記事より~

ジャスダック証券取引所は29日、先端技術の事業化などに取り組む新興企業向けの新市場を、早ければ8月にも開設すると発表した。事業の将来性を専門家が評価した上で上場を承認するのが特徴。新興市場の新設は約7年ぶりとなる。

 バイオテクノロジーやロボット開発など、先端技術の実用化に取り組むベンチャー企業が対象。ジャスダックは上場審査の際、専門家による評価委員会の意見を聴き事業の将来性を判断する。

 新興企業による不祥事が相次いでいるため、従来のように決算などに関する情報開示だけでなく、経営や事業計画の進み具合、見通しなども開示するよう義務付ける。

 新市場の名称は公募して決める。ジャスダックのホームページで4月18日夕まで受け付ける。

 今、国内にある新興市場はジャスダック、東証マザーズ、大証ヘラクレス、名古屋証取セントレックス、札幌証取アンビシャス、福岡証取Qボードの計6市場。


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ちょっと前のニュースですが、ジャスダックの新市場開設ということです。


俺も仕事で、上場準備会社に行くことが多々ありますが、企業が上場を考えるときまずは、ジャスダックかマザーズ上場を目指すことになります。その後、いろいろな上場条件を考慮していく過程で本来の希望がジャスダックorマザーズだったものがヘラクレスとなり、そこも無理だと、その他へとなっていくのが現状ではないでしょうか。まぁヘラクレスが無理な場合、たいていの企業はその時点での上場をあきらめますが。。。



俺のかってなイメージだと、できたばかりでいけいけの会社はマザーズを目指し、創業から結構経って上場しようとしている会社はジャスダックを目指すような印象を受けます。まぁ、マザーズ上場の要件は高い成長性ですので、そのイメージは当たり前っていうことなのでしょうが。



そんな、マザーズに対抗するかのような今回のジャスダックの新市場なのですが、成長性の高さをも踏まえた技術力の高さっていうものを求めるのが、この市場の一番の要件となるようです。そのため、外部の有識者等から技術評価をおこなってもらったうえで将来の成長性を判断することになるとのこと。

この技術力の評価っていうものがどれだけのレベルで行われるのか、ベンチャー企業にとって虎の子であるはずの技術力をどれだけオープンにしなければならないのか、まだまだ詳細なところまで公表されていないためわかりませんが、投資家に信頼性を付与するための新しい取り組みをどう受け取るのかが見物です。



なお、上記ニュースでも記載されてますが、今回の新市場の名前をジャスダックのホームページ上で募集しています。正式に採用された人に100万円の報奨金がでるということです。ちなみに俺も、昨日応募してみました。興味ある方は18日までなのでお早めに。