉を焼くことに専念しました。
















粗塩をまぶして鉄板で焼いて、予熱で火を通すベストなタイミングをマシュマロを頬張りながらそっと見守りました。














いつものソロキャンプのときはすぐに帰るのですが、この日はのんびりと他のキャンパーさんの様子などを眺めながらキャンプを楽しみました。













意外と早く釣り人は居なくなり、釣り人がはけた川には石を投げて水切りをする子供達で賑わっていました。


水面下では魚が水を得た魚のようにゆらゆらと泳いでいて、随所で水面を割って羽虫を捕食する様子が窺えました。


Rukiも他の子供たちと混じって水切りに興じていたので、テントなどの撤収作業は一人でやりました。


















すっかり遅くなってしまい日帰り温泉の主演男湯ショーは、ちょっぴり大人なディナーショーになってしまいました♡


















予想以上に遅くなってしまったので、序に夕飯も食べることにしました。
















結局、フライフィッシングを諦めて、ルアーで今回も挑みましたが結果は散々でした。


僕が焚き火で料理をしたり、テントやタープを片付けている間、Rukiは釣りをしていたようで、何回か魚の反応があったことを興奮気味に話しかけてきたことがせめてもの慰めでした。








今回も惨敗でしたが、諦めずに創意工夫をすれば動かなくなったリールも動かせるようになるけど、結果は変わらないことを学びました。


もし釣りをしていなければ、とても楽しいキャンプになったような気もする秋の気配を感じる第6次北伐だったのであります。




(おしまい🐾)