Wiーfiラジオを購入しようかと考慮中である。ネットラジオを無線LANで聞くことができるラジオ(またはアンプ、チューナーなど)だが、国内メーカーは価格が高いうえに出回る製品自体が少ない。そこで輸入品に目がいくのだが、大抵の人はアメリカのロジテック社かグレイスデジタル社の製品を主に買っているらしい。しかし、ひねくれ者のワタシは台湾のラジオメーカー(サンジャン)の一番安い製品にしようと思っている。ちなみに価格は米ドルで130~150ドルぐらいだ。
ネットラジオの最大の魅力はその専門性だろう。これまで日本のAMやFMが実現しえなかったアニソン専門、ニュース専門や、コメディ専門などありとあらゆるジャンルや属性だけに特化した放送局が15000もあるのだ。Wiーfiラジオはこれまでのラジオの概念を一変する恐るべきアイテムと言える。今より低価格の製品が大量に普及したなら、日本人の英語コンプレックスを大幅に改善し、日本のラジオの聴取率をさらに下げるに違いない。特にFMは大打撃を受けるはずだ。「良質な音楽ソフトの提供」のコンセプトはネットラジオに取って代わられる可能性が大きい。BBCやWCBSが好きな放送局になる日もそう遠くないかも知れない。ラジオ革命はラジコやらじるらじるではなく、Wiーfiラジオから始まるのだ。
想像していただきたい。1日中好きなジャンルの音楽や英語(に限らず様々な言語)のニュースやトークがリアルタイムで聞けるのだ。それを考えればネットの接続料など安いものだ。まだまだ価格の高いスマホやタブレットよりも、安くて性能のいいWiーfiラジオがこの国でもっと普及して欲しい。