相場展開の中では、必ずリード役の株が存在します。どの株が本命株なのか、リード株なのかを見極めることが、中期投資や短期売買で成功するためには大きなポイントになります。 リード役を見つければ、投資資金がどういうテーマのところに集まってきているのかが分かります。また、そのテーマの中でも、先見性のある投資家が自信を持って買っていると思われるのがリード役です。 例えば、04年秋現在は、株式市場の先行指標的セクターである半導体製造装置株が切り返す動きが目立ち始めている、ということを前回指摘しました。では、その動きの中で、リード役となっている株はどれでしょうか。これは、半導体製造装置株の2大銘柄である8035東京エレクロンと6857アドバンテストのどちらかということになるのですが、チャートや日々の値動きを見れば一目瞭然だと思います。 04年11月9日現在、6857アドバンテストは8~10月の3ヵ月のもみ合いの高値7240円を大きく超える7640円という位置につけています。それに対して、8035東京エレクロンはもみ合いの動きから抜け出せないでいます。 こうした場合、経験則では、先行して飛び出した銘柄の方が、その後も力強い動きが続くということが多いです。それだけ、先見性のある資金が、腰をすえて大量の資金を投じはじめているということですから。 投資家としては、ついつい買いやすい銘柄、つまり、まだ株価が上昇しているいな銘柄に関心がいきがちです。もちろん、「本当は、この出遅れている株の方が大幅に上昇する条件を備えているのに、一時的に値動きが悪いだけだ」という裏づけがあるならば、出遅れ株の方を買うのが良い場合もあります。 しかし、先行して飛び出した銘柄よりも、出遅れ株を買った方が上手くいったという例は、あまり多くないと思います。「ちょっと買いづらい」と思っても、あくまでもリード約の株を主な売買対象としていくというのが投資の定石の1つだと思います。
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