光触媒の発見者としてノーベル化学賞候補にもあがる
藤嶋昭・東大特別栄誉教授(元東京理科大学長)が
中国の上海理工大学へ専任移籍するという報道が先日ありました。
予算も数十億円規模を与えられるらしいです。
無知な私が言うのもどうかと思いますが『学』や『知』を蔑ろに
してきた結果では無いでしょうか。例えば即座に結果が出ない研究や
素人では分かりにくい、難しい研究もあると思います。だからといって
それで費用を自分で稼ぐ等、応分の負担を求めるのもおかしいと感じます。
予算削減や打ち切りは大きな間違いだと思います。
そもそも大学や研究室に資金提供する側の人間が民間人や企業人だと、
基準が違い過ぎて判定結果を間違えるのでは無いかと思います。
一般的な企業人:1 → 100 にする
会社が与えてくれた仕事(1)に対して従事し
結果(100)を出す
研究者の皆さん:0 → 1 にする
何も無いところ(0)から試行錯誤、努力を重ね
新たなもの(1)を生み出す
大学が増え過ぎた事もありますし、研究結果が一般的な聴衆に知れ渡らず
認知度が低いのも問題だと感じます。私も今回の藤嶋教授移籍も表沙汰になって
初めて知りました。無駄な大学は統廃合してもいいかもしれませんし、
研究されている方々のアピールがもっとあってもいいとも感じます。
後はもう少しTVの報道も「学」や「知」に関して国民が知れるよう
努力して欲しいと感じます。娯楽も必要かと思いますが、
バラエティやワイドショー等
見る価値があるのか
疑問に感じる物
が多く存在します。
それこそyoutubeやニコニコ動画に移籍して、みたい人が料金を払って
見れるようにしたらいいと思います。公共の電波は人間的価値向上の
番組を中心に放送してくれたらいいのにと感じます。