2021年 8月 18日

今週末の横浜市長選挙

8月22日(日)に横浜市長選挙が行われます。注目しているポイントは、今秋行われる

予定の衆議院選挙の前哨戦と捉えられている事と、投票率が何%になるのかという事。

先ず前哨戦として捉えられている件ですが、立候補者各自の政策が優先されるべきで

○○党だから、△△党だからは後からついてくるものだと考えます。その理由は

誰の為に、何の為に立候補しているのか? 当選したら同じように誰の為に政治を

行うのか、手腕を振るうのか。党の為の政治では無いはずです。どうしてもマスコミも

自民党なり立憲民主党なりの繋がりを報道する為、代理戦争のような様相を呈して

しまいます。各候補者が良い政策を掲げ、しのぎを削り、その中で優秀な政治家が

多数生まれ、結果としてグループを作る事が政党では無いでしょうか。最初から

どの党に属するのか、立候補するのかは順番が違うと感じます。次に注目なのが

投票率、特に若い世代や無党派層の行動がどうなるのか気になります。

今の苦境を変化させるには時間が必要で、その機会点となるのは政治であり、

選挙で自分の意思を示さなければなりません。長きに渡る自民党政権が続き、

日本経済は一気に落ち込む事なく、徐々に、気づかれないように衰退してきました。

これは意図して仕組まれた流れなのかもしれません。他国でデモや革命に近しい事が

起きる時は「国家に著しく問題があった場合」です。今すぐどうにかしなくては

明日の生活も脅かされるとなれば人間は行動に出るはずです。しかし、明日も

明後日も住むところがあり、食事を食べる事ができるのであれば危機感は感じません。

毎日激動の生活を送るわけではなく、漫然とした平凡な時間の経過であれば

自然と政治に無関心となり、選挙に行かなくても良いと考え、たとえ選挙で投票しても

何も変わらないし、本当に何も変わらないからその考えは間違っていなかったんだと

自らの行動を肯定してしまうはずです。今の日本に、日本人に必要な事は何なのか。

それは「実体験」なのかもしれません。ポジティブな実体験としては選挙に

行った事で日々の暮らしが変わり、毎日が充実、明日や来年が楽しみになる。

ネガティブな実体験としては、選挙に行かず今まで以上に、加速度的に経済が衰退して

気づいたら貧困になっている。明日、明後日と日付が変わるのが怖くなる。将来に

希望も何も無いといった思考に陥り、実際にそうなってしまう。当然ポジティブな

実体験を味わって欲しいと私自身切に思いますが、残念な事に人間は痛い思いを

してからでないと気付かないことも多くあります。子供が何も知らずに熱いものを

触って火傷をするのと同じように。ポジティブや、希望溢れる将来が訪れる事を

願ってますが、今のままでは厳しいかもしれません。その一端を担うのが今週末の

市長選ですが、過去行われた東京都議会議員選挙然り、投票率が低迷している現況では

あまり期待出来ないかもしれません。