2021年 8月 14日

提言と挑戦

ノーベル経済学賞を受賞した経済学者 ポール・クルーグマン氏がインタビューに答え、

世界各国はワクチン接種後、経済が回復傾向にある事。そして日本の場合は

より大規模な金融緩和と短期的な大規模財政出動を同時に行い、意図的にインフレ率を

上げる事が重要と述べていました。クルーグマン氏に限らず、金融緩和と財政出動を

提言している人は多くいます。しかし財務省、麻生大臣が首を縦に振らないのが

現状です。プライマリーバランスの黒字化を掲げ、どうしても譲りません。

我々からしたら財務省、財務官僚はエリートで賢いイメージで言っている事に間違いが

無い事が多いでしょう。しかし、現政権や財務省が掲げている目標及び実行内容では

一部の既得権益を得ている人を除いて経済回復は実感できていません。ならば

試してみたら良い。確かに失敗するかもしれませんが、やらずに机上の空論で

国債発行を、財政出動を否定しても説得力はありません。頑なに他意見を

聞き入れようとしないその姿勢が余計不信感をうみ、最終的に首を絞めるような

結果になるかもしれない。にも関わらず他プランを実行しないのは、

余程既得権益という利潤が捨てがたく欲走った結果だと感じます。