この本「監査難民」、購入して読んでるときに、いろいろなブログで取り上げられている本だなぁと思っていましたが、そもそも俺が購入したのは某有名会計士ブログにて取り上げられたのがきっかけで、購入したのですから当然ちゃ当然。

種村 大基
監査難民 (講談社BIZ)

で、この内容はというとノンフィクション・中央青山監査法人の末期史って感じでしょうか。他の人も言っていますが、「監査難民」ってネーミングは実際の内容とはそぐわない感じです。


中央青山監査法人が相次ぐ問題の中で、再起を図り一丸となってがんばってやっていこうという中で秘密裡にアメリカPWCと交渉し「あらた監査法人」を立ち上げた旧青山出身の通称4人組み。中央青山監査法人の中では、青山監査法人出身者は本流ではなく、あらた監査法人の発起は亜流派である旧青山出身者の一種のクーデターだというふうに、本の中では悪者っぽく書かれています。


その4人組のリーダー的存在が現あらた監査法人CEOの「高浦英夫」氏。


あらた監査法人のHPにはこの高浦CEOのメッセージが写真とともに掲載されていますが、その写真が家庭菜園のようなところに立っている写真。この本を読んでからだと、この無理やりほのぼの写真がとてつもなくウサンくさく感じてしまいます。


やはり日本人、判官びいきなところがあるのでしょうか。

あらた監査法人HP
http://www.pwcaaratacareers.com/policy/message-ceo/