特別企画として、今日は普段かかないことを取上げます。それは、空売りについてです。実は今年1/1(2002年時点)に空売りについて書きました。ここまで大きく今年の相場が下がるとは予想はしませんでしたが、売りで取るという戦略についてある予感がしたため、空売りについてかなり具体的に書きました。来年は、空売りではなく、下げたところを買う年と見ていますが、空売りという手法については、普段触れることはないため、このことについて再度触れてみます。
空売りの基本的な考え方とは
人気株の数量が膨らみ、やがて相場が終わっていく瞬間、それは分かるようで実際には分かりません。のちに株価が下げて商いが減少すると、あそこが天井だったと意識されるだけであり、過熱して人気化してるときにはそこで天井がつくとは分からないのです。殆どの場合、まだ上がる、もっと買われると思う幸福の絶頂で天井がついていることが殆どであり、多くの場合には人気の頂点で誰もが買いたくなるようなときに株価はピークとなっています。このような状態で売り場を模索することは人間には無理なことが多くあります。私たちは非人間的に一方では毎日コンピュータ分析もしていますが、これからもっと上がる、さらに買われると思われるような瞬間にコンピューターは過熱数値を示し、過去の統計からみてもその株がここで天井を打つということを数値上で見抜くことがあります。そのときには人気の真っ最中ですので、当然市場マンは下がるとは思いませんが、ほとんどの場合にはコンピュータはみごとに株価の下げを予測して7割以上を当ててしまいます。したがって、人の考える予測と、実際の当たる確率の高いものは違うと考えた方がよく、まずよほどの取り組み株を除いて、まず普通には買われた株は確率高く下がること、またある日数とさらにカットという展開を少し余裕を持たせてみていくと、かなりの確率で株価は人気づいて短期で天井をつけて、その後に下げていることに気づきます。これは誰でも気づいていることであり、上げるという流れを短期で捉えることと、反面、上がった株がある一定期間かけて確率高く下げてくる流れをとらえているプロもいるという現実があります。このため、上げて人気化した株は信用株の場合には買い残高と同じように空売りが大量に入ります。それは買いと同じように株価の短期的な波動をとらえて空売りするプロ的な人が多いということです。それを推奨するマスコミはありませんし。またどの機関も教えてくれませんが、実際には歴史的にも統計的にも短期株は上げると同時に短期では確率高く下げているのです。猛烈に空売りを勧めるわけではありませんが、ひとつの手法として今日は特別なことを書いていますが、実際には買いでとり、そして空売りで両面で運用する人は本当に少なく、現実的にはむずかしいのです。これはプロでもむずかしいといわれています。両建ての両損、という言葉がありますが、基本的に買いで強気した銘柄を空売りするのは非常に難しく、空売りで弱気した銘柄は買戻しをすると、今度は上がるという心理があるから買い戻しをするのですから、おもわず買いたくなるものです。それで買いを入れると今度はさらに下がることが殆どなのです。これは不思議です。過去の統計でもはっきりしていること、それは短期の人気株はその8割以上は1カ月で相場が終わり、3カ月もすれば下げが加速して、そして6カ月ではかなり下げに入ります。これは信用の買い方の期日にあります。3カ月ごとに決断を出す動き、さらにやはり日柄経過での売り圧力がだんだんに強まるのです。このため、信用買い残が大量にできた株の3カ月後から狙うという人も多くいます。基本的には買いは1週間、空売りは2週間から3週間の経過の中で決め、買いよりも空売りは幅を持たせて日柄と、値幅を狙っていくと、人気株が上げて、下げていく過程での運用効率は実はこの13年ほど圧倒的に空売りが高いのです。その上で、13週線と26週線がデットクロスするポイントを空売りしていけばなんと9割近い確率が出たという年もありました。これは人気株であり、かつ5割高した銘柄の例ですが、それを実践したら、桁はずれの資産が作れたという結果がありました。実際には今のような買いで回転がきかず爆発的に上がる株も少ない場合には空売りも大儲けができませんが、その反面、大リスクがなくしっかりと方法を展開していくと、着実に稼ぎを得ている人が何人もいます。だから、人気株は大量に空売りが入るのです。それでも実際にマスコミがそのようなアドバイスをすることもありませんし、現実的には一般の人に空売り推奨して食っている機関はなく、あくまでも全体比率から見れば3割のプロに近い人が毎年、黙って大きく儲けているという現実があるわけです。空売りには大きなリスクがあるのではないか、これはまったく買いのリスクと同じです。やってはならない株があります。またロスカットについての基準さえしっかり作ればリスクは限定されます。そのため、ほぼ短期の買いと同じルールを作っていくと効率があがりますが、常に崩れることばかり考えて運用するのですから、とにかく悪い内容や崩れることを祈るあまりに、ありもしないもしない嘘材料を簡単に掲示板などに書き込んでいると、いつか逮捕されてしまう時代が来ますので、とにかく、空売りというものは買い以上に自己管理が必要であり、短期的な動きを想像したり、また、動きに対していちいち反応しているとだましの相場などにみごとにやられてしまうケースもあるため、あくまでも失敗することもあると考えてドライに数値管理だけで運用することがよいと思われます。このようなポイントを考えながら、実際に人気株を短期的な運用ととらえて空売りする場合には下のような内容で整理していくとよいと思います。
積極的な空売りの考え方。
◎ 短期の人気株の動きを徹底的に分析研究すること
◎ 必ずロスカット基準を決めること
◎ 日柄、株価での割り切りをして初期設定を機械的にすること
◎ 統計的には勝つ確率の高いことを信じて成功と失敗をこなすこと
◎ 買い主体の手口と、目的、さらに仕手などの買い情報については注意すること
◎ 実態以上に買われていて、ある程度上げの限界に達したと見られる株を売るべし
◎ 買い手口に集中度が少ない株や、材料性が薄い株も絶好の売りターゲットとなる
◎ 空売りは成果をあげるためには買いの倍以上の時間と我慢が必要となる
空売りしてはいけないものとは。
◎ 業績変化につながる材料性
◎ 取り組み拡大による踏み上げ相場
◎ 手口妙味などによる実需買い
◎ 材料性を吟味して大化けの可能性がある株は空売りしないこと
◎ 資本関係の材料で上げている株も基本的には触らないこと
◎ 特定筋がついているとの情報がある株は外すこと
◎ 投信、機関投資家などの意図的な買い
◎ MAなどを主体にした企業変身
◎ 新開発、新発見などの期待による買い
◎ 株価があまり上げてない不完全燃焼なもの
◎ その他材料インパクトの強いもの