どうしても小説のほうが、読みやすいせいか、ここ最近は小説ばかりよんでる。

本屋に入ると、どうも文庫本のほうに足が向く。常にかばんには小説が2冊ほど入っているし。まさに小説習慣になってるな。

そんななか、最近読んだのはこれ。



江上 剛
腐蝕の王国 (小学館文庫 え 3-1)
高杉 良
小説 ザ・外資 (講談社文庫)
もともとビジネス小説が好きなもので、江上剛・高杉良ものはよく読んでる。

「腐食の王国」は江上剛お得意の銀行もの。

「ザ・外資」はリップルウッド・ホールディングスが旧日本長期信用銀行を買収した事件をモデルに描いたもの。もちろん、高杉流にだいぶディフォルメはされていますが。



そんなビジネス小説にくわえ、どうも最近は野沢尚、伊坂幸太郎、東野圭吾等を買ってしまいがち。別に新作とかでもなく読んでないものを見つけると。


野沢 尚
烈火の月 (小学館文庫 の 1-1)

刑事もの。

なんとなく、ほかの野沢尚が書く主人公って線が細い感じのイメージがあったのだけど(勝手なイメージですが)、これはそんな感じとはまったくちがう、ぶっとい感じの刑事が主人公。なにせ悪いやつをぶん殴れるから刑事になったような。

北野武監督作品『その男 凶暴につき』の原案であるもの。読み終わってからしったのだけど。





伊坂 幸太郎
アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)


これも映画化されていたのを知らないまま読んでた。

「2年前」と「現在」の話が交互に進み、いろんなところで伏線はりながら、さまざまな謎が最終局面で明らかとなる。なんでアヒルで鴨なのか。読んだらわかるとこ。

最後の最後はちょっとなと思うところもあるけど、それでも面白い。

この前読んだ同作者の「グラスホッパー」よりも個人的には好き。



映画のほうも来年初頭にはDVD化されるらしく、ちょっと借りてみようかなと。主題歌がボブデュランてのが、よい。(原作中にいろんなところで、でてくる曲)