本日5月31日の日経新聞の記事に、ドコモの中村社長のコメントがのっていました。見出しは「携帯電話の割賦販売を検討」というもの。
割賦販売といえば、先行してソフトバンクモバイルが行っている「スーパーボーナス」が思い出されます。しかしあれが本質的に割賦販売であるといえるかは、また今度会計ネタとして書くとして、今回はドコモの社長のコメントより。
「一台の端末を長く続ける人の通信料割引や割賦方式での端末の割引販売でKDDIやソフトバンクモバイルに対抗していく」
「二年間などの長期利用を前提に通信料や各種サービス料の割引率を高くしたい」
俺が思うに、現在の短期での携帯電話機種変更の風潮は、携帯電話会社が作り出したものだと思われます。
確かに、目新しさがないと現在の消費者が食いついてこないため常に市場に新しいものを投入しなくてはならないということもあるのでしょうが、それにしてもあたらしい機種がですぎ。特にドコモは900iシリーズと700iシリーズがあるので、年間4機種が新たに出ているのではないでしょうか。
この状況を見る限り、俺にはキャリア側が新たな機種の使用を促しているとしか思えません。こんなに新しい機種をだしといて、本当はひとつの機種を長く使って欲しいつうのは矛盾していると思うのですが。
これに加え、各携帯キャリアが手探りでいろいろと発表する新たなサービス。新たなサービスを提供してくれるのは、(それが本当に求めているものに限り)利用者側にとってありがたいものですが、現行では新たなサービスを受けるには、それを利用ができる新たな機種を買わなくてはサービスを受けられない状況にあります。
長く使うことを前提とするならば、ソフトウェアのダウンロード等により、新たなサービスもそこそこの機種ならば使うことができるようにし、はやくこの状況を打破して欲しいものです。
つまるところ、利用者すべてが本当にここまで新たな機種を求めているとは思いません。少なくとも俺は902iだし俺の友人等もそこまで新しいものを求めていないようだし。(ドコモに関していえば周囲のドコモ占有率は90%を超えていますが、904など使っている人まだ見てません。)
ということを考えると、やはりこの新機種の乱立状況は、携帯会社の自己満足としか思えんのです。
「いずれも今年の冬商戦向けの新機種販売にあわせて導入を検討する。」
ってほら、いってるそばからこれですからね。