とある冬晴れした2018年12月30日のことです。


僕たちファミリーは年末をのんびりと過ごすために、魅惑の海外お旅行へ旅立ちました。

















・・・的な発言をかましている小生意気なセレブリティー達を横目に僕たち庶民´sは電車でお出掛けしました。




「パパ?俺も海外旅行したいよぉ~?」


「ワイハーとかさ??」


「こらこら!何言ってるんだい?」

「海外旅行なんて非国民´sがすることだぞぉ?」


「それに全員ピストル持ってるんだ!そんな怖いところにわざわざ行く必要ないよね?」


「パパ、飛び道具なんて卑怯者のチキン南蛮のすることだよね?」


「そうだ!男だったら『地獄のヒーロー2』のチャック・ノリスのように肉弾戦だろ??」


「ただノリスは2丁拳銃でライフル武装した連中100人に勝てる男だぞ?」


「本当??凄いや~!」


「そうだ!相手の弾は全く当たらないんだ!自分の撃った弾はバンバン当たるのにな?」


「どうしてノリスは弾が当たらないの?」


「それはくそ映画、ぢゃなくて チャック・ノリスが『神』だからだよ?神に弾など当たらん!」


「何せあの伝説のドラゴン、『ブルース・リー』と戦って、リーを膝まつかせた男だからな?その代償として、大事な胸毛をむしり取られることになるけど・・・」


「まさに伝説の男なんだね?」


「黒王を『駄馬』扱いして、拳王様を引摺り下ろした北斗神拳伝承者『ケンシロウ』と何処と無く被るよね?」


「ラオウも膝まついたもんね?」


「そうだぞ!それにチャック・ノリスのVサインは『2秒後に殺す』の意味だからな?」


「パパ、ノリス、怖すぎる~♪」


「強き日のアメリカ!サスペンダーに2丁拳銃が最も似合う男、それがチャック・ノリスだ!」












それから僕はお子達ふたりに銃社会の危険性をこれを機会に教え込みました。




「それにポルトガル人なんかがピストルを持ち込んだから、平和な島国の歴史を変えてしまうようなとんでもない混乱を招いたんだぞ?」



「ポルトガルこそが悪の根元!」



「武田家なんか滅亡まで追いやられたしな?」


「長篠の合戦だよね?」


「そうだ!あのときはまさか武田軍に勝てるとは思わなかったから織田信長は相当喜んだらしいよ?」


「へぇ~そうなんだ!」


「あのときの信長公の気持ちを歌ったのが、有名な『嬉しくて~ 嬉しくて~ 言葉にならな~い♪』の小田和正の歌だからな?」



「パパ?それ本当~?織田違いじゃない?」



「本当だとも!武田家だって銃痕の傷を治療するために製薬会社作ったのは有名な話だぞ?」


「長篠の合戦もチャック・ノリスさえ居れば状況は変わっていただろうな?」


・・・・





商店街では何処もかしこも人々の羅列で、ランチを食べるお店は何処もかしこも満員御礼の大賑わいでした。



僕たちファミリーはすぐさま『野獣捜査線』上に浮かんだ人気のない店を検索して、一軒のお店に潜入しました。












人気のないお店で、チャック全開な銃撃戦後を彷彿とさせるようなバラチラシやネギトロ丼のネギ抜きなどを食べた僕たちファミリーは食後の散歩に海辺まで足を運びました。














無骨なテキサスSWATのように高台から海を眺めながら、『海』の『外』にいる僕らは『海外』に居るんだと何度も自分自身に言い聞かせました。











もう、雲が輝いている部分なんかは、完全に『デルタ・フォース』感じてしまいますよね??







暫く海を眺めた後は来た道を戻り、『地獄のコマンダー』みたいにバスに乗り込み、もっと高台にある寄宿舎(通称:リュック・別荘)へ赴きました。



バスの運転手は確信を持って僕の返事など待たずに車を急発進させた、見た目はサブちゃん、発言はイケメンなドライバーの、ハードでサバイバルな駆けつけカーチェイスの、それが始まりでした。





まずはあり得ない急勾配の下り坂をブレーキ&アクセル(前にのめる!ひっくりかえる!)で駆け抜け、



狭小住宅街の辻々のクランクを、ステップを踏むような華麗なハンドルさばきですり抜け


僕の頭のスペースに対して小さ過ぎる脳がカラコロロン・・・


後部座席のシャネル風ジャケットに黒プリーツで身を包んだ洒落乙な女性もゴロンゴロン!




あっという間にリック・別荘へ到着しました。













お子達ふたりはさっそく弾の撃ち合い

ドンパチとハードボイルドに卓球で汗を流しました。















こちらはチャック全開で服を脱ぎ捨て、

温泉で汗を流しました。



実は雨の日に階段を駆け降りた最後に足を滑らせて、咄嗟に左手を華麗に後ろについて体を支えたら肩が負傷してしまい全く治りません。


酷いときは上腕三頭筋が吊ってしまったり、プルプルが止まらなくなったり、半月以上経っても腕を上げると激痛が走るので、この日は温泉療養に励みました。











「銃痕の古傷が痛む!」



チャックのように強靭な肉体とノリスのようなモサモサな胸毛を湯船に浮かべて・・・


『モナリザの頬笑み』のような神々しい微笑も湯船に浮かべました❤



それにしてもチャックは胸毛がボウボウなのに、禿げていないところとか凄いですよね?



普通は胸毛が生える男は男性ホルモンが強くて、女性ホルモンである髪の毛が薄くなるのが定説なのだが、ノリスは神ゆえに髪もフサフサ・・・


しかもあの髪型で人類史上最強なところとかも本当、反則ですよね??


そんなことを考えながらお風呂に入っていると、1匹のリスさんがやって来ました。



「オイラ、チャックさん家で飼われているリスさんだよ?」




「通称、チャックのリスってんだ?!」


と出っ歯を剥き出しにしてげっ歯類らしくチャックのリスは笑いました。



「オイラ、これからチャックの為にリース作りするんだぁ!良いだろう?」


チャックのリスは、チャックのリース作りをするために帰っていきました。




本当は夕焼けが見たかったのですが、温泉から上がるとすっかり夜の景色になっていました。















直ぐに夕飯の時間となりました。











兎に角、なにもしなくても料理がでてきてビールが飲めるのは嬉しい限りです。












夜の温泉へ入った後は、お子達ふたりと温泉カラオケを楽しみました。















テレビが壊れてしまった悲しい出来事を忘れて、僕たちはカラオケを楽しみました。













wichaは途中から楽しそうに叫びだして、人がチャックノリ気味に歌っているのを邪魔し始めました。










(東京へ出たならぁ~・・・)

(銭さぁ~ 貯めてェ~)

(アキバで テレビ買うぅ~だぁ~♪)


(HEY♪)






エクスペンシブ・ダブルのようなカラオケをご堪能した後は、テキサスの男どものようにマッサージチェアに座り今年の疲れを癒しました。










そういえば、チャック・ノリスの髪型って、ハリウッド盤『ひょこりはん』みたいだよな?


ひょこりはんもチャックを意識してるからな?


あの出没の仕方も実はノリス・・・


美容院のドアを叩き、「本日はどういたしますか?」の禅問答に、「ノリス」って言うのが僕の夢だったりもする。




マッサージ・チェアにもたれながらノリスの髪型のことばかりを考え続けました。





このあとは部屋でビールを飲みながら、年末の歌番組などを眺めて深い眠りに就くのでした。



やっぱり縦線の無いテレビは良いものだなぁ~?





to be continued・・・