僕はとうとうこの日が来たと喜び勇みました。
ワイフは用事があったので、僕はwichaを連れて子猫を迎えに行くことにしました。
諸手続きを済ませて子猫を引き取ることに成功した僕とwichaは初めて持つキャリーケースをぎこちない手つきで握りながら陽だまりの中を歩きました。
電車を乗り継ぎ、キャリーケースの中の子猫が初めて見る景色に驚きと不安な表情を浮かべているのを感じながら、これから始まる新しい生活のことを考えました。
子猫はキャリーケースの中で、いつもより大きな声で鳴いていました。
キャリーケースを大事そうに膝の上で抱えて電車に乗っていると、ケースの中の子猫に気づいて優しそうに目を細めてくる人々もいました。
僕も鏡の前で練習した通り、いきなりの本番でしたが、優しそうに目を細めて恍惚とした微笑みを浮べてみました。
ふたりで目を細めながら対峙し、細川たかしと五木ひろしのように、各々コブシを握りしめていました。
そう、いつだって猫好きの人々は優しそうに目を細めることで物語りを前に進めるのだ!
細めた目をもとに戻すと、いつもより太陽が眩しい、優しい景色が広がっていることに僕は気付きました。
さあ、プリマぁ〜お家に着いたよ?
ミャァァ〜・・・(ΦωΦ)♪
どうもはじめましてにゃん(ΦωΦ)♫
あっ!?
間違えたぁ〜!!
さあ、プリマぁ〜お家へ着いたよ?
はい!却下・・・
次のスライド!!
どうもはじめましてだにゃん♪
ぼく、プリマ・L・アルテーシアにゃん♥
よろしくにゃん🐾
おしまい (ΦωΦ)🐾