麻生太郎副総理兼財務相が記者会見で
『 コロナ収束発言 』
を行いました。
直近での感染者は減ってきているものの、収束したは言い過ぎな気がします。
ただ麻生財務相が住んでいる世界と、私達が住んでいる世界はそもそも違うのだと
よく分かりました。ちょっとカテゴリーが違う内容かもしれませんが、
高級外車が販売好調という報道があった時と似たような感覚でした。
どういう事かというと、どうしたら高級外車が買えるのか、全く分からない。
どこにお金がそんなにあるのか、余裕があるのか、高級外車を購入しようと
考えられるのか、実行できるのか、そういった感じ、感覚です。
因みに今日の日経平均株価も一時3万円を超え、終値29,929円と上昇しています。
経済も伸びる要素が庶民には分かりませんが、富裕層や資本家達は今より
資産を伸ばせる要素がきっとあるんでしょう。
私達庶民と富裕層( 政治家等も含む )に元々大きな格差があり、それが
より拡大しています。正にピケティの『 資本論 』が現実味を帯びてきました。
【 r > g 】
※ 資本収益率(r)はつねに経済成長率(g)より大きいという不等式が成り立つ。
そうなれば金持ちはもっと金持ちに、貧困層はより貧困になってしまいます。
というかなっているんだと思います。なので、麻生財務相だけでなく
「何を言っているのか?」という発言を行う人達は、私達が知らない世界に
住んでいて、コロナウイルスにも感染しないし、感染しても即座に入院できる
世界に住んでいるのだと思います。
我々庶民が幾ら苦しんでも、逆に富裕層達は何を言っているのか分からない。
富裕層はその逆です。ついに感覚まで格差が生まれ始めました。
今後は何を言っても話が通じない、言論格差が顕著になっていくのかも
しれません。