2021年 8月 26日
リーダーシップとリスクマネージメント
文科省が休校等のガイダンスを「今から」作成すると報道されていました。あまり
期待すらしていないので、今後の策定状況を見守りますが、会社員時代に某上司から
教えてもらった考え方を思い出しました。全国展開だったので各所で様々な問題が発生し
その内容を情報共有してもらった際、
・同じ問題が発生していないか、発生していたら対策しているか
・問題が起きていなかったら未然防止策は実施しているか
・対策は一時的でなく永続的なものとなっており、確認を定期的にできているか
・問題を単発的に、一方向だけで捉えず他事案に置き換え対策できているか
・有用な手立てがあった際には横展開出来ているか
・情報共有する際は何がポイントなのか明確になっているか
・伝達や記載事項は数値や図を用い、視覚で理解度が高まるようになっているか
対岸の火事と捉えず、他の事と置き換え同様の問題が起きないかを事前に考え行動し
その内容を他支社とも共有し問題の発生を限りなく抑えていました。コロナウイルスの
蔓延から1年以上が過ぎ、問題と対策の大筋が見えてきました。にも関わらず、
各都道府県知事や市長などは指示待ち、横並びの発言と行動しかしておらず、それでは
同じ結果になるのも当然です。残念な事に某国会議員の事務所にお邪魔した際、色々
話を聞きましたが、政治家は足を引っ張りあって出し抜いてやろうとか、探り合い
ばかりしている、そういった印象を受けました。今回の学校における対策も
何処かが何かやろうとしても揚げ足を取るとか、問題点の突っ込みを行なったり、
といって上層部というか国会議員の目があるので目立った行動はやらない。
県知事は県出身国会議員の部下ではありません。市長は県知事の部下ではありません。
当然勝手な行動や法令遵守していない対策は以ての外ですが、正々堂々と自信持って
対応に臨むべきです。間違っていたら責任を取る、元の状態に戻しリスタート
すればいい。他人の顔色ばかり気にして後手後手になり、結果として悪化している。
強固なリーダーシップを発揮できないのであれば身を引くべきでは無いでしょうか。