本屋で中身も見ずに購入。。。

橘 玲
亜玖夢博士の経済入門

歌舞伎町に事務所を構える亜玖夢博士が来訪者の悩みを経済学的観点から解決していくというストーリー。

歌舞伎町って土地柄、 来訪者もマルチの元締めやら借金を抱えてにっちもさっちもいかなくなって闇金まわりしちゃうとか薬の売人とか結構ぶっ飛んだ者ばかりだけど、それを上回るぶっ飛んだ解決方法で問題を解決?するというもの。


1話完結でストーリーが展開されていくのだが、1話ごとに①行動経済学ゲーム理論ネットワーク経済学社会心理論ゲーデルの不完全性定理が盛り込まれていく。



なんか一言で言えば、『笑うセールスマン』に経済要素を加えたって感じのもの。



さいきん会計ものの本とかでも、噛み砕いた感じのビジネス本って多くみる。噛み砕くことによって入門者でも難しい分野のものをかじることができるってことだが、あまりにも噛み砕きすぎると、逆によくわからなくなる気がする。


この本も、ストーリーが軽快に進むので、さくさく読み進むことはでき、読みながら「へ~」とは思うところもあるけどけどそれ以上でもそれ以下でもない。あくまでも読み物なのであって、入門書ではないなと。