いまいましいマイナーJr(高校野球)洗脳期間が終わり、本日深夜に開幕する「全米オープンテニス」や「バドミントン世界選手権」など、マトモなスポーツ中継が見られるのが何より嬉しい。よく格差社会と言われるが、お金を出さないと好きなスポーツも見られないのだから確かにそうだ。いつの間にか4年に1度の「サッカーW杯」や「オリンピック」より、普段見るような大会の方がハードルが高くなってしまった。今やテニスの4大大会(ウインブルドンは除く)、サッカーのチャンピオンズ・リーグ、モータースポーツ、プロレスなども有料チャンネルの専売特許だ。もともと飽きっぽい地上波が勝手に切り捨ててしまったスポーツを、BSやCSの有料チャンネルでリカバリーしているのが面白い。テレビ本来の特性を活かせるスポーツ中継をやれ金がかかるとか、編成が面倒だからという理由で放り出すなんて、ホントに愚かですな。


 今でもテレビジョンの入り口であるタダテレビの役割は変わらないが、ことスポーツに関してはお粗末な状況だと断言できる。良い意味でも悪い意味でも、この国の総合放送は限界なのだ。