TODAY'S
 
WHY口腔顎顔面外科
両顎手術の副作用を正直に教えます

 

 

 

 

顔の骨をいじる両顎手術、一生のうちの大きな手術に属します。

 しかし、副作用がない、痛くないなど、このような広告の言葉によって

手術をしなくてもいい方々が手術をされる場合もあり、心配になる部分があります。
 ですので私たちは患者様の期になる

両顎手術の副作用と発生する確率はどの位なのか

正直にお教えしようと思います。





多くの方が両顎手術をする前にいろいろ調べられ、副作用についても欠かせないと思います。

はたして手術後の副作用の確率はどのくらいあるのか気になると思いますが、

まず手術直後に感覚が低下する症状は100%現れると言えます。

 副作用がないという言葉はすべて嘘であり、ただ広告するための誘惑にすぎません。 
両顎手術の患者様すべての場合に、感覚が低下する症状が手術直後に現れます。
ただし、上顎と下顎、手術部位がどこかによって少し異なる場合があります。






​上顎の場合、手術してから感覚がないかどうか患者様がよくわからないことがあります。 

確認するためには本人が押して確認するしかありません。
下顎の場合、感覚がまるで麻酔したように感じ、

ピリピリしたりむずむずした感じがしながら感覚が戻ってくる場合がほとんどです。

 普通は手術後3~6カ月くらいでほとんど感覚は戻ってきます。

 ただ、長い方は1年以上かかることもあり、先ほども言及したように

手術前の感覚が100だとした場合、90~95まで戻ってくる方もかなりいます。

 

 

 


普通、このぐらい感覚が戻ってきたら、実際に日常生活に大きな問題はありません。

 また、逆に感覚が以前より少し敏感に感じられるかもしれません。 

神経を包んでいる壁が少し薄くなっている可能性があります。 

窓が厚い家に住んでいたのに、急に窓が薄い家に

引っ越すと同じ温度でも寒さを感じるように、

同じ感覚でも手術後はもっと敏感に反応することもあります。





この部分は確率の差ですが、日常生活に不便を与える程の感覚異常ではありません。

医療スタッフの立場から見て神経が傷つく可能性が少し高い場合や、

再手術で骨が薄い場合、既存の手術をすると怪我をする可能性が高い場合であれば、

IVROという手術方法で神経損傷の可能性を最小限に抑えて手術をすることができます。 

ここで患者様の立場ではIVRO手術の場合、従来の手術(SSRO)より

神経損傷のリスクが少ない方なのか気になると思いますが、

実際にかなり少なく、ほぼゼロに近いと思ってください。 





もちろんゼロではありませんがゼロに近く、CTで神経の位置を把握し、

神経が外側を通っていてSSRO手術により

のこぎりで切る際に怪我をする可能性が高いと判断した場合、

あえてこの方法で手術を進める理由はありません。

 IVRO手術の場合、顎間固定という過程があり少し大変かもしれませんが、

それでも検証された手術方法であり、美容的な効果においても差がないので、

WHY口腔顎顔面外科ではこの2つの手術方法を並行して使っております。





両顎手術のカウンセリングで来院された患者様の中で、
手術前に事前に予防できる両顎手術の副作用や手術直後に

副作用を改善できる方法はないですか?という質問をされることがあります。

患者様が予防できる方法は正直ないですとお伝えしています。 

予防できる方法よりは、手術後感覚が落ちた時に

栄養を十分に摂ることが役に立ちます。

 処方できるのはステロイドなどもありますが、

患者様が自分で摂取していただく必要があるのはビタミンです。

マルチビタミンが役立ちます。




両顎手術の場合、過去よりかなり普遍化しているのが事実です。 

そのため、手術が必要でない場合でも、ただきれいになりたいという理由で

手術を相談されて行う方がいらっしゃいますが、

医療スタッフの立場から正直手術が必要ない場合なら、

止めたい患者様ももちろんいます。 

ここで一つ確認しなければならないのは、両顎手術だけでなく、

どんな手術でも副作用がないものはないということです。 

仕方なく親知らずを抜く時でも同意書を全ていただき、

副作用の説明をして行っています。





副作用が怖いから手術や患者様を引き止めるのではなく、

両顎手術をしてもあまり効果がない場合や

精神的な部分に問題がある方の場合に引き止めます。 

しかし、副作用があるからと手術をするのを止めはせず、

副作用は十分に告知して説明していると自負しています。
今日は両顎手術後の副作用について詳しくお伝えしましたが、

副作用は英語にするとSIDE EFFECTです。 

両顎手術後、感覚が戻らない部分について心配されている方が多いですが、

両顎手術を悩んでいる方に今回の内容がお役に立てましたら幸いです。 

ご拝読ありがとうございました目がハート